
お手頃価格で栄養も満点『かいわれ大根とにんじんのプレスサラダ』
目次
お手軽価格で安定供給、でもなかなか主役になれない脇役野菜の一つといえば【かいわれ大根】
かいわれ大根は、大根の発芽直後の苗の茎と子葉のスプラウト野菜の一種。 スプラウトは、発芽野菜とも呼ばれて、他にはもやしやブロッコリースプラウトなどがありますね。
ピリッとした苦みが魅力のかいわれ大根は、大根の種を発芽させ、顔を出した芽に太陽光を当てて育てます。 芽の状態では、成長に必要なパワーや栄養を多く含んでいて、やがて芽が成長すると、種子の状態では存在しなかった栄養を合成するそうです。
そして、ここ最近はスーパーフードとしても人気が高まっています♪
大根より栄養がある!かいわれ大根の栄養価
実はかいわれ大根は「機能性野菜」とも呼ばれていて、すぐれた栄養効果、効能を発揮する野菜だということをご存じでしたか?
かいわれ大根には、がん予防にも役立つ辛み成分のイソチオシアネートや、炭水化物の消化を助けるジアスターゼ、タンパク質や脂質を消化を助けるオキシターゼのほか、美容や健康に欠かせないベータカロチン、ビタミンC、ビタミンKなどの栄養素も豊富。そして、安眠効果も期待できる、メラトニンも豊富に含んでいます。大きくてしっかりと成長した大根よりも、ひょろひょろっと頼りなさげなかいわれ大根の方が、栄養価が高いほどなのです。
マクロビオティックでは、かいわれ大根のようなスプラウト野菜は、上昇のエネルギーのある【陰性の野菜】と定義していて、春から夏の気温が高い時期に生で食べることで、心と体に軽やかなエネルギーがチャージできると考えられていますので、是非、積極的に召し上がってみてくださいね。
そこで今日は栄養満点のカイワレ大根をタップリ使ったサラダのレシピをご紹介いたしますね。
『かいわれ大根とにんじんのプレスサラダ』材料(4人前)
人参 100g
かいわれ大根 1パック
梅酢 小さじ2
塩 適量
『かいわれ大根とにんじんのプレスサラダ』作り方
1.人参は薄い千切り、かいわれ大根 は根元を切り、長さを1/2に切っておく
2.ボウルに人参を入れ、塩をまぶす
3.同じ大きさのボウルに水をはり、2の上にのせ10分以上プレスする
4.手で水気を絞り、かいわれを加えて梅酢と塩で味を調える
オーガニック料理ソムリエが教える『かいわれ大根とにんじんのプレスサラダ』を美味しく作る秘訣
かいわれ大根は漢字で「貝割れ大根」と書きますが、これは葉の形が二枚貝が開いたように見えることが由来だそう。 茎が白くピンと立って伸びており折れていないもの、葉がキレイな緑色をしているもの、水を吸っているスポンジがしっとり湿っていることが新鮮である証拠ですので、よく確認してからお買い求めくださいね。
買ってきた貝割れ大根はパックに少量の水を注ぎ、パックの上からビニール袋を掛けて冷蔵庫の野菜室で保管すると長持ちしますよ。 水は毎日取り換えた方がよいですが、入れ過ぎると根腐れを起こすので要注意!この方法で保存すれば一週間程度は持ちますが、野菜は新鮮なほうがエネルギーが高いので、出来るだけ早めにめしあがってくださいね。
記事・レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
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ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。
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