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まめ知識 2017.12.20

二十四節気の暮らし方『一番昼間が短い日「冬至」』地域で違うかぼちゃ料理

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二十四節季の中でもよく知られている日の一つが「冬至」ではないでしょうか。この日は北半球では一年で一番正午の太陽の高さが低くなるため、日照時間も最も短くなります。
昼が短く夜が長い一日。そのため、古い時代はこの日を一年の終わりと考えていた事もあったようです。

季節の移り変わりと同時に幸運を願う日だった冬至

冬至は別名「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれています。この言葉には「陰が過ぎ去って陽が来る事」という意味があるのだそうです。一年で最も夜が長い冬至を過ぎれば日照時間は長くなって行きます。その光のある時間の移り変わりを「陰」、つまりよくない事が終わり、幸運が訪れる様子に見立てた言葉のようです。

昔は今のように電気もなく、暗い時間は月や星の明かりやささやかな灯明だけが頼りでしたから、光に焦がれる古い時代の人達の切なる気持ちが伝わって来る気がしませんか?このため、冬至もめでたい日と扱われる事もあったそうです。

ちなみに、古い時代の中国では冬至は仕事をお休みにして小豆がゆを作って食べたり、夜通し宴会をして春の訪れを祝ったのだとか。
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冬至に付きもののかぼちゃと柚子。この時期の生活の知恵

年中行事にそれ程興味がない方でも、最近ではスーパーマーケットなどでこの時期にかぼちゃや柚子が店先に並び、「冬至にはかぼちゃと柚子が付きもの」という事は知っていらっしゃるのではないでしょうか。

冬至を境として日照時間は長くなるのですが、空気は乾燥し、気温も更にぐっと低くなります。そんな時にビタミンAを多く含むかぼちゃを食べると体の粘膜を強くし風邪に対する対抗力がアップします。ゆず湯に浸かって体を温めるのも風邪対策の一つです。

かぼちゃは長期保存が利くので冬に重宝された野菜ですが、かぼちゃが日本に来たのは戦国時代頃なのだとか。種子島に火縄銃と共に伝わったという説が有力なのだそうですよ。おいしくて長持ちする野菜なので日本人にも愛されて、行事食にも取り入れられたのでしょうね。

冬至に食べるかぼちゃも柚子も、黄色くて暖かい色合いです。陽の光を連想させる色合いの物が冬至に取り入れられているのは、かつての人達の美的センスにもよるのかもしれません。
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地域で違う冬至のかぼちゃ料理。小豆が入った「いとこ煮」って何?

冬至のかぼちゃは煮物でいただくのが全国的に多いようですが、小豆とセットで煮る「いとこ煮」にする地域も少なくありません。いとこ煮というのは元々北陸や奈良、山口などで郷土料理として食べられている物で小豆と他の野菜を煮た物です。
煮えにくい物から順に「おいおい」入れていくのを「甥甥」という字を当て、「いとこ煮」と洒落たところから付いた名前なのだそうですよ。

郷土料理のいとこ煮は具材や味付けが地域で変わり、北陸は大根や油揚げと合わせ、山口ではかまぼこなども入れるそうです。冬至のかぼちゃのいとこ煮として知られている物は奈良の物が近いようですよ。
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中国で冬至の食べ物とされた小豆がゆは日本でも冬至の食べ物とされた時期や地域もあるようなので、そこにかぼちゃが合体していとこ煮が広まったのかもしれません。小豆もかぼちゃも甘い味付けと相性が良いので人気メニューとして伝わったのでは…と思えます。

この他、かぼちゃや小豆以外にもおそばや豆腐めしが冬至のメニューの地域もあるそうです。また、冬至が年末だった風習を受け継いでか冬至にこんにゃくを食べる事で「お腹にたまった一年の砂を取り払う」という風習もあるそうですよ。

冬至のかぼちゃに関しては食べ方にルールはないとされているようですので、煮物以外にも天ぷらにしたりスイーツにしても。ぜひ、冬至の暮らしを楽しんで、季節の区切りを意識する事を生活に取り込んでみて下さいね。

記事/ケノコト編集部

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