
着物はじめてさんの知りたいコト『卒業式・入学式に着物を着よう』
目次
この時期は、子どもが成長し、節目の年を迎えて感慨深い一方で、卒業式や入学式の自分の服装で頭を悩ませるお母さんも多いのではないでしょうか?ブラックフォーマルが多い地域もありますが「着物の人が多いよ」と聞いて戸惑う事も。学校の式典で着物を着る時はどうしたらいいの?というお悩みにお答えします。
例年どんな感じか先輩お母さんから様子を聞いてみよう
園や学校によって卒業式や入学式のカラーはある程度決まっています。100%和装の人ばかり、という所はないかもしれませんが、着物が多い所で手持ちに着物があれば「これ、着られるかな…」と迷ってしまうかもしれませんね。まずは例年の様子を上に兄弟がいるお母さんに聞いてみたり、付き合いが広くて学校や園の情報を知っている人にどんな感じか聞いてみましょう。入学説明会などで他のお母さんと顔を合わせた時など、よく話題になるかもしれませんね。他のお母さんに聞けない場合は質問しやすい保育士さんや先生に去年の様子を聞いてみるという方法もありますよ。地域によって卒業式は厳粛に、入学式は華やかに、という事もあればその逆である事もありますので、そういう雰囲気だけでも知っておくと安心です。
着物があれば着付け師さんや美容院に相談してみる
着物通で、自分で礼装の着付けができる場合はともかく、普段着と礼装の着物では着付けの仕上がりに求められるレベルが変わってきます。式典の間着崩れしないためにはプロに着付けをお願いすることがほとんどだと思います。
手持ちの着物が式典向けかどうか判断しかねる場合は、当日に着付けをお願いする着付け師さんや美容院に事前に相談してみましょう。ここで注意したいのは、相談の時には必ず着物を持参するという点です。着物だけでなく帯、帯締め、帯揚げなど当日使う予定の物は全て持って行って下さい。また、どれにしようか迷う物が複数あるなら全て持って行く事をおすすめします。
と、言いますのが着物は帯と小物の組み合わせで、フォーマルになったりカジュアルダウンしたりする事ができるのです。「着物は問題ないけれど帯が普段着向き」「帯が華やかすぎて式典向けではない」「これでも良いがもう少し華やかな物でも良いかもしれない」そんな微妙な線引きをプロの目でチェックしてもらっておけば安心です。特に地元の学校の場合、美容師さんが他の人の着物のフォーマル度を知っている事もあったりするので、着物が他の人よりおとなしめであれば結び方を華やかにするなどの微調節をしてくれる事もあります。
卒業式・入学式にはどんな着物ならいいの?簡単な目安としては「準礼装」の装い
着物を複数お持ちの場合、まずどれにしたらいいのかと迷うかもしれません。地域差もあると思いますが、装いの目安としては「準礼装」である事を目安にして下さい。準礼装となる着物としては以下の物が挙げられます。
・訪問着(あまり豪華すぎない物)
・付下げ
・色無地(一つ紋の物/紋が無い物は帯でバランスを取る)
訪問着は結婚式のゲストの時に着る、着物全体に絵のように柄が入っている物で、付下げは柄に方向性があるが訪問着より控えめな着物の事です。注意したい点として訪問着の場合、柄が豪華すぎて式典にはそぐわない場合があります。卒業式や入学式の場合、主役は子供なのであまり華やか過ぎる物は避けた方が無難です。
訪問着などで注意したいのは以下のような物です。
・金が多く使われて派手やかな雰囲気の物
・刺繍などが多くて豪奢な物
※子供が主役の場では悪目立ちしたり重い感じに見える事も。
・総絞り
※総絞りの無地の物は普段着扱いに。また、濡れると縮みやすいので特に雨天は避けるなど扱いに少し注意が必要です。
イメージとしてパーティードレスのような豪華な雰囲気ではなく、アンサンブルのスーツを思わせる感じの物であれば大丈夫です。どちらかというと柄行きに注意するより、コントラストの強い、はっきりした色合いを避けて柔らかい印象の色の物を選ぶと良いかもしれません。着物の人が少ない式に着物で行く場合は、無地に近い柄か色無地だと自然に馴染みやすいと思います。
あくまでもここで取り上げたのは目安の一つです。着てみたい着物があればプロに相談してみましょう。着物を着慣れていないと緊張してしまうかもしれませんが、普段手を通す機会が少ないハレの着物を身につけるチャンスです。ぜひ着物を着て、お子さんの門出を祝ってあげて下さいね。
記事/ケノコト編集部
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