
いつもの景色に新しい発見『土を踏む、歩くことの楽しさ』
目次
クルマを降りて住んでいる街周辺を歩いてみる。それだけで新しい気づきがありました。
先日、ボクの住む町で「ウォーキング大会」が開催されました。このイベントは3つのコースに分かれて町を歩く。という内容で、コースは「8km」、「13km」、「21km」と、普段歩き慣れていない人にとっては恐ろしい距離。でも「このような大会に参加しないと運動する機会がないな」と思い、息子と2人で参加してきました。そこで13km歩いて感じた気付きをお伝えします。
川、田んぼ、花の新しい発見
コースは普段はクルマでアッという間に通り過ぎる場所。クルマでは1分もかからずに通り過ぎる道が、歩きだと10分以上かかります。そこで、見えてくる新鮮な景色。いつも通りすぎるだけなのに、なぜか新しく感じるんです。
この川には魚がいそうだな。でもいないのは、濁っているからかな?田んぼ多い通りだけど、よく見たら空き地なんだ。と気付いたり。息子が雑草の種類をたくさん知っていて、パパに一生懸命雑草の名前を教えてくれたり。普段クルマに乗って通り過ぎるだけの道なのに、歩くとこんなにも発見があるんですね。
程よい疲労感で生きることを再確認
13km歩ききるのにかかった時間は休憩を含め、約4時間30分。終わった瞬間に頭に浮かんだ言葉は「息子よ、お疲れ様!」でした。大人でもこんなにキツかったのに、息子はもっとキツかったんだろうな・・・。と。ボクもですが、普段デスクワークをしていたり、温かくて雨もしのげて過ごしやすい家の中にいると、「生きること」について考えることがありませんよね。キャンプやアウトドアでもよいですが、無理やりでも外に出て体を使って、普段やらないことをやって、体に負荷をかける。土を踏むって、こんなに楽しいことなんだ。そういえば肉体的な疲労感ってこんな感じだよなぁ。と、泥のように眠る寸前にそんなことが頭に思い浮かびました。次の日起きたらやはり筋肉痛になっていましたが、13km歩いたということもあり筋肉痛が勲章のような気持ちになりましたよ。
勝手にウォーキング大会、いかがですか?
ボクたちが参加したウォーキング大会は一年に一回ですが、イベントが開催されてなくても歩くことはできます。一人でも、家族とでも、友人とでも歩けるんです。普段得られない気付きや、子どもとのコミュニケーション、五感も刺激するのにちょうどよいんです。「最近運動不足だな」、「感覚が鈍っている感じがする」と思う方は、「勝手にウォーキング大会」を試してみてはいかがでしょうか?
文/橋本 憲太郎
記事/.HYAKKEI
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