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まめ知識 2017.08.17

辛味成分が健康に良い?『知って得する唐辛子の成分と保存方法』

中南米やアジアを中心として世界的に古くからよく利用されている香辛料として名高いのが唐辛子です。辛味の強さが特徴的な野菜ですが、様々な品種があってその強さや香り、色合いなどにも大きな違いがあります。

カプサイシンは有名な唐辛子の成分ー『知って得する唐辛子の成分と保存方法』

カプサイシンは唐辛子に含まれている成分として最も有名なものであり、その効果についても深く研究が進められてきました。カプサイシンには副腎皮質を刺激してアドレナリンを放出させる作用があります。アドレナリンは人の神経系において交感神経の賦活化に関与するのが特徴であり、全体として身体の活動度を活発にすることができる生体内物質です。

カプサイシンを摂取するとエネルギー代謝が活発になって糖質や脂質を分解する働きが強まり、血行が促進されることによってそのエネルギーが全身に行き渡るようになります。疲労回復に役立つことに加えて、代謝量を増やしてダイエットにも効果を期待することが可能です。

また、エネルギーが熱としても利用されるため、体温調節のために発汗作用も示し、水分や老廃物の排出を促してむくみの解消にも寄与します。辛味による刺激は消化器系の活動も活発化させることができるため、食欲を増進させつつ消化液の分泌を通して消化も促進できるのが特徴です。この他にもリウマチの痛みに対する緩和作用なども示されていて広い健康効果を期待することができます。
辛味成分が健康に良い?『知って得する唐辛子の成分と保存方法』ー唐辛子のにんにく炒め

ビタミンやミネラルも豊富な唐辛子ー『知って得する唐辛子の成分と保存方法』

唐辛子には栄養も豊富に含まれています。三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく含んでいて炭水化物のほとんどが食物繊維になっているのが優れている点です。食物繊維は現代食では不足していることが多く、排便の習慣があまりない人にとって良い効果を示すと期待できます。

一方、ビタミンやミネラルに関しても不足しやすいものを広く補うことが可能です。唐辛子の色の成分として主なものがβカロテンであり、黄色や赤色に色づいているものであれば多く含まれています。目や髪の毛、皮膚や粘膜などの維持形成に関わる重要なビタミンであるビタミンAに体内で変換される成分です。ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群も多く含まれていて、カプサイシンの効果と相まってエネルギーの消費を促して代謝に活用するのを促します。

また、抗酸化作用の強いビタミンEが豊富なのも唐辛子の特徴です。ミネラルについても血圧の調節に関わるカリウム、諸々の代謝活動や排便に影響を及ぼすマグネシウム、血液を作るのに欠かせない鉄分などを多く含んでいます。
辛味成分が健康に良い?『知って得する唐辛子の成分と保存方法』ー唐辛子炒め

乾燥させると長期保存が可能ー『知って得する唐辛子の成分と保存方法』

唐辛子は生のままでは冷蔵庫の野菜室で保存すると一週間程度は保存できます。ビニール袋に入れて密封して保存するのが基本です。切り口から傷んでしまいやすいため、ときどき切り口の部分を切り落とすようにするともう少し長く保つようになります。

冷凍保存をすることもできますが、食感も香りも落ちてしまうので長期保存に向いているわけではありません。刻んで使える状態にした上でラップで包み、密封できる袋に入れて冷凍すると一ヶ月から二ヶ月程度は使用することができます。

唐辛子を保存するときにより優れているのが乾燥させる方法です。ひもにかけて吊るしておくだけで簡単に乾燥させることが可能であり、数日間天日干しにしておけばカラカラの状態になります。このまま常温で保存することができるので便利な保存方法です。

乾燥させる過程で辛味が増しやすいので、もっと辛い唐辛子が欲しいというときにも良い方法です。ただし、未熟で青い唐辛子の場合には乾燥させるのが難しく、乾燥させても保存性が良くないので冷蔵か冷凍で保存するのが適しています。

種類と調理方法による辛味の違いー『知って得する唐辛子の成分と保存方法』

唐辛子として日本で有名な銘柄は鷹の爪ですが、国内の銘柄だけでもほどからなんばん、弥平とうがらし、島とうがらしなど様々な種類があります。世界的に見ればギネスブックに載ったことでも有名なハバネロ、ハラペーニョ、ブリッキーヌ、インディアンペッパー、ベトナムオレンジなどの様々な銘柄のものがあり、それぞれが違う風味と辛味、色合いを持っていて使い分けられていることも少なくありません。

鷹の爪に比べるとほどからなんばんは辛味が控え気味ですが、ハバネロやハラペーニョは辛さでさらに上の領域に入ります。また、収穫時期による違いもあり、青唐辛子は未熟な唐辛子で風味が強く、辛さは熟したものよりは控えめの銘柄が多いのが特徴です。

辛味が苦手という人もいますが下ごしらえと調理の方法によって辛味は調節できます。唐辛子の種やワタの部分に辛味成分が多いので、これを徹底的に取り除いてしまうと辛味を抑えることが可能です。また、加熱すると辛味が増しやすいですが、油を使うと溶け出すので全体として馴染んで辛さを緩和することができます。
辛味成分が健康に良い?『知って得する唐辛子の成分と保存方法』ー唐辛子のピリ辛炒め

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唐辛子は辛味を求めるときによく用いられる香辛料であり、様々な料理に利用することができます。辛味成分のカプサイシンが健康に役立つ成分として魅力がありますが、調理方法によって辛味を調節できるのでうまく調節して食べるのが大切です。

文/ケノコト編集部

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