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まめ知識 2017.10.19

胃腸が弱い人にもおススメ?『知って得するナツメグの成分と保存方法』

目次

ナツメグとはニクズク科の常緑高木の一種です。果実は直径4cmほどで、中心に種があり外側の仮種皮は「メース」という香辛料として使用され、その種の中心が「ナツメグ」という香辛料なのです。原産地は東インド諸島のモルッカ諸島(バンダ諸島)ですが、西インド諸島のグレナダ島やスリランカも主産地となっています。

ナツメグは胃腸に優しい?ー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

ナツメグには「ピネン」という成分が含まれています。これは胃腸薬の成分としても採用されており、胃の消化を助け胃粘膜を保護する働きがあると言われています。また、飽和脂肪酸の一種である「ミスチリン」も含有しており、こちらは主に食欲増進の効果が期待される成分なのだとか。加えて、整腸作用もあり腸内環境を整えてくれますので、食べすぎやお腹の調子が悪い時に効果を発揮してくれます。それから、「オイゲノール」という成分はナツメグ特有の香り成分の一種ですが、殺菌作用もあるので口臭予防の商品などに多く使われいるのだそうですよ。さらに腹痛や胃痛を抑える効果もあり、ナツメグは胃腸の弱い方にもおススメの香辛料かもしれませんね。
ナツメグ1

銅が不足すると白髪の原因に?!ー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

その他の成分として、「銅」も多く含まれています。銅は毛髪の黒い部分の色素の材料。つまり、銅が不足すると白髪が増える一因にもなるかもしれません!普段の食生活の中できちんと補う事を心がけましょう。また、銅には血中に含まれる鉄分の働きを促進する働きもある為、貧血に悩まされている方や、鉄分が不足しがちな女性は特に意識して摂取していくと良いのではないでしょうか。

ビタミンとミネラルをバランスよく含むナツメグー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

糖質をエネルギーにかえるサポートをする「ビタミンB1」、発育のビタミンと言われ成長を促進し脂質をエネルギーにかえる「ビタミンB2」、コラーゲン生成や免疫力向上、抗酸化作用など幅広い働きを持つ「ビタミンC」などのビタミン類。それから、骨や歯を健康に保つ「カルシウム」や「リン」、筋肉の収縮をコントロールしたり神経の興奮を抑制したり、体内のバランスを安定させる働きを持つ「マグネシウム」、疲労回復や利尿作用があり高血圧の予防にもなる「カリウム」などのミネラル類。ナツメグは、これらの栄養素をバランス良く含んでいます。ナツメグと言えば、ハンバーグなどの肉料理の臭み消しとして使われるイメージですが、クッキーやケーキなどの焼き菓子にも使われ、同じ香辛料のシナモンとの相性も良いんですよ。

ナツメグの食べ過ぎは中毒症状を起こす可能性も・・・ー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

生のナツメグには毒性があり多量(約10g以上)摂取すると中毒症状を起こすと言われています。とは言え、一般的には肉に対するナツメグの使用量は0.2%程度(肉1kg:ナツメグ2g)が適量だと言われていますので、故意ではない限り1食で10gも摂取する事はなかなかないでしょう。

香りを楽しむために、開封後は早めに使い切りましょうー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

スーパーなどでよく見かけるのは、小瓶に入った15g前後の粉末だと思います。瓶のラベルには賞味期限が書いてありますので、期限内に使い切るのがベストです。ただし開封後は劣化していき、湿気により塊が出来たり蓋の閉め方が悪ければ虫がわいたりします。また、賞味期限内であっても風味も香りもすぐに落ちてしまいます。そうなると、ナツメグの臭み消し効果も薄くなり、独特の香りを楽しむ事が難しくなりますので、できる限り早く使い切りましょう。ちなみに、劣化が速い順に保存場所を並べると「常温>冷暗所>冷蔵庫>冷凍庫」です。ナツメグはスパイスですので、常温保存していたからと言って腐る事はありませんが、ご家庭での使用頻度に応じて貯蔵方法を選ぶと良いかもしれませんね。
ナツメグの風味をいつでも楽しみたい方は、粉末ではなくホールでの購入が良いでしょう。見た目は硬そうですが、おろし金で簡単にひく事ができ、料理に使う時にひく事で新鮮な香りを楽しむ事が出来ますよ。
ナツメグ2

世界中に広まった古い歴史のあるナツメグー『知って得するナツメグの成分と保存方法』

ニクズク科の植物であるナツメグは、成長すると高さ20mにもなる常緑樹の種子の仁です。種を蒔いてから7年目以降に実をつけ始めるという、とても成長の遅い植物。ナツメグが記録に現れるのは10世紀頃で、マレー諸島東部の産品として地理学者によって報告されています。ヨーロッパの記録には12世紀末頃から現れ始め、当時はナツメグよりもメース(仮種皮)の需要が高かったそうです。イギリスではメース500g=羊3頭分の価値があったというから驚きですね。貿易として広まったのが16世紀頃で、その栽培の独占支配権がポルトガル→オランダ→フランス→イギリス→オランダと移っていき、ナツメグの栽培が自由化されたのは1864年の事でした。
ナツメグは肉荳蔲(にくずく)という生薬名で、東洋医学では気管支炎・リウマチ・胃腸炎などの薬としても処方されてます。薬として処方されていますが、多量に服用すると、けいれんや幻覚を生じ肝臓障害を引き起こすこともあるそうですので、薬としての使用には専門家の指示に従いましょう。

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バランスの良い栄養素を含むナツメグ。ハンバーグなどの肉料理に偏らず、日常の食生活の中で適量を摂取していくとより効果的かもしれませんね。スーパーなどで手軽に手に入りますので、知っているけれど使った事がないという方も、ぜひ一度使ってみてはどうでしょうか。

文/ケノコト編集部

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