
日常の中に音楽を 〜ケミカルボリューム夏空の下、寝ころがりながら聞きたい一曲『地平線』~
何の変哲もない日常の風景。
誰かに話すまでもないけれど、湧いては消えていくふと思い浮かぶ気持ち。
「ケミカルボリューム」の音楽は、そんな何気ない毎日の瞬間を切り取って、すこし特別なものに変えてくれる不思議な力を持っています。
とある地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝日で曲作りをしている、
ユニークなライフスタイルの宅録ユニット、通称≪ケミボ≫。
独自の生き方を貫く彼らの手から生まれる楽曲を1曲ずつひも解いていけば、ケミボの本質が見えてくるかもしれません。
今回ご紹介する一曲『地平線』。 どんな想いからできた曲なのでしょうか。
太陽は沈んでもまた昇る。明日は来る。だから今日を生きる。
binyl records×リットーミュージックの企画で、伊藤涼さんによる、日本初の“作詞エッセイ”発売に合わせ、コラボ企画として作詞コンペを開催しました。その時のグランプリ作品 とケミカルボリュームの合作で書いた曲です。
タイトルは「地平線」。
日々は立ち止まることなく流れていき、思い出が浮かんでは消え、分からないままに進んで行く道があり、気付けば手にしてるものや失ったものがある。
それでも太陽が昇る空は変わらない。太陽が沈む地平線はただただ遠くに変わらず見えている。
明日へ向かって声なき声で叫んでみた。明日は来るから。
明日のため、誰かのため、誠実であろうと思います。開いた手の中には温もりがあるから。
ケミカルボリューム×ケノコト「ケミボノコト」最後の曲でした。素晴らしい企画に参加させて頂けたことに感謝しています。
記事を読んでくださった方。音楽を聴いてくださった方にお礼と感謝を込めて♪
Chemical volume
地平線(リットー歌詞コンペ作品)
流れ出すメモリーズ 追いかけた
見慣れた風景は 何も言わない
何となくルーレット 回したら
いつも通り運命は 動き出した
儚く消えそうな 精一杯絞った か細い声が
聞こえた今日も この手握って どこかへ
アテなど無いこの世界だって 隅から隅まで澄み渡った
終わりのない旅 くり返してたんだろ? どうなんだい?
闇も光も感じなかった ただただ唯一が 自分だった
薄まることない 空の色だけは 雄弁であれ
流れ出すメロディー 遠ざかり
期待通り運命は また動き出した
ふり向いた瞬間に 精一杯叫んだ 大声が
響き渡って そのままどうか 明日へ
絶対値から見てたこの世界は 決してわかり合えなくも泣いて
軋んだ心 サヨナラするんだって そうやって
嘘が絡んで動けなかった 昨日は何とか振りほどいて
明日のために 誰かのために 誠実であれ
もうどうにもならない世界だって 永久に続いてくこのストーリー
重なり合う日も それ程離れてない そうきっと
理想を描いた地平線は 夢のまた夢 砂に変わったけど
開く手の中に ぬくもりが残った また歩き出せ
生きていくこと。それに付随していること。
誰かのルール。自分で作った檻。
人生は何のためにあるのか。誰のためにあるのか。自分は何なのか。
もがくと余計に絡まる糸。
でも、日々を誠実に生きていたら、ある時その糸はするりと解けることがある。
その先にある世界。
それはとても幸福な世界でした。
だから生きてきてよかったんだ、これからも生きていこう。
幸せに。
そんな大切なことに気づいた時のことをこの曲は思い出させてくれました。
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Chemical Volume / 地平線 Short Ver/ライフスタイルミュージック
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記事・歌詞 / Chemical Volume(ケミカルボリューム)
映像 / 渡邉高章
書 / 愉咲
モットーは「自分たちの力量、環境、機材でできることしかやらない」。
地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝で音楽を作っている宅録ユニット。
公式ホームページ
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Twitter
ケミボチャンネル(YouTube)
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