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コーディネート 2017.12.26

普段着の和服ってどんな柄?『知っておきたい着物の基本知識』

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普段、馴染みがない着物。着てみたいけど難しそう…と敬遠されがちですが、フォーマルと普段着の違いさえ理解出来れば、普段着の着物はそれほど悩まなくて大丈夫。生活に着物を取り入れてみたい、という人向けに実践的な基礎知識をご紹介します。

「礼装」は普段着にはできない

洋服の場合、普段着とフォーマルではシルエットやデザインが全く違うので簡単に見分けが付きますが、着物の場合、形自体は一緒なのでどこがどう違うかわからない…という方も多いのではないでしょうか。

大まかに言うと礼装の着物と普段着の着物は「柄の付け方」で区別します。一番わかりやすいポイントは「着物を広げた状態で、全体を使って『絵』が描いてあるのは「礼装」です。

礼装の代表的な着物

・成人式の「振袖」 (これは無地でも柄が控えめでも礼装)
・結婚式で身内の人が着る「留め袖」
・ゲストの女性が着る「訪問着」

こういった着物は普段着には出来ません。洋装でいえばウエディングドレスやカクテルドレスを日常生活で着ないのと同じです。残念ですが「手持ちの着物に成人式の振袖や嫁入り道具の訪問着があるから、今度のショッピング・お出かけはそれを着てみよう」…という訳には行かなかったりします。
※帯についても金糸・銀糸を使ったキラキラした感じの物や豪華で丈の長い物はフォーマル用なので普段着には使えません。

また、着物の「袖丈(そでたけ)」(袖の垂れ下がっている部分)は未婚女性の振袖を筆頭に、若い人ほど長めです。既婚の女性は普段着の着物でも少し短めにします。(「袖を留める」→留め袖の由来)
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普段着にできる着物は総柄の「小紋」

では普段着にできるのはどういう物かというと柄に方向性のない物です。柄を描いた物は「小紋(こもん)」と呼ばれ、上下が無いモチーフが全体的に散らされている物を言います。

糸を染めておいて布を織る段階で柄が出来て行く「先染め」は木綿の着物に多く見られます。チェックの物が「格子(こうし)柄」、ストライプは「縞(しま)」と呼ばれています。

無地の着物も木綿やウールなど、素材によっては普段着にできるのですが「正絹(しょうけん)」と呼ばれるシルク素材の物、小紋でも「江戸小紋」と呼ばれる無地に近い物ではあれば、改まったスーツくらいの位置付けになります。
特に「一つ紋(ひとつもん)」と言って、家ごとのマークである家紋を背中に付けたタイプは、準礼装になってしまうので普段着にはできませんのでご注意下さい!

値段が高い着物=礼装ではない事も

着物の名前に「紬(つむぎ)」と付く物は、作るのに手がかかるため高額な物も多いのですが、元々が正規品にできなかった繭の残りの綿から糸を作る着物であるため「おしゃれ着」で基本的には礼装としては着る事ができません。

また、素材が「正絹」であっても小紋であれば礼装にはなりません。逆にポリエステルであっても高級素材の物は礼装用の柄を付けて振袖や訪問着などに仕立てられています。
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長い時期着る事ができるのは裏地の付いた「袷(あわせ)」タイプ

Webショップなどで着物をみていると「袷(あわせ)」「単衣(ひとえ)」という区分けがされています。「袷」は裏地が付いているタイプで10月から5月の秋・冬・春の長い期間着る事ができます。「単衣」は裏地がない仕立てになっていて6月・9月といった初夏・初秋頃が着る時期の目安です。ただし、最近は空調が効いているので真夏以外はあまりこだわらなくてもよいとされているようですよ。

ちなみに7月と8月の夏季の「着物」は浴衣ではありません。「薄物(うすもの)」と呼ばれる透け感のあるタイプの着物です。浴衣は洋服で言うとルームウェアに近い位置付けです。お祭りや花火大会は問題ありませんが、観劇など洋服でもラフなTシャツとデニムではふさわしくないような所に着ていくのは、あまり好ましくないので悪目立ちしてしまうかもしれません。

普段着に着物を着る時、最低限分かっていれば大丈夫なポイント

・フォーマル用の着物・帯は普段着として着ない
・季節によって着物の生地、仕立てが違う
・ミセスが袖丈の長い着物を着るのはお洒落ではない

あまり堅苦しく考えず、お家の中だけでも着物を着てみませんか?あれこれ悩むより一度袖を通す事でわかる事がたくさんありますよ。ぜひ、着物を楽しんで下さい!

記事/ケノコト編集部

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