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まめ知識 2018.02.02

実は年に4回ある日?『知っておきたい「節分」のコト』

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節分というと2月3日を指すと思われる方が多いかもしれません。ですが「節分」と呼ばれる日は実は年に4回あるんですよ。
現在「節分」の行事として広く知られている豆まきのいわれや、節分といえば2月という扱いになっている理由とはどんなコトでしょうか?

「節分」は二十四節季の「四立(しりゅう)」の前日のコト

「節分」という言葉は、実は「ここから季節が変わりますよ」という意味から来ています。旧暦では季節の変わり目を示す日が太陽の高さを算出して定められており、四季はそれぞれ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」という日によって区切られます。

節分と呼ばれる日はその四つの日、「四立(しりゅう)」と呼ばれる日の前日を指した言葉でした。節分は正式な歴日(こよみで定められた意味と名前がある日)でなく「雑節」と呼ばれる、生活の上で季節の移り変わりを把握するために設けられた歴日となります。

節分は現在では2月3日となる事が多いのですが、この日付も固定された物ではなく、春先の節分は2月4日になったり2月2日になってしまったりする事もあります。これは「節分」を決めるルールに天体の運行が関わっているため。四立の日は夏至や冬至と同じように、特定の太陽の角度に当たる日に定められます。わかりやすい例としては祝日の春分の日や秋分の日が年によって変わる事がありますが、それと同じです。
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暦によってはお正月となる「立春」。2月の節分が特別扱いに

正式には節分に当たる日は年に4回ありますが、私達が特別に意識しているのは2月の日です。それには昔の日本の暦や生活が関わってきているのだとか。

歴注(れきちゅう)と呼ばれるその日の吉凶を決める時、暦の日取りの方法がいくつかあり「撰日法(せんじつほう)」と呼ばれています。その中の一つに「節切り」という方法があります。「節切り」は二十四節気の節気によって暦を区切りますが、二十四節季の場合、最初に来るのが「立春」のため、ここが新年のスタート(お正月)となります。つまり、暦の考え方によっては立春の前日の節分は大晦日に当たるのです。

どうして節分には「鬼」を追うの?

節分と言えば「豆まき」をする日ですね。元々これは宮中行事から生まれた物です。平安時代の節分行事は鬼を退治する、というより悪霊払いの意味合いが強かったようです。その当時は「追儺(ついな)」と呼ばれており、四つの金色の目を持つ異形の姿に扮した方相氏(ほうそうし)と呼ばれる役柄の人が宮中を練り歩くスタイルだったそうですよ。

この当時、今言われるような鬼の姿の人を追いかける事はなく「目に見えない禍を、恐ろしい姿になった人が払って回る」という形式だったようです。というのが、元々の「鬼」という言葉は「陰(おに)」や「穏(おぬ)」といった言葉が当てられ、具体的な姿はない物の事を言ったそうです。天候による災害や病気、飢饉といった、人の力が及ばない禍全般を鬼の仕業を考えていたのだとか。

それが、時代が進むうちに庶民にも節分の行事が広まり、柊に鰯の頭を刺した物を魔除けとして飾る風習が生まれたり、「豆」は「魔滅」に音が繋がるとして、豆を鬼にぶつけるスタイルへと変わって行きます。
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また、元々は鬼を追い払う役だった方相氏が鬼の役目を負わされるように、今で言う鬼の姿をした物が節分の鬼退治の対象となっていきます。実際に節分を行う立場で考えると目に見えない物を追い払うより、見るからに怖い姿の物を追い払う方がわかりやすいのという理由もあるような気がしますね。(方相氏は葬祭にも関わっていたため、穢れを嫌がる考え方が生まれた後に忌み嫌う者の仲間に加えられたという説もありますよ)

春の到来を祝うために、厄を祓う節分。正式な豆まき役は年男と年女

豆まきにつかう豆は地域によって炒り大豆の他、落花生や勝ち栗など様々です。最近では合理性から袋に入れたまま豆を撒くケースや落花生を使う事も多いようですね。お家で豆まきをすると、物をぶつけられる役なのでお父さんが鬼役のご家庭も多いかもしれません。本当は一家の主は鬼役ではなく、厄払いに豆を撒く役をする立場だったそうですよ。(または年男・年女になる人)小学5年生が年男・年女に当たりますので、5年生のお子さんがいらっしゃるお家は厄払いのための豆まき役をお願いしてみてはいかがでしょうか?

節分行事の元々の意味は新しい年の始まりの前日に厄を祓って、新年の幸運を願う行事でもありました。今年の豆まきはぜひ、新しい春の喜びを願って豆を撒いてみて下さいね。

記事/ケノコト編集部

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