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ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

取材 2017.10.04

地域に根ざす新しい空間『築90年以上の空き家から生まれるシェアオフィスへの想い』

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川崎市の溝の口にある不動産会社 株式会社エヌアセット。エヌアセットは不動産管理の他、「この溝の口という街に住みたい!」「住み続けたい!」と感じる人が増えるような、『街の価値を向上させるコト』をテーマに、様々な活動をされています。街の魅力を正しく伝え、いろんなお店や人とコラボして新しい街の価値を作り続けている、ユニークな不動産会社です。
今回新しい取り組みとして、空き家を地域コミュニティの場としてのシェアオフィスに生まれ変わらせるプロジェクトを始められました。そのプロジェクトを推進する、エヌアセットのワクワク広報室 松田さんに、シェアオフィスを作るきっかけや想いなど、詳しくお話をお伺いしました。
ネーミングからして興味をそそられますが、どんなワクワクするプロジェクトなのでしょうか。

築90年以上の空き家を地域に根ざすシェアオフィスに

ーーこの秋に溝の口に誕生するシェアオフィスについて教えてください。

推定築90年以上の空き家を改修して、この秋に溝の口にシェアオフィスが誕生します。きっかけは、大家さんから「この建物をどうしていいかわからない」とご相談があったことです。先先代の荷物なども残っているようで困っておられました。資産価値の側面から新たにマンションなどを開発するよりも、その空き家を生かして何かできるよう提案させてくださいとお願いしたことが始まりです。
3趣ある建物。ここがシェアオフィスに生まれ変わります。

この空き家をシェアオフィスにしようと考えた時、1つポイントがありました。もともと居宅として使われていたので、飲食店などとしての使用が難しいことでした。そこで、ベッドタウンというイメージが強い溝の口ですが、この街で仕事をする、表現をする場を作るということが10年後20年後の街の価値に繋がると考え、場と地域コミュニティが交わり、街に愛着を持った起業家が育つ場所を作れたら、と思いました。もしかしたら、ポジティブな可能性になるかもしれないと思い、シェアオフィスにしようと動き始めました。

またこの建物は、居宅として使われていましたが、最初は街の診療所と居住エリアとして建てられました。その後、学童保育の場としてや、学生さんの下宿先としても使われていたそうです。そういった若い可能性のために場所を提供されている大家さんですので、今回のシェアオフィスのプロジェクトも街のためになるならと喜んで協力してくださいました。
DSC7012-re親しみのある溝の口の街

建物の趣そのままに、若い可能性の集まる場所へ

——現在の趣ある雰囲気を残したまま、シェアオフィスにリノベーションされるんですね。

2階がレンタルオフィスとコワーキングスペースとなります。1階に時間貸しの会議室やギャラリー、キッチンもあるので、食べ物を軸としたイベントもできるようなイメージの空間です。個人の方や企業の方、そして地域が交わる空間を作ろうとしています。2階のレンタルオフィスはほぼ入居が決まっており、このシェアオフィスのデザインを依頼した会社も入られます。他に、ウェブデザイナーやコピーライターたちが集まるクリエイター集団や、洋服の仕立屋さん、外資系のコンサルティング会社など、多種多様な人たちが集まってくれました。

また、溝の口や梶が谷のあたりはアーティストさんが多く住まれているのですが、この辺りには個展を開催するギャラリーなどがあまりないのです。でも、ここにギャラリーができるならやりたいとおっしゃってくださる方もたくさんいらっしゃいます。
ホームタウンにあるオフィスとして、この街に住んでいる人だからこそこの街で表現する、ということを支援したいと思っています。この空き家プロジェクトには、街の情報誌などにもご参加いただきたいと思っています。
1

新しい働き方を、溝の口で始める

——多様な働き方ができるような環境が出来上がりますね。

今までは個人で活躍されていた方だけど、このシェアオフィスの一つ屋根の下でとなると、それぞれの会社は違くても同じシェアオフィスの仲間だからチームを組んでプロジェクトにアプローチするなど新しい取り組みが生まれています。まだシェアオフィスが出来上がる前ですが、すでにそういったことが始まりつつあるんです。
そういうことを目の当たりにすると、企業とか組織の在り方が変わっていく時代なんだなと感じます。プロジェクトベースで企業間や個人のコラボが生まれて、新しいことがこのシェアオフィスで見えてきてすごく面白いと感じました。

また、最近は働き方改革とも言われていますよね。人口が多い街だからこそ、いろんな仕事が集まる可能性があります。でも、今はキャリアを積んできた女性も子育てで離れてしまうと活躍する場がなかったりします。そういうママさんたちも、ちゃんと働けるようになってくれるといいと思っています。そんな想いもあり、ゆくゆくは保育託児施設兼シェアオフィスを作りたいと考えています。
4

——シェアオフィスという今までにないものをこの街に持ってこられ、地域コミュニティの場所として作り上げていかれるのですね。

このシェアオフィスが地域に寄っているというところは、ここならではの色かもしれませんね。いろんな人たちが行き来する場所になるといいなと思っています。僕自身、すごく楽しみなプロジェクトです。

ーーーーーーー
松田さんのお話を聞く中で、古いものを壊して新しいものを作り上げるのではなく、元からある良さを活かし新しい空間へと作る取り組みは、溝の口だけでなく今後の街づくりにおいてとても大切なことなのではないかと感じました。シェアオフィスとしてだけでなく、地域の人を始めいろんな人が集まるこの場所の完成が待ち遠しいですね。

記事/ケノコト編集部

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