得するコト得するコト
まめ知識 2017.08.19

実は種類が多い!『イネ科の野菜の種類とあれこれ』

目次

イネ科は茎が円筒形で中は空洞になっています。平行脈と呼ばれる平行な筋が入った薄くて細長い葉をもっているのが特徴です。イネ科の植物は似たような見た目をしていますが、8000種またはそれ以上あるといわれています。そんなイネ科に属する野菜は栄養たっぷりで私たちの食に欠かせない存在なのです。

とうもろこし-『イネ科の野菜の種類とあれこれ』

とうもろこしはもともと南アメリカ大陸のイネ科の野菜で、気温が高く乾燥した環境でも育つ強い植物として栽培されてきました。日本へは16世紀ごろにヨーロッパから伝わり、当初すでに中国(当時の唐)から伝来していた「モロコシ」に見た目が似ているため唐のモロコシから「とうもろこし」という名称になったと言われています。品種改良を繰り返して多くの品種が存在し、生で食べられるものから爆裂種と呼ばれるポップコーンの元となるものまであります。しかし、意外なことに日本のとうもろこしの75パーセントは家畜のえさとして消費されています。また、とうもろこしの上の方にある白いひげのような繊維の本数と実の粒の数は一致すると言われています。食べると甘みを感じることからわかるように、糖質豊富で、エネルギーとなります。他にもビタミンやミネラルがバランスよく含まれていて非常に栄養価が高い野菜です。
『イネ科の野菜の種類とあれこれ』とうもろこし

水稲の特徴-『イネ科の野菜の種類とあれこれ』

水稲(すいとう)=水田で栽培する稲は、季節になると日本の主食「お米」を豊富に蓄えます。お米が栄養たっぷりであることは言わずもがなでしょうがタンパク質や脂肪、ビタミンB1やビタミンEなどが豊富で、脳の唯一のエネルギー「ブドウ糖」の源となるでんぷんは質が高く消化、吸収が非常にスムーズです。水稲と陸稲(りくとう)=畑などで栽培する稲の違いは植物的にはありませんが、畑の連作障害が起きないということから好まれ、流通するほとんどのお米は水稲です。陸稲で栽培されたお米は、水分条件が厳しい環境で育つため、お米の粒が大きめです。また、日本のお米は世界のお米のなかでも「もちもち」した触感であることは聞いたことがあるかもしれません。タイ料理などを食べに行くと日本のお米に比べて細長い形をしていて、「ぱさぱさ」した触感のお米が出てきます。どちらもアジアイネに大別されますが、前者はジャポニカ米、後者はインディカ米に分類されます。二つの食感の違いは、含まれるでんぷんの割合の違いから来ています。お米にはアミロースとアミロペクチンという二種類のでんぷんが含まれていて、ジャポニカ米はインディカ米に比べてアミロースが少なのです。お餅になるもち米にはアミロースが含まれていません。
『イネ科の野菜の種類とあれこれ』水稲

麦の特徴-『イネ科の野菜の種類とあれこれ』

一口に麦といってもいくつか種類が存在します。小麦は世界でも最も多く生産されている穀物の一種です。小麦は粉末状にされて小麦粉になります。小麦粉はパンやうどんなどの原材料となるため、世界的に広く食されています。小麦にはたんぱく質のグリアジンとグルテニンを含みます。小麦粉と水を混ぜてこねると二つのたんぱく質が結合して「グルテン」が生まれます。グルテンは粘着力が強く、伸びやすい性質を持っています。パンの場合はイースト菌の発行によって生み出された気体を包み込むようにして保持するため膨らみ、うどんや中華麺では伸びてモチモチとした食感になります。小麦が世界で広く愛される理由はここにあります。大麦は低温や乾燥に強く古くから栽培されていた品種です。小麦に比べて粒が大きいのが特徴で、食物繊維を多く含みます。大麦にはグルテンの元となるたんぱく質を含まないので、パンを発行させても膨らみません。大麦は焙煎して麦茶にしたり、しょうゆなどの発酵食品に用いられています。ライムギは寒いところに強く、小麦がうまく育たない環境で栽培されています。食用としての流通は少ないですが、粉末状にしてライムギパンに用いられたリ、麦芽はウオツカやビールの原料となっています。
『イネ科の野菜の種類とあれこれ』麦

さとうきびの特徴-『イネ科の野菜の種類とあれこれ』

日本では鹿児島県の一部と沖縄県の全域で栽培されています。さとうきびの茎に含まれる汁を精製すると砂糖となります。成長すると背が高くなり、収穫される頃には約2メートルほどになります。1本につき120グラムほどの砂糖しか精製されないため、スーパーで並んでいるような1キログラムの砂糖袋には8本から9本のさとうきびが用いられています。さとうきび栽培の中で最も労力を割かなくてはいけないのが収穫といわれており、直径3から5センチの茎を鎌などで1本1本刈り取っていきます。さとうきびの利用方法は砂糖の精製だけでなく、他にも砂糖を精製する際に絞られた汁から取り除かれるとうみつは、家畜の餌となったり、バイオエタノールと呼ばれる植物由来の燃料として活用されています。さとうきびのしぼりカス=バガスは、たい肥として畑にまかれ、次の代のさとうきびの成長を支えています。
『イネ科の野菜の種類とあれこれ』さとうきび

イネ科の野菜を使ったおすすめレシピ

氷のプールに浸かった彩り豊かな野菜が気持ちよさそう『夏野菜の氷鉢』

氷のプールに浸かった彩り豊かな野菜が気持ちよさそう『夏野菜の氷鉢』

芯もまるごと炊き込んで甘み引き立つ『とうもろこしごはん』

芯もまるごと炊き込んで甘み引き立つ『とうもろこしごはん』

クリームイエローでとうもろこしのやさしい甘さがやみつき『コーンすりすりプリン』

クリームイエローでとうもろこしのやさしい甘さがやみつき『コーンすりすりプリン』

バター醤油の香りと塩気がとうもろこしの甘さより引き立たせる!『とうもろこしのバター焼き醤油』

バター醤油の香りと塩気がとうもろこしの甘さより引き立たせる!『とうもろこしのバター焼き醤油』

夏太り解消!オーガニック料理『青のりのスイートコーンスープ』

夏太り解消!オーガニック料理『青のりのスイートコーンスープ』

色をたのしむ夏のかんたんメニュー『夏野菜のグリル』

色をたのしむ夏のかんたんメニュー『夏野菜のグリル』

とろり濃厚な夏の味『とうもろこしの豆乳白味噌スープ』

とろり濃厚な夏の味『とうもろこしの豆乳白味噌スープ』

イネ科の野菜の種類や個性に驚かれたのではないでしょうか?見た目に大きな違いはなくても、一つ一つの品種で異なった利用方法があります。イネ科は私たちの食生活を陰で支えてくれている、非常に重要な存在なのです。

文/ケノコト編集部

その他のおすすめ記事

みんな大好き夏野菜『知って得するとうもろこしの成分と保存方法』

みんな大好き夏野菜『知って得するとうもろこしの成分と保存方法』

24節気「小満」の季節は『大麦を美味しく食べて美肌美腸に』

24節気「小満」の季節は『大麦を美味しく食べて美肌美腸に』

絞ってこそ意味がある『知って得するさとうきびの成分と保存方法』

絞ってこそ意味がある『知って得するさとうきびの成分と保存方法』

香辛料としても知られる『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

香辛料としても知られる『セリ科の野菜の種類とあれこれ』

この野菜も仲間?『キク科の野菜の種類とあれこれ』

この野菜も仲間?『キク科の野菜の種類とあれこれ』

実はあの野菜も?!『ナス科の野菜の種類とあれこれ』

実はあの野菜も?!『ナス科の野菜の種類とあれこれ』

コメント

コメント欄


人気の記事

2021.09.22

とろけるナスがおいしい常備菜『ナスのはちみつマリネ』

2021.09.18

部屋を彩る"緑"をおいた暮らし方『都内のおすすめ観葉植物店』をご紹介

2021.09.18

パリッとした皮とサクサクパン粉が絶品!『鶏肉のバジルソースパン粉き』

2021.09.15

すりおろしりんごで絶品『りんごバター』

2021.09.13

さっぱり!『大葉と茄子の餃子』

2021.09.12

なすを丸ごと炊飯器へ!『なすの炊き込みご飯』

2021.09.06

丸ごと煮込んだニンニクがとろける!ジューシー、柔らか『我が家のニンニク角煮』

2021.09.05

米麹の発酵が生み出す身体に嬉しい効果『知って得する甘酒の成分と保存方法』

2021.09.05

作り置き常備菜シリーズ『豚小間照りバーグ』とアレンジレシピ

2021.09.01

お弁当におすすめ!なすとごぼうを使った『作り置きの常備菜』

編集部おすすめ記事

2021.09.25

あると便利!いろいろ使える発酵胡麻ダレで『切り干し大根の胡麻ダレ和え』

2021.09.24

旨味がギュッと詰まった黒いペースト『マッシュルームのペースト』

2021.09.22

自家製万能調味料『パンチみそだれ』

2021.09.21

実も花も食べられる!ズッキーニをおいしく食べるための下処理方法

2021.09.17

沢山食べられる♪オーブンにお任せ『オクラのロースト』

2021.09.17

はじめてのナチュラルフード『自分をつくる』

2021.09.16

むね肉がしっとり柔らか!『むね肉のネギ醤油和え』

2021.09.15

香ばしい&とろける食感『なすの蒲焼』

2021.09.14

「かぼちゃ」を丸ごと1個買ってみよう!硬いかぼちゃを切りやすくする方法

2021.09.14

自宅で作れる異国の味『いんげんのスパイスココナッツ煮』

月間人気記事

2020.06.17

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2018.07.12

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2021.03.08

元美容部員が教える『自分の肌に合う化粧水の選び方』

2018.08.08

なす、トマト、ピーマン、ししとう…あの野菜も?!『ナス科の野菜の種類とあれこれ』

2021.08.15

管理栄養士が教えるデトックスウォーターのこと〜レシピ・ダイエットや美容効果と注意点も〜

2021.08.11

豆腐、納豆だけじゃない!どれくらい知ってる?『大豆製品』の種類

2021.09.18

部屋を彩る"緑"をおいた暮らし方『都内のおすすめ観葉植物店』をご紹介

2020.04.18

気がつくとカサカサに『ひざの乾燥の原因とお手入れ方法』

2020.09.19

十五夜にはウサギが餅つきをしているの?心にしみる「月うさぎ伝説」

2021.08.15

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「玉ねぎ」の常備菜』