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地域 2018.12.02

『正月飾りの豆知識』〜なぜ正月飾りをつけるの?いつからいつまで飾ればいいの?〜

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12月に入るとお店でお正月飾りのワゴンが出て来てきますね。クリスマス用の商品とお正月飾りが同時に見られる事も珍しくなくなってきました。最近はキャラクターのマスコットが付いたかわいい物も登場していますが、正月飾りの種類と由来をチェックしてみましょう。
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年神様のための場所であり、おもてなしのために用意する正月飾り

お正月に用意する飾りはいくつかの目的によって別れますが代表的な物は3つあります。
・松飾り(門松)
・しめ縄
・鏡餅

この3つはそれぞれに違う役割を持っています。

そもそも、お正月にお飾りをしたりご馳走を用意してお祝いしたりするのは「年神様」をお迎えするためです。
「年神様」が何を指すかについては諸説があります。「年」とは稲の実りであり、農耕の成功と飢える事がないようにするために春を迎える事を祝ったとする説や、祖先が家を守護してくれる事を願って新年の幸運を願ったとする説などがあるようですよ。旧暦のお正月は2月頃で春が間近なタイミングですから、草木が芽吹く季節の訪れを幸運に見立てて「幸運とは訪れて来る」と考えたのかもしれませんね。訪れてくれる神様に対して目印と場所を作るのがお正月飾りの役目です。

松飾りは神様のための目印

現在、一般的によく知られているのは門松ですが「根引きの松」と言って根の付いたままの松の若木に紅白の水引をつけて飾る地方もあります。松のような常緑樹は常に青い葉が付いているので「常磐木」と呼ばれ、「永遠不変」の象徴でもありました。古来の考えで「神様は常磐木に宿る」とされていたので門(玄関)に松を置く事で「ここはあなた様の居場所です」という目印にしたのだそうです。
門松は松の他にやはり冬でも青々として真っ直ぐな竹と春を告げる花である梅を合わせて慶事のシンボルである松竹梅を用いた縁起物です。
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しめ縄は「清浄な場所」の印であり、境界線の役目を果たす

次にしめ縄ですが、お正月に限らず神社には一年中しめ縄が張られています。しめ縄は境界線を示す役割があり「内」と「外」を区別します。神様のいる神聖な場所を「内」、そうでない所を「外」として「このエリアの中は神様がいらっしゃるのにふさわしい場所です」と区切っているのです。神社のしめ縄との違いがわかるようにお正月の飾りついては「年縄(としなわ)」と言う事もあるそうですよ。

しめ縄には色々な種類があります。神社の場合はお祀りしている神様によって藁の絡む方向などが違っているそうです。さらにお正月の飾りの「年縄」形は神社の物以上に地域差があります。
関東は玉飾りという玄関の真ん中につけるタイプが用いられる事も多いようです。関西は神社のしめ縄に近いごぼう飾りと呼ばれる物が多く見られるのだとか。地方によっては更に飾る場所についてローカルルールがありますので、わからない時はお年寄りに聞いたり売り場に説明がないかチェックしてみましょう。

しめ飾りを必ず飾る場所は玄関と神棚(あれば)です。井戸があるお家は水神様や、火の用心の意味を込めてかまどの神様のために台所などにも飾る地域もあるようですよ。

鏡餅は御供えであり、色々な縁起を担ぐアイテムが満載

鏡餅はご神体などにも使われる鏡を模した御供えという意味の他、繁栄を願う祝い物が多く添えられています。この飾りの内容についても地域や家庭で違いがあります。

・みかん→正しくは「橙(だいだい)」という種類の柑橘類を使う。「代々」通じるので家がこれからも繁栄する事を願う物。
・裏白(うらじろ)→シダの仲間。新芽が重なって生えるので「家族が増えて繁栄するように」という意味と葉の裏が白いので清廉潔白である事の象徴
2
・昆布→「よろこぶ」に通じる
・ゆずり葉→次の葉が出て来るまで古い葉が残るので子孫繁栄の象徴
この他、地域によっては串柿や海老などを飾る事もあるようです。

お正月飾りはいつから飾っていつ外す?

お正月飾りを飾り始める時期ですが、古来は12月13日が「お正月事始め」としてお正月準備のスタートであり、山に入って松飾りのための松を取って良いとされました。そのため松飾りは12月の半ばには出し始める事もあったようです。

現在はクリスマスとの兼ね合いなどもあり、26日以降に飾り始める事が多いようです。ただし、12月29日は「苦」に通じ、31日の大晦日は「一夜飾り」として避ける物というのが全国的なルールのようです。
早すぎず遅すぎない飾り始めにベストな日は27~28日頃です。

逆に飾りを外すタイミングは地域差があります。以前は1月15日が小正月と呼ばれ、そこまでがお正月となっていましたが、最近は「松の内」と呼ばれる1月7日頃にお飾りを外す事が多いようですよ。

鏡餅は鏡開きの1月11日に食べたり「左義長」とか「とんど」と呼ばれる行事でしめ飾りを燃やす時に焼いて食べるとされています。
そういった行事がない場合は鏡餅は頃合いを見計らって食べ、お正月飾りについては分別の後、紙でくるむなどして他のゴミと混ぜないようにしてゴミの回収に出すのがベターのようですよ。

記事/ケノコト編集部

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