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まめ知識 2018.08.15

ミツバ、セロリ、パセリ…香辛料としても知られる『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

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香りが強い特徴があるセリ科の野菜。野菜としてだけではなく、香辛料として使われることも多くあります。野菜としてはあまりメジャーではありませんが、実は普段食べている野菜の中にも、セリ科の仲間は存在しているのです。

セリ-『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

春の七草の1つとしても有名なセリ。ただ普段からよく食べているという人は少ないのではないでしょうか。セリは湿地や小川など、水分の多い場所に自生する野草です。名前の由来は一か所に茂って生える様子から。「せまり」合うように生える様子が、だんだん短くなって「セリ」という名前に落ち着いたのです。

生命力を感じさせるその姿から、日本人は古くから、命が芽吹く春先になるとセリを摘み、食用や薬として利用していました。

セリにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは美容効果に優れる他、免疫力を高めて風邪を防止したり、抗酸化作用によって体の老化を抑えたりする働きがあります。βカロテンも豊富です。βカロテンは腸でビタミンAに変換される成分で、やはり抗酸化作用に優れる上、皮膚や粘膜の状態を正常に保ち、体を外敵から守ってくれるのです。

セリは爽やかな香りと歯触りを持っているため、よくおひたしや和え物として食べられています。ただ独特の苦みがあるため、好き嫌いが分かれる野菜とも言えるでしょう。
『セリ科の野菜の種類とあれこれ』セリ

ミツバ-『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

日本料理には欠かせない存在であるミツバもセリ科の野菜です。お吸い物や茶わん蒸しの香りづけとして、そしてそれらの料理に緑を添える存在としてよく使われています。

ミツバという名前は、葉が3つに分かれている様子から付けられました。北海道から沖縄まで、日本のあちこちで採れる野菜で、山地の日陰なども自生しています。日本では江戸時代から栽培されるようになり、現在ではハウスで水耕栽培されたものが主流となっています。
どうしても「添え物」のイメージが強いミツバですが、実は栄養に富んだ野菜です。

まずあの爽やかな香り。日本人になじみ深いあの香りは、クリプトテーネンやミツバエンと呼ばれる成分によるものです。神経を鎮める効果がある他、食欲増進の効果もあります。お吸い物や茶わん蒸しにミツバが添えられるのは、料理を美味しく食べるためでもあるのです。

また、ミツバはビタミンAに富んだ野菜でもあります。ビタミンAは目の明暗機能に働きかけ他、皮膚や粘膜などの働きにも大きな役割を果たしています。鉄分も豊富なので、貧血の予防にも効果大です。
普段はあまり目立ちませんが、大きなポテンシャルを秘めた野菜だと言えるでしょう。
『セリ科の野菜の種類とあれこれ』ミツバ

セロリ-『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

セロリはヨーロッパを原産地とする野菜です。もともとはその香りを活かしてワインの香りづけにつかわれていましたが、17世紀ごろから野菜として食べられるようになりました。

日本では戦国時代、豊臣秀吉の明侵攻の際、加藤清正が持ち帰ったという説があります。その後1800年ごろにオランダから運び込まれましたが、当時は香りが強すぎることもあって広がりませんでした。セロリが日本で広く食べられるようになったのは、日本人の食生活が西洋化してからなのです。

セロリにはビタミンAとカリウムが多く含まれています。ビタミンAは免疫力向上と抗酸化作用により体を守ってくれる成分です。カリウムには血中の余分な塩分を排出し、血圧を安定させる効果があります。また膵臓の働きを助ける効果もあるので、糖尿病予防にも効果的です。

セロリのあの独特の香りは、ジヒドロフタライドと呼ばれる成分によるものです。イライラ解消や鎮痛作用があるのですが、食べるときにはその香りが気になって好きになれない、という人も多くいます。セロリのクセが気になるときは加熱するのがおすすめです。
生で食べるイメージの強い野菜ですが、加熱するとクセが消えてマイルドになり、かつ効能もえることができます。
『セリ科の野菜の種類とあれこれ』セロリ

パセリ-『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

独特の強い香りと苦みを持つパセリ。そもそも食べられるのか分からない、という人も多いですが、ちゃんと食べられる野菜です。パセリは地中海沿岸地方が原産地、ヨーロッパでは馴染みの深い野菜です。

日本では18世紀ごろ、長崎に持ち込まれました。オランダからやって来たことから、当時は「オランダゼリ」と呼ばれていたそうです。
どうしても料理の添え物というイメージが強いパセリですが、非常に栄養価に富んだ野菜です。特にビタミンCの含有量はすべての野菜、果物の中でもトップクラスを誇ります。体内でビタミンAに代わるβカロチンの量も豊富な他、ビタミンB1、B2なども豊富に含まれています。

また、野菜の中では断トツで鉄分が多いという特徴もあります。鉄分は不足すると貧血を引き起こす他、イライラや目眩を起こすこともあります。

栄養価は高いものの、やはり強い香りと苦みのせいで食べにくいパセリ。そのまま生で食べるのはハードルが高いので、料理に混ぜたり、素揚げにしたりするのがおすすめです。また、ジュースにして飲むのも簡単で手軽です。
『セリ科の野菜の種類とあれこれ』パセリ

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セリ科の植物は香りや苦みが強いものが多く、苦手としている人も多くいます。とはいえ、せっかくの高い栄養価を無駄にしてしまうのはもったいないので、ぜひ自分なりに食べやすい方法を探してみてください。少しの手間で美味しくなる上、多くの効能を手に入れることができます。

文/ケノコト編集部

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