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まめ知識 2017.08.25

独特の食感『知って得する梨の成分と保存方法』

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夏から秋にかけての季節が旬となる梨は、たっぷりの水分とシャリッとした食感が特徴です。日本ではそのままの梨を食べるのが主流ですが、つけダレの隠し味や漬物の中に入っていたり、コンポートとして販売されているものもあります。

水分たっぷりが魅力ー『知って得する梨の成分と保存方法』

梨は、かじるとじゅわっと水分が口の中に広がるように、水分含有量が多い果物です。その重量の約90%は水分だといわれているほど多くの水分を含んでいますので、夏場の水分補給にもピッタリです。「梨をたくさん食べるとトイレが近くなる」とも言われています。これは梨に多くの水分が含まれているからと考えてしまうかもしれませんが、実は梨にはカリウムが多く含まれています。カリウムは身体の中の余分な塩分を排出する働きがあるのですが、塩分の排出と同時に余分な水分の排出も行うので利尿作用が働き、トイレが近くなってしまうのです。むくみがちな人にとっては、むくみ解消にも効果が期待できます。カリウムは汗をかくと失われてしまいがちな成分ですので、これらの面からみても夏場の水分補給として食べておきたい果物だといえるでしょう。しかし約90%が水分だということで、果物に対して多くの人が持つ「ビタミンやミネラルがたっぷり!」というわけにはいきません。ビタミンやミネラル類はあまり多く含まれていないというのも、梨の特徴の一つになります。
『知って得する梨の成分と保存方法』梨1

便秘解消に期待ー『知って得する梨の成分と保存方法』

梨のシャリッとした食感を作っているのは、石細胞と呼ばれているものです。石細胞は木の樹皮などには含まれていますが、果実の中にあるのは珍しく、リグニンやセルロース、シリカなどが結晶化して細胞に蓄えられていることで出来ています。この石細胞に含まれている食物繊維の一種であるリグニンや、甘さの元となっている糖の一種であるソルビトールの働きによって、梨を食べることでお通じが良くなるといわれています。ソルビートには便に水分を含ませたり、腸の蠕動運動を活発にするという働きがありますので、2つの成分の相乗効果が期待できます。また、ソルビトールには咳止めや解熱効果も期待できるといわれており、風邪で熱っぽい時に食べると良いといわれています。熱を下げるための成分として、他にもアルブチンやカテキンも含まれていますので、夏場の身体を冷やしたいタイミングでも食べてみることをおすすめします。他にも梨には多くの栄養が含まれています。梨にはアスパラギン酸が100gあたり140mgも含まれていますので、梨を食べると夏バテなどの疲労回復にも役立ちます。
『知って得する梨の成分と保存方法』梨2

美味しく保存する方法は?ー『知って得する梨の成分と保存方法』

梨は保存期間が短い果物です。シャリッとした食感を維持するためには、野菜室で保管するようにしましょう。梨は収穫されてしまうとそれ以上熟れることは無くなってしまいます。そのため、温度の高い場所に放置しておくのではなく、低温で保存できる野菜室が適しています。その時には、1つずつ新聞紙にくるんだり、ラップに包んでからしまうようにすると1週間程度は美味しく食べることができます。この時に梨のへたの部分を下に向けて野菜室へ入れるようにすると、梨の呼吸が抑えられ、梨に蓄えられていた糖や酸の消費を防ぐことが出来るので鮮度と一緒においしさも保存することが出来るようになります。野菜室がいっぱいで入らないという場合には、新聞紙で包んだりビニール袋に入れ、風通しが良い冷暗所に置いておくことで常温保存も可能です。しかし常温保存の場合には保存期間が3~4日になりますので、なるべくなら野菜室で保管するようにしてください。常温で保存した場合、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れることで果糖が増え、甘く感じるようになります。
『知って得する梨の成分と保存方法』梨の花

種類はたくさんー『知って得する梨の成分と保存方法』

梨といって思い浮かぶのは、緑の皮の物という人が多いかもしれません。しかしひとことで梨と言っても、緑色の皮の物だけではなく茶色い皮のもの、大きさも握りこぶしより少し大きなものから、両手で抱えるほどのものなど多くの種類があります。以前は二十世紀梨などの緑の皮の梨が人気でしたが、近年では赤い皮の梨の人気も高くなってきています。日本ではシャリッとした食感が梨、というイメージがありますが、海外ではこの食感が逆に人気がない理由となっていたとも言われていますので、それも生産数の変化の原因になっているのかもしれません。また、梨自体は購入できる期間がとても長くなっています。「幸水」という種類は早いもので7月ごろ、8月~9月に最も流通量が多くなるのを皮切りに、11月下旬ごろまでさまざまな種類の梨が出回ります。保存の方法によっては1カ月程度保存でき、お正月に食べることが出来る「あたご」「晩三吉」などの種類もあります。どの梨もたっぷりの水分が魅力ですから、それぞれの種類の味の違いを探してみるのも楽しいかもしれません。
『知って得する梨の成分と保存方法』梨3

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梨はスーパーで購入するだけではなく、秋の収穫シーズンになったら、レジャーとしてなし狩りも家族や友達と楽しむことができます。味や食感だけではなく、その他の面でも私たちの健康に役立ち、楽しませてくれています。
文/ケノコト編集部

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