
誰でもなる可能性あり!『突然起こるギックリ腰の原因と応急処置』
目次
ある日突然起こる、ギックリ腰。日々の何気ない動きの中で発症し、誰にでもなる可能性があるのだとか。突然なってしまったら!に備えて、応急処置を覚えておきましょ。
誰でもギックリ腰になるリスクを背負っている
日常生活の中で、突如私たちを襲うギックリ腰。急性腰痛症ともいわれ、重い荷物を持ったり、急に身体を回転させたりした拍子に腰に激痛が走り、その場から動けなくなってしまう。この突然起こる痛みから、欧米では「魔女の一撃」という異名があるほどだ。しかし、これまでの研究からは、ギックリ腰を引き起こす原因については特定できていないため、具体的な予防法がなく、誰でもある日突然なってしまう可能性がある。また、「ギックリ腰」というのは正式な病名ではなく、症状名。あまりにも有名で病名のようになっているが、診断の結果、原因が特定できない場合は「非特異的腰痛症」といわれる。原因がわかれば、「椎間板ヘルニア」「変形性骨髄症」などの病名がつく。
要注意! 「疲れ」はギックリ腰の黄色信号
原因が特定できていないとはいえ、なりやすい身体の状態がある。それは、疲労がたまっているときだ。疲労はさまざまな身体の不調を引き起こすが、とくに次に挙げる3つの状態からの疲労がギックリ腰につながるという。第一に、運動不足や同じ姿勢を続けていることで、身体の循環が悪くなってしまい、腰痛を引き起こす場合。次に、食生活の乱れ。腰痛とは関係なさそうに見えて、食生活の乱れが続くと内臓疾患になり、固くなったり肥大したりした内臓を支えようとする筋肉が疲労して腰痛につながる。また、内臓をかばって身体の歪みが生じ、腰に負担がかかる場合もある。ギックリ腰を繰り返す人は、胃腸や肝臓を悪くしていることが多いのだという。最後は、身体の冷えからくる筋肉疲労。ぎっくり腰は寒い時期になりやすいが、ほかの季節でも冷たいものを摂り過ぎることで身体が冷え、ガチガチになった筋肉が痛みを呼び起こしてしまうことがある。
突然のギックリ腰! するべきことは?
ぎっくり腰になってしまった場合の応急処置をみていこう。急性の腰痛には、捻挫などケガの応急処置に用いられる「RICE処置」がよい。
R・・・REST(安静)
I・・・ICING(冷却)
C・・・COMPRESSION(圧迫)
E・・・ELEVATION(挙上)
コルセットやテーピングなどでの「圧迫」や患部を心臓より高くする「挙上」はその場で行うのは難しくても、「安静」と「冷却」の2つは必ず行うようにしたい。
ぎっくり腰にならないようにするには、身体に疲れを残さないことが大切。十分な睡眠、適度な運動とバランスのよい食生活、腰痛予防のエクササイズなどを心がけ、できる限りのセルフケアをしよう。
記事/Color+da Color+da(カラーダ)は、身体と健康をテーマとしたWebメディアです。“健康で楽しい人生”を送るため、自身の身体と向き合うきっかけを提供していきます。 ホームページ
MRSO(マーソ) 国内最大級の総合人間ドック・健診サイト「マーソ」 ホームページ
その他のおすすめ記事
女性は痛風にならない?『男女で違うかかりやすい病気のヒミツ』
疲れがとれない原因は… 『ストレスによる副腎疲労のコト』
肥満撃退、認知症予防、美肌にも『嬉しい効果がたくさん!噛むコト』
このカテゴリの記事

二十日正月は正月期間の終わり

はじめてのナチュラルフード『新年を迎えて~出汁活をしよう~』

冬土用入りで体のメンテナンスを

色を暮らしに活用しよう『安らぎカラー”緑色”がもつ秘密ゴト』
関連記事

『住まいで旅するWORLD TRIP!』 ~メキシコ編~

ほっと安らぐ昔ながらの暮らしの風景『ケノコト編集部おすすめ「畳のある暮らし」のお話』

暮らしの話~ おしゃれで高品質なお箸を全国に届ける 小谷千佳子さん~

日常の中に音楽を 〜ケミカルボリュームの初夏の雨の日にゆっくりと聴きたい一曲『OVERDRIVE』~

はじめてのナチュラルフード『我が家の甘味料』

コメント