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まめ知識 2017.08.26

老化をストップ!『知って得する杏の成分と保存方法』

目次

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杏は中国や日本では酸っぱい果物として昔から栽培されてきました。西洋でもアプリコットとして流通していますが、品種が異なっていて酸味が少なくて甘くなっているのが特色です。どちらも食用の他、薬用としても用いられてきています。

有機酸やGABAを含む杏ー『知って得する杏の成分と保存方法』

杏の酸味成分となっているのが有機酸であり、代表的なものとしてクエン酸とリンゴ酸が含まれています。酸性の物質は様々な細菌などの微生物にとって不利な環境を生み出し、抗菌作用や殺菌作用を発揮することから感染防御に役立てることが可能です。また、口や胃を刺激することによって唾液や胃液の分泌を促して消化を促すとともに食欲を増進する作用もあります。クエン酸は身体の中で糖質などのエネルギー源から細胞にとってのエネルギーであるATPを生み出すクエン酸回路の基質としても用いられているため、十分量を摂取することで疲労回復をもたらすこともできるのが魅力です。一方、杏にはGABAと呼ばれるアミノ酸も多く含まれています。GABAは神経伝達物質として身体の中でも産生されていて、神経活動を調節する役割を果たしている成分です。過剰なストレスによって神経が緊張していると神経活動が麻痺してしまいがちですが、GABAによって適切なレベルにまで神経活動を抑制すると安定したリラックス状態を作ることができます。脳疾患などへの改善効果も期待されている有用成分の一つです。
『知って得する杏の成分と保存方法』杏1

βカロテンとビタミンEが多い杏の栄養ー『知って得する杏の成分と保存方法』

杏の栄養成分として特に豊富なのがβカロテンとビタミンEです。特にβカロテンの含有量は多く、一個から二個で一食に必要なビタミンAを賄えるほどの量になっています。βカロテンはビタミンAが不足しているときに体内で変換されてビタミンAになるのが特徴であり、目の健康を維持するために役立つのが特徴です。ビタミンAの不足や夜盲症をもたらすことも知られていますが、過剰症をもたらすリスクもないわけではありません。しかし、βカロテンとして摂取すると十分にビタミンAがあるときにはビタミンAにほとんど変換されないため、過剰症を気にせずに摂取することができます。ビタミンEについても突出した含有量を持っているのが杏です。主な役割は抗酸化作用による血管などの組織や臓器の保護であり、活性酸素による害によって機能が低下してしまうのを予防することができます。この他にもカリウムはミネラルとして比較的多く含まれているものです。カリウムはミネラルのバランスを整えるのに欠かせない成分であり、血圧のコントロールやむくみの解消が期待できます。
『知って得する杏の成分と保存方法』杏2

日持ちしないので加工して保存が基本ー『知って得する杏の成分と保存方法』

杏は収穫されてからほとんど日持ちしないので保存について気をつけなければなりません。冷涼な地域で栽培されている植物なので常温よりは野菜室や冷蔵室での保管が適していますが、それでも三日程度でしなびるか変色してきてしまいがちです。乾燥を防ぐためにラップでしっかりと包んだ上で密封できる袋に入れて保存するのが良い方法です。冷凍すると食感が失われてしまい、種を取り除くのが難しくなるという問題点があります。そのため、ジャムやピューレなどとする場合には皮を剥いて種を取り除いた上で冷凍しておくことができますが、それ以外の場合には手に入れたらできるだけ早く使うのが基本です。保存方法として適しているのは干すことであり、天日干しにしたり食品乾燥機を使って乾かしたりすると干し杏にすることができます。この状態にすれば一ヶ月程度は保存ができ、冷凍しておくと半年程度も保存しても味落ちはほとんど起こりません。シロップ煮にしてから干すと甘いお菓子として食べることもえきるようになります。乾きづらいのでオーブンで低温で焼くという方法も乾燥させるのに役立つ方法です。
『知って得する杏の成分と保存方法』杏の花

薬用として使われてきた杏ー『知って得する杏の成分と保存方法』

杏は中国では薬用として用いられ、杏仁という名前で流通しています。正確に言えば杏の種子を使っているのが杏仁であり、薬効として解毒作用や利尿作用、咳止めや鎮痛といったものが代表的です。杏の種子には青酸配糖体として知られるアミグダリンや、その加水分解酵素であるエムルシン、パンガミン酸などの有用物質が含まれています。アミグダリンはエムルシンなどの加水分解酵素によって分解されて生産やベンズアルデヒドを生成するのが特徴であり、殺菌作用を示すことに加えてガンに対する改善効果もあるとされている成分です。また、パンガミン酸はアトピーやがんなどに対して有用な成分として知られるようになっています。咳止めなどの効能にもアミグダリンが関与していることが示唆されていますが、アミグダリンは過剰に摂取すると毒性があるのも確かです。身体に良いからといって杏の種子を闇雲に食べてしまうと体調を崩すことになりかねません。良薬口に苦しと考えて、必要時に薬という意識を持って摂取するのが適切です。種子は食べられないから捨ててしまうと考えずに、薬用として活用すると杏を余すことなく使えます。

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杏は有機酸を多く含み、身体を元気にするために役立ちます。保存性は良くないですが、干して保存すると長期保存が可能です。種子は薬用としても用いることができるので、咳止めなどの目的で使うと無駄がなくなります。
文/ケノコト編集部

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