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食のコト 2018.09.25

たかがお箸?されど大事なお箸!『毎日使うお箸で暮らしに潤いを』

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普段何気なく使っているお箸。たった二本の棒といえばそれまでですが、お箸の歴史は古く、日本人にとってはただの食事道具ということだけでは終わらせられないとても大切なものです。

当たり前に使っているお箸のことを、改めて少し見直してみませんか?毎日使うお箸だからこそ関わり方の意識を少し変えるだけで暮らしをハッピーにしてくれますよ。

正しい持ち方で脳を活性化してくれるお箸

お箸を正しく持つと、支える指、動かす指とそれぞれ役割分担しながらお箸を機能させていることがわかります。指の筋肉と関節を同時に動かすことで大脳に影響を及ぼし、高齢者の方は痴呆症予防にお子様には脳の発育に良いと言われています。また世界から日本人は手先が器用だと称賛されるのは、箸だけを使って食事を完結させる日本ならではの箸食文化が影響しているとも考えられています。
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お箸の持ち方は本当に合ってる?

テレビ番組で食事シーンが映ることは多く、芸能人の方などのお箸の持ち方はなにかと注目されていますね。テレビを見ていてなんとなく持ち方に違和感があるなと感じることはあっても、いざ自分の持ち方となると日常繰り返される当たり前の動作になっていて気にしてみるということはあまりないのかもしれません。日々の食事で何気なく使っている持ち方は本当に合っているのでしょうか?ある調査では実際お箸を正しく持てている人は3割に満たなかったという統計結果がでています。感覚的には日本人であれば7割くらいの方が正しく持てるものかと思っていたのでこの統計結果を知った時にはとても驚きました。正しい持ち方だと思っていたけれど間違えたまま持っていた…なんていう方が意外と多いようですね。

食事を美味しくいただければ良しとするご意見もある反面、お箸の持ち方が美しいと一緒に食事している方にも気持ちよく過ごしていただけます。そしてなによりご自身が食事をスムーズに楽しんでいただくことができます。正しいお箸の持ち方というのはお箸の掴む力や裂く機能を最大限に引き出す実に合理的な持ち方でもあるのです。大人になって正しい持ち方に直すことは長年の癖が抜けずに難しいと思われがちですが、ちょっとした意識で直すことができますよ。今一度見直してみませんか?大事なポイントをチェックしていきましょう。

正しいお箸の持ち方

①下にくるお箸は親指の付け根と軽く曲げた薬指の爪の横でしっかりと固定する
②上にくるお箸は鉛筆のように親指、人差し指、中指で包むように持つ
③上のお箸だけを動かし、下のお箸は動かさない
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お箸を持つときに、中指を下にくるお箸にくっつけたまま動かす方、薬指が伸びた状態で下にくるお箸を固定している方、下にくる箸が親指の付け根で固定せず浮いている方が数多くいらっしゃいます。ちょっとした違いですがポイントを押さえることでお箸の機能がぐんとあがりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

お箸を一膳きちんと揃えると心も整う

ゆっくり食事をとっている時間もないくらい仕事が忙しかったり、育ち盛りのお子さんがいる家庭はまったなしの食事の支度に追われて、自分自身はゆっくり食事をとることがなかなかできないという方はたくさんいらっしゃると思います。食生活の大切さはわかっていても、理想の食生活からは程遠いな…と自己嫌悪に悩まされている方もいるのではないでしょうか。理想とされる良い食生活を続けていきたいものですが、それができないからといって自分を責めることはありません。むしろ現代の食事は栄養過多とも言われているので、一品おかずが少なくとも咀嚼回数を増やして会話を楽しみながらゆっくり食事することのほうが大切なのではないかと思います。不足しがちなビタミンやミネラル接種の意識は頭におきながらも、ただお腹を満たす食事ではなく「生きる力を育む食事」を大切に家庭内の食事でも箸置きを使い食事に向き合ってみませんか?

お気に入りのお箸を箸置きに一膳きちんと揃えてみましょう。箸置きにお箸を添える動作をすることで箸先は傷んでいないかなどお箸の状態が目にとまります。家で使っているお箸は外に持ち歩くものではないので人目につくものではないからと案外ボロボロになったお箸を使っている方が多いようです。思い入れのあるお箸なのであれば折れるまで使っていくのもいいのですが、お箸はきれいに手入れされているものを使うと健康運が上がるとも言われているのだとか。お箸も定期的に新調するといいでしょう。また拭き漆仕上げのお箸であれば箸先の塗り直しなどできれいにメンテナンスしてくださるお箸専門店もあるので持ち込んで相談するのもよいかもしれませんね。手入れされた美しいお箸で食べるとシンプルな食事でも豊かな恵みをいただいていることに不思議と気付くことができるでしょう。
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一緒に食事をする方と楽しく食事ができるように、また一人の食事であっても恵みに感謝しながらいただくとお腹だけではなく心も満たされる食事となるのではないのでしょうか?日々繰り返されることが人生となるのであれば、食事に向き合う時間を大切にすることは感謝と喜びに満ちた人生の形成に繋がると思っています。いつもよりちょっとだけお箸に意識を向けて食事をいただいてみませんか?

 

記事/hacito(ハシト) 代表 小谷千佳子
小谷様
長男のお箸デビューにあたり、自分自身のお箸の持ち方を見直したことがきっかけとなりお箸の歴史やデザインに興味を持つようになる。美しいお箸を紹介することで食卓をよりハッピーにできたらとお箸専門のオンラインショップ『おはし美術館』を開設。イベントでは名入れ箸の実演販売を開催し、お客様との交流を大切に活動中。また一般社団法人国際箸学会の運営委員として事務局運営に携わりお箸の魅力を日々探求している。

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