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得するコト 2021.08.19

とうもろこしの旬は?甘いとうもろこしの見分け方・レシピまとめ

目次

綺麗な黄色の粒が特徴のとうもろこしは、強い甘みがあり、焼いても茹でてもおいしい野菜です。

とうもろこしは黄色い粒粒が特徴の穀物で、祖先と呼ばれる野生種が発見されていないため詳しい起源が不明だとされています。

アメリカで大量に生産されたのをきっかけとして世界へと広がっていったとうもろこし。

お祭りの屋台でも売られていることが多いですが、旬の時期はいつ頃なのでしょうか?また、おいしいとうもろこしを見分けるにはどこを見ると良いのでしょうか?

この記事では、とうもろこしの成分や栄養素、豆知識について解説していきます。

とうもろこしが美味しい時期

とうもろこしは野菜の中でも鮮度が落ちるのが早く、収穫してからすぐに傷み始めるため、甘みを楽しむには早めに食べる必要があります。

そのため、旬時期の採れたてのとうもろこしほど甘みが強くおいしいものとなります。

しかし、とうもろこしは全国広い範囲で栽培されているため、収穫される地域によって旬の時期が異なります。

全国的な旬の時期

全国的に栽培されているとうもろこしは、夏に収穫される夏に旬を迎える夏野菜です。

月別で見ていくと、北海道を除いた地域で主に3月~4月に種まきをして、とうもろこしは発芽してから90日ほどで収穫できるため、6月~7月に収穫されて旬の時期を迎えます。

北海道以外では、千葉県や茨城県などの関東地方で、収穫量が多くなっています。

出荷量日本一、北海道での旬の時期

とうもろこしは、日中の気温が高くなるほど甘みである糖度が減少するため、日本で一番気候が涼しい北海道がとうもろこし栽培に最も適した場所と言われています。

北海道のとうもろこし出荷量は日本一を誇り、全国の出荷量の5割以上を占めています。

北海道では寒さがやわらぐ5月~6月に種まきをするため、8月~9月に旬を迎えて収穫されます。

とうもろこしの種類


一般的にとうもろこしと言われて食べられているのは、スイートコーンと呼ばれる種類です。

しかし、とうもろこしには、青果として売られているスイートコーン以外にも加工用や家畜用など青果以外のとうもろこしが存在します。

粉末状のフリント種

フリントコーン(硬粒種)と呼ばれる品種で、主に加工されて使われているとうもろこしです。

食用にされることもありますが、家畜用の飼料や工業用の原料に使用されています。

角上の硬いでんぷんがついていることから粉末状に加工されており、メキシコ料理のトルティーヤの原料としても使用されています。

デンプン、飼料のデント種

デントコーン(馬歯種)は生長過程で糖分がでんぷんに変わってしまうため、そのまま食べることができないとうもろこしです。

でんぷんを乾燥させてコーンスターチの原料として使用されています。

コーンスターチは、料理を始め生活のさまざまなことに使用されていますが、家畜用に飼料としても使われています。

ポップコーンのポップ種

ポップコーン(爆裂種)は、お菓子のポップコーンを作る際に使用する品種で、粒の皮がかなり硬いのが特徴です。

硬い粒を加熱することで内部の水分が膨張して、皮が圧力に耐えきれずに破裂することでお菓子のポップコーンが出来上がります。

なお、他のとうもろこしの品種でポップコーンを作ろうと粒を乾燥させても、皮がそれほど硬くならないので、お菓子のポップコーンを作ることはできません。

とうもろこしの栄養素

とうもろこしは甘くておいしいだけではなく、栄養を豊富に含んでいて、健康効果にも優れている夏野菜でもあります。

美容効果やダイエット効果が高い栄養素を豊富に含んでいるので、とうもろこしは女性にとっては嬉しい栄養素や効果を持った食材だと言えます。

ここでは、とうもろこしの栄養価と摂取効果について解説します。

炭水化物→エネルギー源

野菜であるとうもろこしですが、穀物類に分類されていて、とうもろこしのでんぷんには3大栄養素の1つである炭水化物が多く含まれています。

炭水化物を体に摂取することで、体内に入ることで糖質となって人間が活動する上で重要なエネルギー源となります。

炭水化物は、過剰に摂取すると肥満の原因となりますが、不足すると疲れやすくなり体力の低下につながるため、毎日適正量を摂取していく必要があります。

ビタミンB1→糖質をエネルギーに変えて体を疲れにくくする

とうもろこしに含まれるビタミンB1は、炭水化物で生まれた糖分をエネルギー源に分解する酵素の働きを助ける役割を果していて、体全体にエネルギーを行き渡らせます。

そのため、ビタミンB1が不足すると脳までエネルギーが届かずイライラしたり、体が疲れやすくなります。

過剰に摂取しても悪影響はないので、積極的に補給したい栄養素です。

ビタミンB2→皮膚、粘膜を健康に保つ

とうもろこしには、ビタミンB2も含まれています。

ビタミンB2は、皮膚や粘膜の新陳代謝を促す働きがあり、皮膚や粘膜の健康を保つ効果があります。

ビタミンB2が不足すると皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなり、肌荒れや口内炎の原因となります。

過剰に摂取をしても水溶性のため、余分な分は尿で排出されるため心配はありません。

ビタミンE→抗酸化作用

とうもろこしの胚芽の部分にはビタミンEが含まれています。

ビタミンEは強い抗酸化作用を持っている脂溶性のビタミンで、細胞の酸化を防ぐ働きがあります。

また、血行を良くする働きだけではなく、抗がん作用にも期待できます。

ビタミンEはさまざまな食品に含まれているため、不足することは少なく体内に蓄積されにくいため、過剰摂取になりにくいです。

食物繊維→腸内環境改善

とうもろこしの粒皮の部分には、セルロースと呼ばれる食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内環境を整えて便秘の予防・改善に効果があるだけでなく、腸内の有害物質の排出も促すことから生活習慣病の予防にも期待できます。

過剰に摂取するとお腹が緩くなり下痢の原因となりますが、不足すると便秘だけでなく大腸がんのリスクも上がるため、適正量摂取したい栄誉素です。

リノール酸→コレステロールを下げる

リノール酸は人間の体内で作り出すことができない不飽和脂肪酸で、体の組織が正常に機能するためには欠かせない必須脂肪酸とも言われています。

リノール酸を摂取することでコレステロールを下げる働きがありますが、過剰に摂取すると免疫細胞の働きが悪くなるため、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの悪化させる原因となることもあり、注意が必要です。

カリウム→体の塩分輩出でむくみ取り

とうもろこしは、カリウムを豊富に含んでいることで有名な野菜でもあります。

カリウムは体内で一番多く含まれているミネラルで、体に含まれている余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあります。

また、むくみの改善や予防、血圧を下げるための代表的な栄養素とも言われています。

カリウムは不足しても過剰に摂取しても悪影響があるため、適正量を見極めて摂取する必要があります。

鉄分→貧血や疲れやすさ防止

貧血予防や改善に効果があることで知られる鉄分ですが、とうもろこしにも十分に含まれています。

鉄分が不足すると貧血が起こりやすいだけではなく、血行が悪くなることからだるさや疲れを感じやすくなってしまいます。

鉄分は通常の食事では過剰摂取になるリスクは少ないですが、サプリメントで摂取すると過剰摂取による便秘や胃の不調が起こるリスクがあるため注意が必要です。

新鮮なとうもろこしの見分け方

『知って得するとうもろこしの成分と保存方法』とうもろこし2
夏になるとスーパーなどの店頭で並んでいるとうもろこしは、収穫されてから痛み始めるのが早く、鮮度が落ちやすい野菜です。

鮮度が良いとうもろこしほど、甘みが強くておいしいものです。

ここでは、新鮮なとうもろこしの見分け方について紹介します。

一番わかりやすい見分け方として「皮付きかどうか」が挙げられています。

市販されているものは皮つきのものが少なくなっているので、皮つきのものがあればそちらを優先して購入するのがおすすめです。

とうもろこしのひげ根が濃い茶色で、皮の色が緑色が濃く鮮やかなほど鮮度が良いとうもろこしになります。

色が薄くなっていない、全体に色濃いものを選別しましょう。

切り口

切り口が黒ずんでいると鮮度が落ちていることになるため、切り口は必ず白っぽいものを選んでください。

粒の状態

皮をかきわけてとうもろこしの粒を見ることが出来る場合は、粒の状態をしっかり確認しましょう。

選び方としては、粒にへこみがなく粒と粒の間にスキマがなくぎっしり詰まったものを選ぶようにしましょう。

粒にスキマやへこみがあると、水分が抜けて鮮度が落ちているため避けましょう。

また、目視で見分けづらい場合は、手で持って見た目よりも重みを感じるものを選びましょう、

硬さ

とうもろこしの硬さがふにゃふにゃとしたものは、水分が抜けて鮮度が大きく落ちています。

指で押してしっかり弾力があり、ハリやツヤがあるほどよい硬さのものを選ぶと新鮮なとうもろこしを選ぶことができます。

とうもろこしの成分と保存方法

『知って得するとうもろこしの成分と保存方法』焼きとうもろこしご飯
とうもろこしは生のまま販売されている場合と、加熱調理された状態で販売されているものがあります。

生のまま冷蔵庫などで保存している人も少なくないのですが、実は生のまま放置してしまうとどんどん甘みや鮮度が失われてしまいます。

生のまま保存するのであれば、収穫した時の状態のままでとうもろこしを新聞紙に包んで冷蔵庫内で立てた状態で保存するのがおすすめです。

ただ、収穫したままの状態で販売されているケースはほとんどないので、一般的に販売されている生のとうもろこしは保存する前にゆでる必要があります。

ゆでる場合は少し固めの状態にして熱いうちに1本ずつラップをして冷ましたら、水気を拭いて再度ラップで包みます。

その状態でフリーザーパックなどに入れてしっかりと空気を抜いたものを冷凍庫に入れておくと、長期保存も可能です。

またその際に粒の状態にして冷凍保存すると調理に利用しやすくなっているので、粒の状態で保存する場合はフリーザーパックに入れた後はできる限り平らな状態にして保存します。

ちなみに生の状態だと3日から4日程度保存できますが、ゆでた後は2日から3日しか保存できないので注意が必要です。
『知って得するとうもろこしの成分と保存方法』茹でとうもろこし

とうもろこしの豆知識

とうもろこしの粒は必ず偶数

綺麗な黄色の粒が特徴的なとうもろこしですが、その粒の数が必ず偶数になるというのはご存知でしたか?それは、とうもろこしの生長過程で細胞が2つに分裂するからです。

ひげの役割

とうもろこしの皮を剥くときに、先端から黄緑色や茶色のひげのようなものを見かけますが、実はこのひげの正体は「めしべ」で、長いものは絹糸(けんし)と呼ばれています。このめしべは、とうもろこしの1粒1粒についているため、ひげの数と粒の数は同じ数となります。

なお、種類によって違いがありますが、とうもろこしは600本のひげがあるため、粒も600あることになります。

とうもろこしを使ったおすすめレシピ

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とうもろこしは夏の定番食品として人気がありますし、穀物の中でも含まれている成分や栄養価が高いため「三大穀物」として知られています。できるだけ早く食べるのがおすすめですがいくつか保存方法がありますし、鮮度の良いものを見分けるポイントもあるので、これらの知恵を駆使して美味しく食べるのが大切です。

文/ケノコト編集部

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