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まめ知識 2017.10.16

食欲増進、リラックス効果も期待!歴史あるハーブ『知って得するディルの成分と保存方法』

目次

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ディルは古代エジプト時代から薬草として用いられ、西南アジアや中央アジアが原産とされるハーブです。北欧や地中海沿岸など多くの地域で親しまれ、その爽やかな香りから、魚料理やピクルス、スープに用いられています。そんなディルについて詳しくご紹介です。

リラックス効果も。ディルの成分とその効能ー『知って得するディルの成分と保存方法』

ディルの香り成分は主にカルボンとリモネンで、他にもピネン、ジペンテン、フェランドレンが含まれます。ミントなどにも含まれるカルボンには、消化液の分泌を促す効果があるため、胃もたれや腹痛、腸内ガスによるお腹の張りを軽減するなど、消化を助けて胃腸の調子を整える効果が期待できます。柑橘系の植物にも豊富なリモネンにはリラックス効果があり、ディルの穏やかな鎮静作用と合わせて、不眠症やイライラ、赤ちゃんの夜泣きなどに効果があるとされているのだとか。また、抗菌作用を持つため、食後にディルを使ったハーブティーを飲んだり、種をそのまま噛むことで口臭を抑えることができます。さらに、生理痛を鎮めたり、母乳の出を良くする、月経周期を正常に戻すといった、女性に特有の悩みの解消にもおすすめなんだそうですよ。
このように古くから薬として用いられてきたため、その効能については多くの人が認識するところにあります。一方で、これらの成分は少量しか含まれていないため、薬品と違って劇的な効果はありませんが、逆にマイルドにその効果を発揮するため、体への負担は少なく楽しんで取り入れられそうですね。
ディルの花

ディルに含まれる様々なミネラルとはー『知って得するディルの成分と保存方法』

ディルにはビタミンB1、B2、ナイアシン、葉酸、ビタミンCと言ったビタミン群や、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
ビタミンB1は糖を代謝しエネルギーを作る助けになるので、疲労回復効果があり、皮膚や粘膜の健康及び、脳や神経、筋肉の機能を維持する働きがあります。ビタミンB2もまた新陳代謝を促進するため、成長や美容に欠かせません。ナイアシンはビタミンB3とも言い、代謝にかかわる酵素を補助します。葉酸もまたビタミンB群ですが、細胞の生産や再生を助け、特に赤血球を作るのに欠かせないため、貧血の予防に効果的です。また妊娠中の女性は、不足すると胎児に悪影響があるので注意が必要です。ビタミンCはその抗酸化作用から、活性酸素の発生を妨げ、皮膚や血管の老化を防いだり免疫力を高める効果があります。
カルシウムやリンは骨や歯の形成に欠かせない必須ミネラルです。マグネシウムもまた歯や骨に多く含まれる他、体内で働く多くの酵素に欠かせません。カリウムはナトリウムと共に水分を排出する働きがあり、高血圧の予防効果があります。

フレッシュな風味を楽しもう!ディルの美味しい保存方法ー『知って得するディルの成分と保存方法』

ディルはフレッシュハーブとして新鮮なうちに使うことで、最もその風味を楽しめます。もしディルを保存する時には、葉や花は乾燥すると香りが失われてしまうことに注意しましょう。長期間保存する場合は、冷凍保存は可能なので、密閉できる袋に入れて冷凍庫で保管しましょう。使い勝手を考えて葉をみじん切りにしておくのもいいかもしれません。

ディルを冷蔵庫で保存するには?注意点をチェックー『知って得するディルの成分と保存方法』

冷蔵庫で保存する場合は、根本や茎を少し切り、水に濡らして絞ったキッチンペーパーを5センチ程度に折って巻き付け、保存バッグに入れ保管しましょう。1日おき位にキッチンペーパーを交換する必要がありますが、1週間以上保存が可能です。キッチンペーパーの交換が面倒な人は、蓋つきの容器に水を1センチほど張り、茎の切れ目だけが浸かるよう縦にして蓋をすれば、1週間ほどは新鮮さを維持できます。種の場合は乾燥や保存方法は気にせずその強い風味を楽しむことができます。また、刻んだディルをマヨネーズやクリームチーズ、オリーブオイルなどを使ったソースやドレッシングに加工し、調味料として保存するのもおすすめですよ。

歴史に根付くディル。でも栽培は簡単?ー『知って得するディルの成分と保存方法』

ディル(dill)は英語名ですが、この語源は「鎮める」といった意味を持つ、古代スカンジナビア語のdillaや古アングロサクソン語のdylleに由来します。日本では別名イノンドと呼ばれていますが、これはスペイン語のイネルド(eneldo)から来たものとされています。
古代ギリシャ・ローマ時代においては、とても貴重なものとされ、新約聖書には税金の代わりにディルを納めていた記述もあるのだとか。中世では悪魔を追い払う効果があると信じられ、聖ヨハネ前夜祭では黒魔術を防ぐために重用されました。新大陸への移住が盛んになると、北アメリカへの初期の移民の間で、長い説教を聞くときにディルの種を噛むことが習慣となっていました。
このように歴史と広い用途をもつディルですが、比較的簡単に栽培できます。暑い夏と日射量が必要で、水はけのいい肥沃な土を好み、プランターや鉢などで種から育てるのが望ましいとされています。成長すると種の収穫も可能です。気軽にガーデニングを楽しめる上に、使いたい時に自宅ですぐに手に入るのはとても便利!キッチン菜園を初めてみませんか?

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長い歴史の中を人類と共に歩んできたハーブ、ディル。現在でもその薬としての効能に期待したり、香草として料理で楽しんだり、用途は様々です。そんなディルの利用法や保存法を知れば、暮らしがより豊かになるかもしれませんね。

文/ケノコト編集部

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