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タイアップ 2017.11.27

江戸と松戸の間を流れる江戸川と自然の恵みが生んだ幻の「矢切ネギ」

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千葉県の特産品と言えば、落花生や菜の花が有名ですね。
でも、千葉県松戸市ではとある野菜が有名なんです。

松戸市矢切地区には、地域ブランドに登録されているネギがあるのはご存知でしょうか?
その名も「矢切ネギ」。
「矢切の渡し」で知られる松戸市の矢切で生産されているネギです。

そんな矢切ネギの誕生の理由や普通のネギとの違い、幻と呼ばれる理由に迫ってみましたよ。

江戸時代から続く「矢切の渡し」とは

「矢切の渡し」とは、千葉県松戸市下矢切と東京都柴又を往復する渡し船のことです。
今から380余年前の江戸時代初期に、地元民専用の耕作や対岸の農地への移動手段や日用品購入、寺社参拝などの目的のために設けられました。
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徳川幕府が設けた利根川水系河川の15か所の渡し場の一つに選定され、「金町・松戸の渡し」とも呼ばれていたそうですよ。
「矢切の渡し」は15か所ある渡し場の中でも全国的に名が知れているのにはいくつか理由があります。

まず初めに、明治42年に伊藤左千夫の小説「野菊の花」により名が知れ渡りました。その後、昭和57年に細川たかし氏が歌った、歌謡曲『矢切の渡し』が大ヒットしたことや、フーテンの寅さんが柴又を舞台に各地を訪れる映画『男はつらいよ』が上映されたことで再び脚光を浴び、年間20万人以上の観光客が乗船する時期もあったのだそうです。

河川がもたらした土壌から生まれた「矢切ネギ」

松戸市のネギは全国生産量の市町村順位でも上位に入るほど生産が盛んです。
その中でも、矢切地区で生産されるネギは「矢切ネギ」として全国的に知られています。

矢切ネギは、明治3、4年頃、当時の京府下砂村(現:東京都江東区)から「千住ネギ」の種子を譲りうけ栽培が始まりました。江戸川の氾濫によって運ばれてきた水分を含む砂と枯土が適度に混ざった矢切地域の土質が栽培に適していたことから、年々作付けが増え、明治12、13年頃からは市場へ出荷するようになりました。

その後、研究を重ね、新しい技術を取り入れることで「全国農産物品評会」において3度の農林水産大臣賞を受賞。平成19年には、松戸市農業協同組合が地域団体商標を取得しました。

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気になる「矢切ネギ」のお味は…?

普通のネギとの違いは、まず太さ。普段店頭で見かけるネギよりも丈は短めですが、身が太く大変食べ応えのありそうなネギです。

皆さんは普段、ネギはどのように調理して召し上がりますか?
薬味としてや、他の食材と一緒に鍋や炒め物、味噌汁の具材として調理することが多いですよね。
最適な土壌で育った矢切ネギは、地中深く埋まり糖度の高い、肉厚でジューシーな味わいが特徴です。
そのため、食味も普通のネギよりもやわらかくて、とにかく甘味の多いネギなんです。
普段は薬味や他の食材と一緒に食べているネギが、食卓の「主役」になるかもしれませんね。

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矢切地区では「焼いてよし、鍋によし」と言われています。
特に、太くてしっかりしているので「焼きネギ」が、本来のおいしさを味わえる食べ方としておすすめ。
そのまま焼いただけでも、コクがあって十分おいしいそうですよ。しっかり焦げ目を付けて焼くと、口の中でじゅわ〜っと汁が溢れ出てくるのだとか。

また、鍋に入れることで、ネギのうま味が滲み出てきます。鍋のネギと言えば、クタクタになってしまうことが多いですが、矢切ネギは鍋にしても食感がはっきりとしているので食べ応え十分です。
水炊きだけでなく、すきやきやしょうゆ鍋や味噌鍋、キムチ鍋にしてもおいしく頂けますよ。

これから旬を迎えてうま味倍増!

矢切ネギの旬は11月~3月にかけてと秋から冬の間です。
まさにこれからがおいしい季節ですね。

この時期にどこのお店でも購入できるかと思いきや、残念ながらそうではないようです…。
料亭用や贈答用として販売されていることが多いため、チェーンの小売店や大型スーパーではあまり見かけません。これが矢切ネギが幻と言われる理由の一つかもしれませんね。
しかし、道の駅のような産直市場で販売していることもあるようなので、矢切地域の近くに行った際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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自然の恵みによって、土壌が整い誕生した「矢切ネギ」。
これからの季節、旬を迎えてさらにおいしさが増してきます。

普段なかなかネギをそのまま焼いて食べることも、鍋に入れてクタクタになっていないネギを食べることもないですよね。だからこそ、幻の「矢切ネギ」を食べてネギの美味しさを再発見してみませんか?

▶︎ 矢切ネギ

JAとうかつ中央HPで矢切ネギについて紹介されています。
ぜひご覧ください。こちら

記事/まつかし
株式会社ライズさんとケノコトのタイアップ記事です。
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