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まめ知識 2018.02.18

二十四節気の暮らし方『雪が雨に変わる「雨水」』春の支度を始めましょう

二十四節季で立春の次に来るのが雨水です。例年2月19日頃で、2018年の雨水も2月19日になります。この頃になると寒さもゆるみ始めます。

「雨水」は空から降る物が雪から雨に変わる頃

雨水」という節季の意味は「空から降る物が雪から雨に変わる」という意味や「降り積もって残っていた氷雪が溶けて雨と水に変わる」という意味合いもあるようです。実際この頃になると日射しが暖かい日には積もっていた雪が溶けて行くのを目にする機会が増えます。残り雪やそれが溶け出した水たまりが日射しに当たって輝く様子を見ると、春はすぐそこ、という気がしますね。この頃から次第に雨も冬独特の氷雨から暖かい春の雨へと変わっていきます。
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この頃に吹くのが「春一番」。可愛らしい名前でも大きな脅威!

立春を過ぎてから吹く南よりの強い風を「春一番」と呼びます。条件は地域・気象台で異なりますが例としては以下のような条件が揃うと「春一番」と呼ばれるのだそうですよ。

・期間は立春から春分の間
・日本海の低気圧へ南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上
・前日に比べて気温が上昇する

暖かい日に強い南よりの風が吹く事を指すのですが、この風を「春一番」と呼ぶようになった云われには悲しい事故の話があります。
江戸時代の終わり頃、長崎の五島列島沖に出漁していた漁師さん53人が、強風が原因で船が転覆して死亡する海難事故が起きてしまいました。それ以後この地域ではこの時期に起きる南風の突風を「春一番」と名付けて警戒するようになったのだとか。

長崎以外の地域でも春先の突風は起きるので、他の地域でも同じような名前が使われていたという説もあるそうですよ。「春一番」は春の訪れを告げると同時に自然災害を引き起こす事もあるので、1950代頃からマスコミが報道の際に「春一番」の名前を使うようになったため、一般的に知られるようになったのだそうです。

雨水の時期は「三寒四温」体をいたわりながら春物の用意を

春先の気温を指す言葉に「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があります。これは「三日寒い日が続いた後、四日暖かい日が続く」という意味です。元は中国で生まれた言葉で本来は冬の気候を云うのだそうですよ。日本の場合は中国ほどわかりやすい「三寒四温」というパターンにはならないのだそうですが、雨水の頃から暖かくなったらまた寒くなる「寒の戻り」が見られるのでそれを指す言葉として使われる事が多いようです。

厚物のコートでは汗ばみそうだけど防寒着がないと寒い、という日もそろそろ出て来る頃です。そんな天気になって慌てないように暖かい春と真冬の間にちょうど良いコートやジャケットを用意して、気温差のせいで体調がくずれた、という事がないように備えておくのがおすすめです。
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おひな様を出すのに良い日とも言われる「雨水」その理由は?

春が近くなったのが実感できるのが「雨水」の頃ですが、地域によっては「雨水」の日におひな様を出して飾ると良縁に恵まれる、と言われているそうです。ひな人形を出すとされている日は他にも諸説有り、節分が良いとか大安が良いという所もあります。「雨水」が良いとされる理由としては水の女神が女性に対する霊験を持つので、水が付く日がよいともされているようですが、タイミングとして3月3日より半月程度前の時期になるため早すぎず遅すぎずの頃合いの一つとして採用されたのかもしれません。旧暦でもお祝いする場合は、雨水のタイミングでは早すぎるかもしれませんのでご家庭の事情に合わせて大安の日などを選ばれると良いかもしれませんね。

雨水の頃になると「梅春物」ではなく本当の「春物」がお店のウインドウを飾っています。「雨水が過ぎたら春の用意」という感じで衣替えの心づもりのタイミングにすると、少し暖かくなった日に「今の時期に着る物が出ていない」と焦らずに済んで良いかもしれませんね。

記事/ケノコト編集部

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