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まめ知識 2018.01.10

1月11日は年神様とのご縁をいただく『知っておきたい鏡開きのコト』

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お正月が終わり、そろそろ気分も切り替えて気を引き締めないと、という方も多いのではないでしょうか?お正月との節目となる鏡開きは1月11日です。最近はプラスチックのお重ね餅の中から小餅を取り出すタイプも多く使われているので、塊の状態の鏡餅を食べた経験がないという方も珍しくないようですね。本来の鏡開きの風習や意味とはどんなものだったのでしょうか?

鏡餅は「年神様の依り代」

そもそもどうして鏡餅を用意するかというと、鏡餅が年神様の依り代となる、という説が一般的なようです。神社であれば本物の鏡がご神体となっている所もありますから、お餅を大きく丸く作って鏡を模した、という説ですね。

また「鏡餅」の名前が一般的ですが武家では大切な鎧などの「具足」に備える物を「具足餅」、女性が女の魂である鏡に備えた物の方を「鏡餅」と呼んだそうですよ。地域によっても違う呼び方をする事もあり「そなえ」「ふくで」「お座り」という事もあります。また、漁船を持っている漁師さんのお家では船に宿るとされる「船霊(ふなだま)さん」にも鏡餅を御供えする風習があります。

お正月のメインゲストの年神様は農耕由来で豊作をもたらす存在として大切におもてなしされます。お正月が終了して年神様がお帰りになった後、年神様が宿っていたお餅を皆で分けあって食べる事で神様との縁を繋ぐという意味合いが本来の鏡開きの由来だったようです。
鏡餅を食べる時に「切る」「割る」という表現を使わずに「開く」と言うのも、神様との縁が切れないように、という縁起担ぎの意味があるのだそうですよ。
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鏡開きが1月11日なのは江戸幕府の都合?

お正月の期間は関東が1月7日、関西が1月15日とよく言われますが、1月11日が鏡開きの日とすると15日までがお正月となる地域では松の内に神様の依り代である鏡餅を開く事になってしまいます。

実はこれは江戸幕府の都合でお正月の期間が短縮された事によるのだとか。元々のお正月は「正月二十日」という事で鏡開きは1月20日に行っていました。ところが、三代将軍の徳川家光が亡くなったのが4月20日だったため、月命日にお正月行事を行うのはまずいという判断で鏡開きを11日に繰り上げ、お正月期間も1月7日に短縮したのです。

ですが関西は幕府の影響力が弱く、従来の1月15日までをお正月とする習慣を維持したために関東と関西でズレが出て来てしまいました。近年は年中行事のスケジュールは関東の物に準拠して扱われる事も多いことなどから「鏡開きは1月11日」という認識が広く浸透しているようです。
地方では左義長(とんど)と呼ばれる行事に鏡餅が使われる事もあり、古来の1月15日や20日が鏡開きとなっている事もあります。
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鏡餅がカビたり割れたりする…!鏡開きまで持たせるためにしたいコト

最近では空調設備のおかげで冬でも家の中は暖かく、床の間のある部屋がお正月中は来客用の応接室になっていたり、鏡餅を置く場所はリビングになっていたりと、お餅を保管するには適さない高い室温の状態になってしまいがちです。

こうなってくると鏡開きどころか松の内の間にお餅にカビが来たりひび割れしてしまう事も珍しくありません。原因はどちらも室内の湿度が関係します。昔ながらの裸のお餅の場合、取り粉となっているでんぷんなどが湿気を含みやすく、まず粉がカビてお餅に広がる……という風になっていきます。これを防ぐにはいくつかポイントがあります。

・重ねる前になるべくしっかり乾かす
・下になるお餅とお盆や三方との間に割り箸を入れてすき間を作る
・お餅についた粉を完全に払う

この三点を心がけるだけでカビの出方がかなり違って来ます。

ひび割れも、表面だけでなくお餅その物がパックリ割れる場合はカビとは逆に部屋の湿度が低すぎるために起こりがち。エアコンの風が直接当たらないようにするか加湿器などで部屋が乾燥しすぎないようにすると割れにくくなるようです。

伝統的な鏡餅でもプラスチックのケースからお餅を出すタイプでも、一年の幸運を願う気持ちは変わりません。ぜひ鏡開きの日には、年神様へ感謝の気持ちを持ちつつお餅を食べてみて下さいね。

記事/ケノコト編集部

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