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まめ知識 2022.01.09

二十四節気の暮らし方『一番寒い時期の始まり「小寒」』本格的な寒の入り

「小寒(しょうかん)」はその名前よりも「寒の入り」という言葉の方が広く知られているかもしれませんね。一年で一番寒い時期と言われていますが、その寒さを利用した冬仕事が行われる時期でもあります。

「寒仕込み」仕事に当てられる「寒の内」は小寒から

小寒はまさに冬本番、という冷え込みの厳しい時期の始まりの日です。小寒から大寒(だいかん)をはさんでいわゆる「節分」までの30日を「寒の内」と呼びます。小寒はそのスタート日という事で「寒の入り」という言い方もしますね。

この時期、気温が低い事を利用して色々な発酵食品の仕込みが行われます。この時期に汲む水は「寒の水」と呼ばれ、この水を使って作ったお味噌や醤油、酒は腐らないと言われていたそうですよ。昔の人は経験的に低温の時期は水に雑菌が少ない事を知っていたのでしょうね。特に小寒から九日目に汲んだ水は「寒九の水(かんくのみず)」として薬になると言われて重宝されたそうです。

自分でお味噌を仕込んでみたい、と思われる方は小寒以後がベストシーズンですのでぜひトライして見て下さい。ちなみにお味噌が食べられるのは仕込んでから1年後だそうです。翌年が待ち遠しくなりそうですね。
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ちなみに小寒から4日を「寒四郎」と呼び、寒九とセットでその年の豊作を占う日になっていました。寒に入って4日目が晴れ、9日目が雨なら豊作と言われていたそうです。かつては「寒九の雨」という言葉もあり、古くからの豊作を祈る強い想いが感じられます。

ちなみに他の季節にも寒四郎と似た、天気で翌年の豊作を占う日の名前があります。「彼岸太郎(ひがんたろう)八専次郎(はっせんじろう)土用三郎(どようさぶろう)寒四郎(かんしろう)」となっていて彼岸を長男とした兄弟のような名前になっています。

スポーツなどに多い「寒中○○」が行われる小寒

よく冬に「寒稽古」や「寒中水泳」といった、寒さの中で体を鍛える行事が行われますが、そのタイミングは「寒の内」に当たる時期か、小寒の日に行われる事も多いようですよ。2018年の小寒は1月5日です。お正月の三ヶ日が過ぎた頃に当たるのでお正月気分を引き締める意味合いもあるのかもしれませんね。

ちなみに高校ラグビーの大会の決勝は例年一月上旬で、まさに「寒の内」に行われます。サッカーも同様で、12月末から始まって決勝は寒に入った頃合いになっています。こちらについては運動量が多く、暖かい季節に行うと熱中症のリスクが高くなるからだそうですよ。直で観戦するには完全な防寒対策が必要ですが、身が引き締まりそうな空気の中で行われる試合は毎年熱い展開ですので、試合中継が楽しみな方も多いのではないかと思います。

これらのスポーツはプロの試合もシーズンは冬となっています。プロの選手の場合、試合中にリットル単位で汗をかくとも言われているそうですから震えあがりそうな寒さですらちょうどいいのかもしれませんね。
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寒中見舞いを出せるのは小寒以降。ベストタイミングは?

寒中見舞いの「寒中」はまさに小寒から始まる「寒の内」の冷え込みのきつい時期のお見舞です。言葉の意味としては小寒を過ぎれば使ってよい事になります。ですが、小寒が過ぎてすぐに寒中見舞いを出してしまうといわゆる「松の内」である1月7日までに相手に届いてしまう事もあります。

最近では喪中で年賀状が出せない時、返礼として寒中見舞いを出すのが一般的となっているため、まだお正月飾りを外す前に寒中見舞いが届くと受け取った側が興醒めしてしまうかもしれません。関西では15日までがお正月という扱いの地域もあるそうです。

それらを考慮すると寒中見舞いは1月8日か15日を過ぎてから出すのがベストなタイミングといえそうです。「寒の内」は節分までですので、1月中に相手に届くつもりで手配しておくと安心ですよ。

記事/ケノコト編集部

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