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美容・健康 2017.12.19

もしもの時に…『活用したいセカンドオピニオンのコト』

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病気になり、病院にかかる……。
どれだけ健康に気を付けていても、病気にかかってしまうことはあると思います。病院にかかっていると、治療方法や方針について不安に思うことも当然ありますよね。そんなときに活用してほしい、セカンドオピニオンについてご紹介します。

セカンドオピニオンとは?

最初にかかっている病院・医師の診断とは別に、違う病院・医師に相談して意見を求めることをいいます。
現在は、医師主体の医療ではなく、患者主体の医療へと変わってきています。自分自身の命にかかわるのですから、“お医者さんにすべておまかせ”ではなく、自らが積極的に関わり、治療を決定していかなければなりません。

セカンドオピニオンを受けるきっかけは患者さんさまざまですが、なにも現在かかっている病院・医師に不信感があるからというだけではありません。かかりつけのお医者さんのことは信頼しているけど、参考までに他の医師の意見も聞いてみたい、確認してみたい、といった気持ちからでもよいのです。
セカンドオピニオンとは患者さんのためを考えたシステムだといえます。
しかし、利用方法によってはあまりいい結果をもたらさない場合もありますので注意しましょう。
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セカンドオピニオンのシステム

セカンドオピニオンのシステムは原則的として、最初にかかった病院の医師からの紹介が必要です。検査結果やレントゲン写真などの診療情報をすべてセカンドオピニオンの担当医師に開示します。そのため、セカンドオピニオンの病院では再度検査はしなくてよくなります。

検査は患者さんにとって身体にも経済的にも負担になることが多いので、診療情報が共有されることはとても有益です。検査結果は短期間で変わることはないですが、その結果に対する治療アプローチは病院や医師の方針で異なることがあります。

例えば、同じ“胃がん”に対する治療にしても、学会が定めたガイドラインはあるものの、治療薬や抗がん剤などの種類は多数あり、手術方法なども加味すると、治療方法は多岐に渡ります。何種類もある治療方法の中からどれが最善であるか、どんな医師も充分検討はしているに違いないですが、その答えは医師によって違って当たり前なのです。
つまり、最初にかかった病院の治療法がすべてではない、ということです。そして、どの提示された治療法も間違いではない、ということなのです。

セカンドオピニオンの金額

セカンドオピニオンは『相談』という扱いになるので、保険は適用されません。
その後、セカンドオピニオンを受けた病院で治療をすると決めたなら、その後の診察・治療は保険適応になります。つまり、セカンドオピニオンの面談は全額自己負担ということで高額な出費を伴うのです。

保険適応外ということは自由設定です。一般的には1時間10000円から50000円と設定幅も広いです。
自分の身体、命がかかっているのでお金には変えられませんが、がんのように病気によっては今後の治療にお金がかかるため、なるべく費用はかからないようにしたいですよね。セカンドオピニオン面談費はオープンになっているので、病院のホームページや電話で問い合わせると明確です。
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セカンドオピニオンを希望する理由

診断の再確認

最も多い理由の1つは、やはり診断の『再確認』ではないでしょうか。
最初の病院で重い病名を診断され、それを受け入れることができず、他の病院で診断を仰ぎたい場合です。

最初にかかった病院でも担当医が1人で診断を確定することはまずあり得ません。常勤医が少ない病院でも非常勤医師や、他院の専門医に相談したりするのが一般的です。なので、診断がくつがえることはそうあるものではありません。
しかし、患者さんは真実を知りたいと思いつつも、軽い病名がつくことを期待してセカンドオピニオンを希望するのです。

そうなると、同じ結果をただ告知するだけに何万も費用がかかってしまう場合があります。
今後の治療費が高額になることも考えて、セカンドオピニオンの受け入れを拒否する医師もいます。「面談を拒否された=見放された」と、受け取ってしまう患者さんも少なくないでしょう。でも、病院の利益よりも患者さんの資産を心配するこの医師ほど思いやりのある医師はなかなかいないのです。

セカンドオピニオンの依頼が来た時点で診療情報と最初の病院の診断・治療方針が伝わります。その時点で、自分が診ても診断・治療方針が変わることはない、と判断したら、わざわざ遠くから(最初の病院の方が近隣を選ぶ患者さんが多いので)何万円もの高いお金を払って、「同じです」と聞きにくることに意味があるでしょうか。もちろん、受け入れない理由を「同じ診断・治療方針のため」と回答しているので、納得する患者さんもいますが、上記に述べたように軽い病名への診断にくつがえることを期待している患者さんにとっては、納得できないこともあります。

その場合は、再度セカンドオピニオンの依頼が届くので、医師も精神的ケアという側面も含め受け入れます。セカンドオピニオンは診断が異ならない場合も、患者さんにとって自分の病気を受け止める場として必要な場合があるのです。

治療方針の変更

次に多いのは治療方針です。
今の病院で治療を長く続けているが、いっこうに良くならない。もうどこも悪くないですよ、と言われたが、本人はどうもしんどいので、他の治療も受けた。など、改善が実感できない場合に希望します。治療方針は病院・医師によってさまざまな選択があるため、その病気の専門医を求めれば求めるほど違う治療方法にめぐり合えることがあります。

受ける側の患者さんの感受性もそれぞれです。提示された治療法が患者さん本人に合っているかは分かりません。“胃がん”という病名が診断され、手術という治療方針が提示されることは間違いではありません。ですが、その人の年齢や体力、生活環境や社会的側面すべてふまえると、その治療方針はベストかどうか言いきれません。
患者さんはベターで納得するか、ベストに出会えるまで、病院・医師を探索するかそれ自体も患者さん本人が決めなければなりません。
もし、とても有益な治療方法が海外にあったとしても、経済的理由や家庭の状況によって不可能な場合もあります。その時点でその治療方法はその人にとってベストではありません。

医師は神様ではない

昔は「医師は神様」といった扱いをされる職業でした。しかし、現代において医師はたくさんある職業のうちの1つであり、同じ人間です。ただ、人の身体に触れ、生と死に関わるのですから、崇高な志を持った人であってほしいとは願います。

医師本人も自分は神様ではないことを誰より理解しています。
今でも患者さんによっては、他の医師に診てもらうための紹介状をお願いすることに引け目を感じる方がいますが、そんなことは感じる必要はありません。
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セカンドオピニオンは患者さんの当然権利であり、そもそも自分の身体をだれに診察してもらうかは患者さんに決める権利があります。
たいていの医師は、診断をする前に他の医師と検討しカンファレンスを重ねた後に、患者さんに告知します。ですから、その患者さんがもっと他の医師の意見を自ら聞きたいと希望されたら、「ぜひ、そうしてみてください」と答えるでしょう。

セカンドオピニオンを受けた後に、「やっぱり最初の病院・医師で治療をすすめたい」と、もどってきた患者さんに医師はもちろんウェルカムですし、「同じ治療方針でもセカンドオピニオンの病院・医師に治療を受けたい」となっても全面的に協力してくれます。
自分の身体を預ける相手は人間です。きちんと意思疎通をし、信頼関係を築いてこそ、よりよい治療へと踏み出せるのです。

治療方針だけでなく、自分に合った人柄の医師と出会えることで身体的だけでなく精神的にも快復できることがあります。
肉体と精神は表裏一体です。どうも自分とは合わない人柄の医師に毎回治療をしてもらうのもストレスがかかります。現在かかっている病院内で担当医を変えてもらうことも遠慮する必要はありません。何か大きな理由がなくてもいいのです。ただでさえ、病気の治療はしんどく億劫なことが多いでしょう。少しでもストレスは軽減したいものです。
治療は患者さんのためにあることを忘れないでください。セカンドオピニオンはその代表的システムなのです。

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