
100人100色―女性が自分らしく暮らせる生活を提案したい。airCloset×ABLEプロデューサーー赤星昭江さんのお話し
目次
- 1 ———これまでのキャリアについて教えてください。
- 2 ——多方面で活躍する赤星さん。自分の肩書きをつくるとしたら?
- 3 ——1日のスケジュールや日課について教えてください。
- 4 ——これまでで一番忘れられない仕事は?
- 5 ——仕事で壁にぶつかった時、どう乗り越えましたか?
- 6 ——働いている時のあなたを「色」にたとえると?
- 7 ——あなたにとって「働くこと」とは?
- 8 ——今後「こうありたい」と思う姿についてお聞かせください。
- 9 ———プライベートについてお尋ねします。現在のお住まいは?
- 10 ——息抜きやストレス発散の方法について教えてください。
- 11 ——これからチャレンジしたいことは?
- 12 ——あなたのこだわりやお気に入りの一品について教えてください。
- 13 ——自分の人生で一番大切にしていることは?
- 14 ——幸せだと思う時間・瞬間は?
それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。
今回ご紹介するのは、東京都墨田区在住の赤星昭江さん(31)。不動産賃貸仲介の株式会社エイブルで、賃貸で暮らす女性の生活を応援するため、様々な嬉しい特典がある女性入居者向け会員クラブ「MAISON ABLE CLUB」の企画運営のほか、当クラブ会員向け特典でもあるエアークローゼットとエイブルのコラボファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE」のプロデューサーとして活躍しています。airCloset×ABLEでは、プロのスタイリストがシーンやライフスタイルに応じてパーソナルスタイリングを提案してくれるほか、MAISON ABLE CLUB会員(プレミアム会員)の方は、毎日無料で洋服をレンタルすることができるので、洋服を買う必要もなくなり、浮いたお金で憧れの街に住むこともできるそう。賃貸とファッションのレンタルを組み合わせるという画期的なサービスを立ち上げた赤星さんは、「仕事が嫌だと思ったことがない」というほど仕事に対してポジティブ。その原動力がどこからくるのか、お話しを伺いました。
———これまでのキャリアについて教えてください。
2009年株式会社CHINTAI入社。大阪での不動産営業を経て、雑誌CHINTAI編集部に異動し、2013年に雑誌CHINTAIの編集長に就任。その後、動画事業の立ち上げや自社メディアの企画セールスなどに関わり、2016年にグループ会社である株式会社エイブル社長室に異動し、女性向け施策の新規事業担当として業務を開始。
女性入居者向け会員クラブ「MAISON ABLE CLUB」の企画運営のほか、当クラブの会員特典でもある、ファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE」のプロデューサーとして、立ち上げから担当しました。
▶女性入居者向け会員クラブ「MAISON ABLE CLUB」
——多方面で活躍する赤星さん。自分の肩書きをつくるとしたら?
「女性の新しい暮らし方クリエイター」でしょうか。賃貸で暮らす女性たちは家賃や生活費の負担から、どうしても実家で暮らす女性たちより経済的な面で弱者となりやすいのが現状です。地元を離れて1人で賃貸物件に暮らしながら仕事に恋愛に頑張る女性たちを、もっと“自分らしく”楽しく暮らして欲しいという想いから、エイブルで女性入居者向け会員クラブを立ち上げました。当クラブの会員特典として、まずリリースしたのが、ファッションレンタルサービスの「airCloset×ABLE」です。
部屋もそうですが、服も借りるのがスマートな時代。似合うか試したり、必要な時にだけ必要な服を借りる“所有しない”暮らし方というのは現代女性のライフスタイルに非常に好ましいと感じています。当クラブ一部会員は毎日いつでも洋服が無料でレンタルしていただけるので、極端な話、毎月の洋服代も浮いて、クローゼットも必要なくなります。浮いた洋服代を家賃に充てることで、家賃が高めな憧れの街の恵比寿や表参道にも住めちゃうかもしれません!
今までにない、新しい暮らし方を「新しいあたりまえ」にしていくことで、実家暮らしの女性たちがひとり暮らしを考えるきっかけとなったり、賃貸で暮らす女性の暮らしが豊かでハッピーなものになればと考えています。
——1日のスケジュールや日課について教えてください。
7時に起床。9時過ぎに出社して、朝はオフィスでメールチェックと必要に応じて他部署とのミーティングなど。午後は商談で企業訪問をすることがほとんど。空いた時間は、airCloset×ABLEへ足を運び、スタイリストメンバーとの情報交換や、お客様の様子などをチェックしています。
夕方には本社に帰社して、当日お会いした企業様へのご連絡や企画書の作成、社内の事務処理などをして退社。帰宅後は眠くても極力湯船に浸かるようにして1日の疲れを取るように心がけています。また、最近は仕事でもプライベートでもインスタグラムを活用していて、女性の間で流行っているものなどトレンドは早くキャッチして仕事に活かせるよう、毎日就寝前にインスタグラムをチェックしています。
そのほかに、日課にしていることは、コーヒータイムを必ず1日1回はとるようにしています。何事もメリハリが大事だと思うので、仕事の合間に5分のコーヒータイムなど、休息時間を取り入れるようにして、仕事のモチベーションを維持するようにしています。
——これまでで一番忘れられない仕事は?
やはりファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE」のオープンですね。
2016年5月にエイブルの平田社長からお話をいただいて、早々に事業計画を立て、ファッション関係の企業様へご相談に足を運び、7月に株式会社エアークローゼット様と業務提携させていただくことになりました。
それからは、店舗のリフォームやサービスの準備、エイブルの会員は毎回無料でレンタルできるという会員特典を実現するために、法務的な調整や、収支計画などあらゆる面での調整を行い、10月に無事オープンを迎えることができました。
企画立案から半年でオープンを迎えられたことは自分自身とても達成感がありましたし、同時に「周りの方々のおかげでここまで来ることができた。仕事は一人では出来ない」と改めて実感しました。
おかげさまで、オープンから半年経った今では多くのお客様にご来店いただけるようになり、さまざまな企業様とのコラボイベントなどもさせていただき、日々感謝しています。そうした努力で作り上げた大切なお店なので、仕事の合間には極力店舗に足を運ぶようにし、店舗のスタイリストメンバーから店舗の状況について話を聞いたり、一緒に企画を考えたり、お客様に感動を提供できるお店作りを心がけています。
——仕事で壁にぶつかった時、どう乗り越えましたか?
「継続すること」に尽きると思っています。無理だ。もうダメかもしれないと思った時も、逃げずにその時できるベストを尽くすようにしています。逃げずにがんばっていると、周りで見てくれている人たちが助けてくれたりもしますし、とにかく諦めずに頑張りつづけることで壁は乗り越えられると思います。
——働いている時のあなたを「色」にたとえると?
名前が赤星だから、ではありませんが(笑)、昔から友人たちに赤のイメージと言われます。常にバタバタ騒がしくしているせいかもしれませんが、動的なイメージの赤なのかなと思います。
——あなたにとって「働くこと」とは?
私にとって働くことは、「ワクワクすること」です。
私は他の人と比べて、仕事とプライベートの垣根があまりないほうかもしれません。「仕事=自分がしたいことをしている」という感覚が強いので、あまり、というか全く仕事が嫌だと思ったことがありません。
また学生時代、就職活動中に、入社した会社の役員から「社会人になると、1週間のうち5日間は仕事。しかも、朝起きて、仕事して、帰宅したら家でご飯食べて寝るだけって考えたら、人生の大半は仕事。だから、自分の人生を楽しくしたいなら、自らがやりたい仕事を企画してワクワクする仕事を作れば良い。」と言われたのをよく覚えています。
おかげさまで、入社して8年が経ちましたが、ずっと自分がしたいと思える仕事をすることができました。すごくハッピーな社会人生活です。仕事をすることは楽しくて仕方がないですし、10年目を迎える来年からは今までよりもさらにパワーアップして、女性に夢を与えられるような、世の中をあっと驚かせるような面白いことをやっていきたいなと思っています。
——今後「こうありたい」と思う姿についてお聞かせください。
私個人としては、今後の人生のなかで結婚をしても、子供が生まれても、どんな状況においてもずっと仕事を続けていきたいと思っています。そして、常に自分が会社や社会から求めてもらえるような人材でありたいと思っています。
そのために、現状の仕事に満足せず、常にスキルアップを意識し、セミナーに足を運んだり、仕事に関連するような資格取得をしたりしています。また、社外の方との出会いやコミュニケーションも大事にしていて、業種を問わずいろんな方々とお会いして情報交換するように心がけています。
———プライベートについてお尋ねします。現在のお住まいは?
今は墨田区の押上で一人暮らしをしています。駅から徒歩1分、自宅の扉を開ければ目の前にはスカイツリーという環境です。押上に住むと決めた理由は特にないのですが、独身で賃貸物件に暮らす良さは、なんといってもその“自由さ”。せっかくどこにでも住める状況にあるなら、今の内にいろんな場所に住んでみたいと思い、2年前まで4年間住んでいた品川区を離れて、南から東へ。半蔵門線の始発駅ということにも魅力を感じて、押上に住むことにしました。
品川とは環境がガラリと変わり、下町風情あふれる街で、たまに祭囃子が聞こえてきたり、「火の用心~」の声が聞こえてきたり・・・。街の人たちとの交流が多く、温かさを感じながら暮らすことができる素敵な街です。ちなみにまた新たな発見を求めて、今年中に新しい場所へと引越しを計画していますよ!
——息抜きやストレス発散の方法について教えてください。
友人との時間、至福のパンケーキタイム。
気の知れた友人たちと集まり、仕事やプライベートの話などお互いに気兼ねすることなく話しながら、美味しいご飯を食べる時間がしあわせ。私も友人もパンケーキ好きで、最近では夜中でも関係なく、パンケーキを食べに行ったりしています。太るとかは気にしません(笑)。
▶︎パンケーキコレクション(すべて赤星さんのInstagramより)
——これからチャレンジしたいことは?
年1回ペースでの引越しです。住居が変わるというのは、自分の生活の主要素が変わることになるので、生活のなかに新しさ、新鮮さはもちろんですが、それによって自分もリニューアルされたような、新しいことにチャレンジしようという気持ちが湧いてくるものだと思っています。毎年新しい区に引っ越すようにすれば、あと22年間で都内制覇できちゃいますし!(笑)
実は雑誌CHINTAIの編集長をしている時に、「毎週新しい家に引っ越す!」みたいな企画を考えていたことがあって、結局実現はできなかったのですが、あの時あの企画やっていればなーなんてよく思ったりもします(笑)。初期費用や部屋探しの時間など引越しをするのはまだまだハードルの低いものではありませんが、今後、賃貸で暮らす女性たちがもっと自由に気軽に引越しができるような社会を作っていければと思っています。
——あなたのこだわりやお気に入りの一品について教えてください。
デスクの中央に、会社近くの豊川稲荷の縁結びお守りを置いています。プライベートでもそうですが、仕事でもなんでも「素敵なご縁がありますように」という想いを込めて、お守りを置いています。
——自分の人生で一番大切にしていることは?
「継続」と「信念」。仕事でもプライベートでも、自分が一度やる!と決めたことはとことんやりきるようにしています。無理じゃないかな、と挫折しそうになる時もありますが、信じてやり遂げるようにすれば、きちんと結果はついてくると信じています。途中で諦めたり、逃げるようなことをすると後悔だけが残ると思うので、自分の人生のなかで悔いは残さないよう、一度決めたことには諦めず常に全力でぶつかります!その方が結果、楽しく過ごせていることが多いです。
——幸せだと思う時間・瞬間は?
仕事の仲間やお客様、家族や友人から、「ありがとう」「いてくれて良かった」「助かった」と言ってもらえた時に、自分が何か役に立てたことがとても幸せだなと思います。
どんなに大変な仕事でも、やりきった後に「ありがとう!」と感謝のお言葉をいただけると今までの苦労や疲れも吹っ飛んで、また仕事に邁進、走り続けられる単純な私です。
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「仕事=自分がしたいことをしている」の感覚で働いているという赤星さん。お話しを伺って感じたのは、仕事に限界をつくってはいけないということ。赤星さんの行動力やポジティブな発想が、周囲の人を惹きつけて、より大きな仕事を実現していくのだと思いました。「社会をあっと驚かせるような面白いことをしたい」という赤星さんが、これからどんな新しい価値や暮らし方を提案していくのか、さらなる活躍が楽しみですね。
取材・記事/
いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。
働く・暮らす・子育てなど、クレディセゾンで働く社員が当事者目線で選び抜いたコンテンツを発信。
「新しい働き方と暮らし」をコンセプトにしたキュレーションメディアです。
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SAISON CHIENOWA ×ケノコト 連載企画
いろんな女性の働く・暮らすを知ること。
100人100色記事一覧はこちら
赤星さんのお仕事関連のサイトこちら
MAISON ABLE CLUB公式サイト
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