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まめ知識 2017.10.31

実は栄養豊富なスパイス『知って得するサフランの成分と保存方法』

目次

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サフランはアヤメ科クロッカス属の多年草で、めしべを乾燥させて香辛料・生薬として用いられています。地中海沿岸地域が原産地と言われ、南フランス料理やスペイン料理、インド料理には欠かせないスパイスとして親しまれています。そんなサフランの栄養価や効能について学んでいきましょう。

冷え性に良い?サフランに含まれる成分とはー『知って得するサフランの成分と保存方法』

香辛料として用いられるサフランですが、αカロテン・βカロテンをはじめとしてカロテノイドと呼ばれる黄色色素のクロセチンが含まれています。また、香辛料の香り成分であるサフラナール、苦味成分のピクロクロシンも含まれます。黄色色素であるクロセチンには、神経細胞に作用して記憶障害を改善する効果がある言われているのだとか。そのため、東洋医学・漢方においては記憶力の低下や認知症の治療に用いられるなど、薬用利用もなされているのだそうですよ。
また香り成分となるサフナールは、微量で身体を温めてくれて発汗を促す効能があります。これにより、女性特有の冷え性や生理不順といったホルモンバランスの乱れを改善する効果も期待できそうですね。
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中国では古くから生薬としても愛用されるサフランー『知って得するサフランの成分と保存方法』

サフランは、鎮痛剤・鎮静剤として使用されたり月経の誘発などにも利用されています。他にも更年期障害の諸症状や冷え性、生理痛などの予防・解消など、主に婦人病の薬としても使用されているのだそうですよ。睡眠障害・頭痛やめまいの改善効果もあり、イライラやストレスを鎮めて落ち着かせる効果もあるとされています。

サフランの栄養素を知ろう!ー『知って得するサフランの成分と保存方法』

サフランには、糖質の代謝を補助してエネルギーを作り出したり、疲労回復にも役立つビタミンB1が多く含まれています。また、細胞の新陳代謝を促して、皮膚や粘膜の回復や健康維持を行うビタミンB2も含まれています。レバーや肉類に頼らざるを得ないB1・B2の補給ですが、サフランもまた貴重な供給源の一つとなりそうですね。
皮膚・粘膜を保護して血肉となり脳神経の働きを助けるなどB2と似た働きをもつナイアシンも含まれています。さらに、妊娠期に不足しがちな葉酸も豊富に含まれています。赤血球を作り出し、貧血を防いでくれる葉酸はなかなか食品からは摂取しにくいため、こちらも貴重な補給源となるかも。
この他にも、老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンCを豊富に含んでいます。活性酸素の発生をおさえて疲れにくくしたり、アンチエイジングにおいて有利に働いたりなど、美容効果も期待できるのだとか。骨や歯を構成する上で大切なカルシウム、リン、マグネシウムといったミネラルも含んでおり、身体を健康で丈夫にする手助けをしてくれます。サフランからは、ただの香辛料としてだけではなく、さまざまな薬効・健康作用が取り入れられそうですね。

サフランの美味しい保存方法は?ー『知って得するサフランの成分と保存方法』

サフランの保存方法としては、他のドライスパイスと同じように湿気・光・熱が弱点なので、これを避けることができる場所を見つけましょう。候補としては冷蔵庫の中で保存する方法と、常温で保存する方法です。冷蔵庫に入れる場合は、できるだけ密閉できる容器に入った製品を選びます。もし大きなサイズのものを購入したのであれば、小分けにして保存して使用量だけ出して使うなど工夫しましょう。この時も、きちんと密閉することを忘れずに。また、使ったらすぐに冷蔵庫に戻すようにしないと、結露して加湿されてしまい味・香りが落ちてしまうので気をつける必要がありますよ。
常温で保存する場合は、湿度が低い冷暗所を選んで。コンロ周りに置きたいところですが、火の熱や湿度で風味がすぐに落ちてしまうので避けたいところです。シンク周りも避けて、少し離れた引き出しの中など、収納場所を工夫するようにします。ただし、メーカーの製品によっては冷蔵庫保存を指定しているものもあります。製品の説明を良く読んでから使用してくださいね。

サフラン豆知識・なんと紀元前から存在していた!ー『知って得するサフランの成分と保存方法』

サフランが栽培されていたという記録が地中海に浮かぶ島の壁画で発見されており、その歴史はなんとおよそ3000年前までさかのぼります。青銅時代には既に栽培方法が確立されていたのだとか。数千年前のペルシャの書物にもその記述が残されています。紀元前の時代から世界各地でめしべが香辛料としてはもちろん染料・香料や薬用など幅広く利用されていたのだとか。ちなみに、古代ギリシャではサフランから出る黄色は貴重なものとして、王族のみが使うことが許された時代もあったのだそうですよ。
日本へ伝来したのは江戸時代の頃で、当初は薬品として伝えられました。国内でさかんに栽培されるようになったのは1886年(明治19年)からです。この時球根の輸入と栽培を試み、のちに商品化・輸出するようになるまで成長しました。また、この時研究者が大分県竹田市へと伝え、現在は名産地として知られています。
地中海沿岸の暑く乾燥した気候でよく育つ種ですが、実は冬の厳しい寒さに耐えることができる強い植物でもあり、そのため日本の気候にもマッチして栽培を成功させることができたようです。

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スペイン料理など地中海系の料理でスパイスに使用される香辛料・サフラン。実は、ビタミンB1・B2やミネラルが豊富に含まれていたり、冷え性の改善に効果もあり漢方に使用されたりするなど非常に優れた食材なんですよ。ぜひ料理にひとさじスパイスとして加えてみませんか?

文/ケノコト編集部

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