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まめ知識 2017.08.24

どんな野菜を想像しますか?『ヒルガオ科の野菜の種類のあれこれ』

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ヒルガオ科の植物でよく知られているものとして、昼顔や朝顔を挙げることができます。夜顔もやはりヒルガオ科で、これらは朝・昼・夜と開花する時間帯に名前の由来を持つ、ヒルガオ科を代表する花となっています。花としてならイメージしやすいヒルガオ科ですが、野菜ではどのようなものが属しているのでしょうか?

さつまいも-『ヒルガオ科の野菜の種類とあれこれ』

ヒルガオ科の野菜としては、さつまいもがあります。さつまいもが朝顔の仲間であるとはあまり知られていませんが、花は薄いピンク色で確かにアサガオを小さくしたような形をしてます。熱帯、亜熱帯ではよく開花しますが、残念ながら沖縄地方以外の日本でさつまいもの花を見かけることはほとんどありません。さつまいもの歴史は長く、原産地の中央アメリカでは紀元前から栽培されていました。日本では、江戸時代の初めに琉球王朝に伝わり、その後種子島から薩摩へと栽培される範囲が広がりました。さつまいもという名前の由来は、この薩摩からきているといわれています。
イモ類は、でんぷんがため込まれて塊となった部分を食べます。ため込まれる部分つまり食べている部分は芋の種類によって異なり、さつまいもや長芋は根の部分、じゃがいもや里芋は茎の部分を食べています。これらの芋はみな品種が違い、じゃがいもはナス科、さといもはサトイモ科、長芋はヤマノイモ科に属しています。
さつまいもには細いたくさんの根があり、それで土のすき間の肥料まで集めます。そのため、ほかの作物は育たないようなやせた土地でも収穫することができ、凶作時の大切な食べ物となっていました。さつまいもは、糖質、ビタミンA(βカロテン)をはじめとするビタミン類、カリウム、カルシウム、食物繊維等を含む栄養価の高い野菜です。食物繊維はじゃがいもの2倍も含まれています。さつまいもを切ると白い汁が出てきますが、これはヤラピンと呼ばれる、腸の収縮運動を促す成分です。ヤラピンには便を柔らかくする作用もあるので、豊富な食物繊維と相まって便秘の改善が期待できます。また、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEも多く含まれていますが、これらには抗酸化作用があります。摂取することによって、免疫力の向上や動脈硬化等の生活習慣病の予防、老化防止や美肌効果などが見込めます。さらにカリウムの働きにより、体内の過剰なナトリウム(塩分)は尿とともに排泄されます。サツマイモを食べることは、高血圧の予防改善にプラスになります。このように栄養に富んだサツマイモですが、その栄養を十分に生かすための食べ方のポイントがあります。それは、皮ごと食べること。ヤラピンは皮に近い部分に多く含まれていることと、皮にはデンブンを分解して消化を助ける酵素が含まれていることが、その理由です。求める時には、ずんぐりとして太く、色が鮮やかで皮に張りのある傷のないものを選ぶと、味に間違いはないようです。
『ヒルガオ科の野菜の種類のあれこれ』焼きいも

空心菜-『ヒルガオ科の野菜の種類とあれこれ』

ヒルガオ科の野菜には、さつまいもの他に空心菜があります。熱帯アジアが原産といわれる、真夏の高温下でもぐんぐんと生育するつる性植物です。中国南部や東南アジア等の暑い地域で広く栽培されています。花はヒルガオに似て、さつまいもの葉を細長くしたような形の葉と茎を、真夏に収穫し食べます。ヨウサイ、エンツァイとも呼ばれますが、茎の内部が空洞となっていることが空心菜の名の由来になっています。
空心菜に含まれる主な栄養素は、さつまいもにも多く含まれているβカロテンやカリウムで、その効用についてはさつまいものところで述べました。それに加えて空心菜には、鉄分、ビタミンKが多く含まれていますが、このうち鉄分は貧血予防に役立ちます。さらに、ビタミンKにはカルシウムを骨に沈着させるとの働きがあります。このため、空心菜は骨粗鬆症予防に役立つ野菜といえます。空心菜は、葉と茎と切り口を見て選びます。葉と茎がみずみずしくて張りがあり、切り口が変色していないものが、新鮮であるといえます。
クウシンサイの食べ方は、炒め物にするのが定番です。アクは少ないので、ほうれん草のように前もってアク抜きをする必要はありません。洗ってからすぐ炒めるだけで、美味しい一品になります。ただし加熱しすぎると歯ごたえがなくなるので、その点には注意が必要です。炒め物以外にも、スープやお浸しなどにして食べることができます。空心菜を保存するときには、乾燥に注意します。ただ単にポリ袋に入れるだけでなく、湿らせたキッチンペーパー等を切り口に巻いて全体を新聞紙などで包んでからポリ袋に入れるようにすると、より乾燥を防ぐことができます。
『ヒルガオ科の野菜の種類のあれこれ』空心菜

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ヒルガオ科に属する野菜を調べてみたところ、さつまいもと空心菜の2種類だけしかありませんでした。しかし、量より質!
さつまいもは、江戸時代の昔より、どのような凶作にも耐え抜き、豊富な栄養素の源となっています。また空心菜も、多くの効能があり、夏場に不足しがちな青菜として重宝される健康野菜です。ヒルガオ科の野菜を使って、健康増進を図ってみてはいかがでしょうか?

文/ケノコト編集部

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