得するコト得するコト
まめ知識 2018.10.04

Trick or Treat の本当の意味知ってる?『ハロウィンの由来と伝統スイーツ』

私たちの暮らしにすっかり定着した、ハロウィン。季節になると街やテーマパークがかぼちゃやオレンジと黒で賑やかな雰囲気になりますね。そんなハロウィンについて、改めて知ってみませんか?

ハロウィンの本当の由来〜10月31日は特別な日〜

ハロウィンという行事が出来たのは古代ケルト人の文化に由来します。ケルト人は11月1日を新年の始まる日として「諸聖人の日(All Hallows)」と呼んでいました。10月31日はその前夜祭「All Hallows’ Eve」と呼ばれていたのが訛って「Halloween」という名前に変化したと言われているそうですよ。

元々は夏の終わりの日である大晦日に行う、厄払いと収穫祭が合わさったローカルなお祭りでした。そのため、キリスト教とは異なる宗教由来の行事なのですが、19世紀頃にアイルランド系の人達がアメリカに移住していくに連れて「こんな行事がある」と広まって行ったのだとか。
やがてハロウィンをキャンペーンに使うお店などが出た事などから次第に一般化して、現在のような身近な存在へと変わって行きました。
822be4aec7b6623d97722c0ffb470645_m-のコピー

ハロウィンの決め台詞!「Trick or Treat」の意味とお菓子をあげる理由とは

現在、アメリカやヨーロッパでのハロウィンの基本スタイルは、悪霊に仮装した子供が「Trick or Treat (お菓子をくれなきゃいたずらするよ)!」と言いながらお菓子をもらい歩きます。

実はこの言葉は子供向けのイベント用にアレンジされた物で、本来は「”Treat me or I’ll trick you.”」となっています。こちらの言葉はニュアンス的に「私を歓待しなさい。さもなくばお前を惑わしてやろう」という意味合いとなります。
10月31日は超自然の力が高まって霊があの世とこの世を行き来できると考えられていたため、子供に悪霊を演じてもらってお菓子を渡し、霊を歓待した事にしてもらう、というのがお菓子を配る行事が生まれた理由の一つなのだそうですよ。

中世のハロウィン・スイーツ「ソウルケーキ」

子供にお菓子を配る行事となったもう一つの理由と考えられているのが「万聖節」です。ハロウィン自体とキリスト教は関係がないのですが、カトリック系でも11月1日は「万聖節」という祝日になっていて、9世紀頃にはキリスト教徒が各家庭を回ってその家の死者のために祈り、御供えのお菓子をもらう行事が行われていたのだとか。
そのお菓子は「ソウルケーキ」と呼ばれています。ケーキという名前ですが基本はレーズンを入れたバタークッキーに近いお菓子です。こちらはキリスト教由来のためナイフなどで十字架を象った筋を入れたり、レーズンをクロス型にあしらったりされています。

レシピには特に決まりはないそうですが、レーズンの他はオールスパイスやシナモンを入れる物が多く見られます。ヨーロッパではぶどうは貴重な水分源のワインの材料であり、レーズンは冬期の大切な食料でもありました。外国からもたらされるスパイスが手に入るようになればそれを入れている事からも、当時の人達のごちそうお菓子だったのかもしれませんね。
14712851_1334489533228969_8601099858043818879_o

ハロウィンの占いスイーツ「バームブラックとクラウディ」

ハロウィンの本場であるアイルランドにもハロウィンの伝統的スイーツがあります。
こちらはスパイスやドライフルーツを入れたパンやパウンドケーキで「バームブラック」とか「ティーブラック」という名前で呼ばれています。バームとはバウムクーヘンのバウム(木)と異なり、酒精発酵に使うお酒の名前から来ているそうですよ。

面白いのが、バームブラックには煮沸消毒した指輪、コイン、布きれを入れておみくじのような事をする風習があります。指輪は結婚運、コインは金運、布きれは貧困を意味し、これ加えて悪運の象徴であるハズレくじとしてボタンやエンドウ豆を入れる場合もあります。
霊力が高まるハロウィンの夜に占いや予言を行う風習から来ているそうですが、ハズレくじの種類の多さにびっくり!

同様の占い菓子には「クラウディ」があり、こちらは香料入りのアップルソースと泡立てた生クリームの中にバームブラックと同じく指輪やコインを入れてすくって食べるデザートです。

ご家庭でハロウィンのおみくじ遊びをしてみたいと思われた場合、指輪などは誤飲が怖いのでやわらかくしたバニラアイスなどにグミやマーブルチョコを仕込み、何色が当たったかで「お友達が増える」「カードゲームで欲しいカードが当たる」などの結果をアレンジしたおみくじはいかがでしょうか?
ハロウィンパーティーの食後のデザートにしたら盛り上がりそうですね。
211

なんでかぼちゃなの?ヨーロッパではカブとりんごが主役

日本ではハロウィンの食べ物=かぼちゃのイメージが強いのですが、元々はカブをくりぬいたランタンだったのが、アメリカで手に入りやすくてくりぬきやすいかぼちゃに変わってしまったため。ヨーロッパでは「ハロウィンといえばかぼちゃ」という訳ではないんですよ。

アイルランドのハロウィン料理としてはコルカノンというケールやキャベツを入れたマッシュポテトの他に、ルタバカというスウェーデンカブのマッシュがあります。また、お菓子に使うのもかぼちゃよりりんごが多く使われます。

かぼちゃを使ったハロウィンメニューがマンネリだなと感じたら、カブのシチューとアップルケーキのようなヨーロッパ風の組み合わせもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。

記事/ケノコト編集部

その他のおすすめ記事

ハロウィンにどうぞ!色鮮やかな『紫芋チーズケーキのパイ』

ハロウィンにどうぞ!色鮮やかな『紫芋チーズケーキのパイ』

かぼちゃの甘味にほろ苦いカラメルソースの大人なスイーツ『かぼちゃの焼きプリン』

かぼちゃの甘味にほろ苦いカラメルソースの大人なスイーツ『かぼちゃの焼きプリン』

ハロウィンを盛り上げる『かぼちゃお菓子入れ』を作ろう!

ハロウィンを盛り上げる『かぼちゃお菓子入れ』を作ろう!

コメント

コメント欄


人気の記事

2020.02.28

シンプルながら絶品!和食屋が教える『鯛の塩煮』

2020.02.25

【編集部おすすめ】食物繊維が豊富!あおさを使ったレシピをご紹介!

2020.02.24

保存食のある暮らし~ひな祭りに手作り甘酒、魔法瓶で意外と簡単!! 『基本の甘酒といちごと甘酒のパンナコッタ』

2020.02.23

レンジで簡単!!雑穀を使って『古代米の桜もち』

2020.02.21

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

2020.02.20

【編集部おすすめ】大注目の納豆・大豆料理をご紹介!

2020.02.18

困ったときに何でも使える!食べる万能調味料『肉みそ』

2020.02.15

作り置き常備菜シリーズ『お弁当に!しいたけの旨煮』

2020.02.14

~保存食のある暮らし~簡単にできる『自家製パンチェッタ』

2020.02.13

入れるだけ!持ち歩きにも◎『デトックスウォーター生活』で簡単おうちダイエット

編集部おすすめ記事

2020.02.27

季節の手しごとしませんか?免疫力アップに効果的なネギ味噌の作り方

2020.02.25

素朴なおいしさ『天かすと桜えびのコクおむすび』

2020.02.25

【編集部おすすめ】食物繊維が豊富!あおさを使ったレシピをご紹介!

2020.02.23

子どもと一緒に作りたい『桃の節句』にうれしい巻き寿司レシピ

2020.02.22

春の次にそわそわする時期『秋に引っ越しが多い理由とは?』

2020.02.22

~保存食のある暮らし~風邪予防に、花粉症対策に♪『金柑ジンジャーエールシロップ』

2020.02.20

【編集部おすすめ】大注目の納豆・大豆料理をご紹介!

2020.02.19

日本の鍋料理に飽きてきたらスペイン料理「ピルピル」を作ってみよう

2020.02.16

【編集部おすすめ】春の訪れ♪菜の花を使った簡単レシピ

2020.02.14

~保存食のある暮らし~簡単にできる『自家製パンチェッタ』

月間人気記事

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2019.07.30

暑い日でも食欲が進む!薬味たっぷり『せいろ蒸し鶏の中華酢ソース』

2020.02.12

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2018.11.20

粉が吹くカサカサお肌に別れを『口周りのスキンケア方法』

2016.12.29

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「トマト」の常備菜その1』

2018.05.01

すりおろして混ぜるだけ!『人参ドレッシング』

2018.09.03

日本の暮らしの言葉『昔の暦、月齢ごとの月の名前』〜長月の暮らし〜

2017.05.21

作り置き常備菜シリーズ『フライパンで作る鯵のガーリック揚げ』とアレンジレシピ

2019.02.03

一年の始まりだった『立春』。立春から始まる色々なコト

2017.06.06

子どもも満足!『苦くないオレンジピールの作り方』