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まめ知識 2021.02.26

2月の誕生石『アメシストのコト』〜如月の暮らし〜

2月の誕生石はアメシスト。和名は紫水晶で良く知られている宝石の一つです。

「アメシスト」という名前の意味は?

アメシストが宝石として扱われる歴史は古く、旧約聖書にも登場します。アメシストという名前はギリシャ神話由来で、女の子の名前だったのだとか。
酒と狂乱の神ディオニソスが気まぐれで、月の守護神であるアルテミスの神殿に詣でようとしていた少女アメシストに猛獣ピューマをけしかけたので、女神は少女を水晶に変えたのだとか。後にディオニソスは自分の行動を悔いて少女の形の水晶に自分のワインを注いで美しい紫に染めた物が宝石のアメシストなのだそうです。amethystの語源はギリシャ語のamethustos(酔わせない)から来ているそうなので、古代ローマの貴族達は酒宴の時はアメシストの指輪をはめて泥酔しないお守りにしたのだそうですよ。
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アメシストの宝石言葉は平静、誠実、高貴など。ノーブルな宝石

アメシストの宝石言葉は熱狂的な物ではなく、静かで荘厳なイメージの物が多いようです。紫という色はいくつもの文明で王のための色とされており、ビザンティン帝国(東ローマ帝国)では皇帝や皇后の服の色、カトリックではローマ教皇と枢機卿の服の色ともなっています。現在でもカトリックの司祭や枢機卿の指輪、ロザリオにアメシストが使われているそうですが、それはキリストが流す血の色であり、邪悪な物から守ってくれる聖なる石と考えられているからだそうですよ。
また、アメシストはお念珠にもよく使われています。アメシストの宝石言葉には「心の平和」という物もあります。祈りの場に、心を鎮める力があるとされる宝石が選ばれたのは単なる偶然でしょうか?

多彩な色味のアメシスト。ラベンダーやローズと言った花の名前の物も

アメシストは現在では宝石以上にパワーストーンとして人気があるため、淡い色合いの物を気軽なブレスレットなどにして愛用している方も多いですね。宝石として価値があるとされるのは紫が濃い物で、色合いが淡くなるとアメシストではなく「色のついた水晶」という風に扱われる事もあるようです。
深い色がアメシスト、少し淡い色合いの薄紫の物がラベンダーアメシスト、ほんのりと色づいた紫のバラの花びらのような薄い色味の物がローズアメシストと言った名前で呼ばれているようです。熟れたブドウのように濃い紫から、淡い花びらのような紫まで色々な色をまとっている宝石です。
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「おとなしいスミレたちの魂」のような紫水晶アメシスト

文学の中で登場するアメシストで印象的な物と言えば「赤毛のアン」のエピソードではないでしょうか。マシューとマリラの老兄妹の元に引き取られた孤児のアンが登場する「赤毛のアン」の中に紫水晶が印象的に登場します。

それはマリラが教会に礼拝に行く時に身に付けるブローチで、船乗りだったマリラの伯父がマリラの母に贈った品でした。小説の記述によると中央部分に遺髪などを納めるいわゆるロケットのパーツがあり、その周囲を紫水晶が囲っているデザインになっているようです。そのブローチが見当たらなくなり、マリラがアンにどうしたか知らないか…と問うお話です。完璧主義のマリラと空想の大好きなアンが時にぶつかり合いながら家族になっていく様子を描いた素敵なエピソードです。

作者のモンゴメリーはアメジストが好きだったのか、アンの言葉を使ってアメジストを褒めたたえています。「紫水晶はただ美しいというしかない」「おとなしいスミレたちの魂のよう」確かに濃い紫のアメシストには引き込まれるような魅力がありますね。

綺麗な紫の石アメシストは紫外線が苦手

紫は使い方が難しい色ともされていますが、存在感の強い色なので目を惹いてしまう事からそう言われるのかもしれませんね。やさしい雰囲気の淡い色のアメシストはカジュアルに。濃い色の物はキリッとノーブルに。いろんな表情を見せてくれるアメシスト。そんなアメシストの苦手な物はお日様です。紫外線に当たると、じんわりと色が抜けて退色し元には戻りません。
大切なアメシストを見付けたら箱入り娘のように大切にしてあげて下さいね。

記事/ケノコト編集部

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