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まめ知識 2021.04.03

4月の誕生花『アルストロメリア』~卯月の暮らし~

4月の誕生花はアルストロメリア。名前は知らなくてもブーケやアレンジメントに使われる事が多いので、実物を見れば知っている花という方が多いかもしれません。

あれもこれもアルストロメリア?彩り豊かな多品種の植物

アルストロメリアは現在では生花店で見かけるポピュラーな花の一つですが、今のような人気が出始めたのは多くの品種が作られた1980年代頃からのようです。元々がアンデス山脈の寒冷地で育っていた花であるため、日照を好むのに高温は苦手という性質を持っています。そのため日本での産地は生産量トップの長野の他、東北では山形など花期が比較的冷涼な気候の地域で多く栽培されています。

近年はオランダなどで多くの品種が作られており、ピンク、黄色、白、赤、紫など花弁の色だけでなく、斑の入り方が異なる多種多様なアルストロメリアが市場に出回っています。その彩りの多様さは圧巻で、ピンク一つを取ってみても、ピンクの地色にクリーム色を差したような物もあれば、一つの花の中で黄色と斑の花弁と濃いピンクのインクをそっと丸筆で置いて染めたような花弁が組み合わさった物、白い花弁のフチから濃いピンクでにじみ染めしたような物など、色の入り具合が同じ植物とは思えないほど多岐に渡っています。赤い物も口紅を思わせる鮮やかな朱赤、明るい色のワインのようなピンクの入った深い赤など、同じ花で同系列の色でも全く雰囲気が異なる物があります。
そのためかアルストロメリアに使われる花言葉は種類がたくさんあるそうですよ。
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アルストロメリアが門出のお祝いに好まれる理由は花言葉にあり

アルストロメリアが贈り物の花によく使われる理由いくつかあります。まず、花が開いてからも長持ちする花です。また、花の付き方も多方向に向かっているため、一本でもボリユームが出るのでコストパフォーマンスの良い花とも言えるかもしれませんね。そんな贈答用の花としての実用性がよく贈り物に使われる理由である事は間違いないと思いますが、実はアルストロメリアの花言葉は門出のお祝いにふさわしい物なのです。

花の色と関係のない、アルストロメリアの花言葉は3つあります。
未来への憧れ」「持続」「エキゾチック」。卒業する人や違う環境へと飛び込んで行く人にふさわしい言葉だと思いませんか?また、色別の花言葉でも赤のアルストロメリアは「幸福の日々」という花言葉が当てられています。白は「凛々しさ」ピンクは「気配り」という色別の花言葉があり、やはり贈り物にふさわしい花といえるかもしれません。

意外なところにも咲いているアルストロメリアの原種

この花を最初に南米で発見したのは「分類学の父」と呼ばれているカール・フォン・リンネです。アルストロメリアの名前はリンネの親友であったクラース・アルストレーマーにちなんで付けられたのだとか。ちなみに発見されたのは1753年で日本はまだ江戸時代です。その後、イギリスで始まった品種改良を経て日本にアルストロメリアがやってきたのは大正時代末期だそうです。

アルストロメリアの日本での古い名前は「ユリズイセン(百合水仙)」。確かに花の形は小振りの百合のようですし、花弁の一つに点々とした斑が入っています。この花を初めて見た日本人は、日本の固有種である透かしユリの花弁に入っている斑と似ているとも思ったのかもしれませんね。ちなみに英語圏では「リリーオブザインカ(インカ帝国の百合)」とも呼ばれているそうです。

私たちがよく目にするアルストロメリアは花弁が大きく華やかですが、原種系のプルケラと呼ばれる品種は山野草を思わせる野趣あふれる花で、濃い緑に紅を差したような植物です。まさに「エキゾチック」という花言葉がしっくりきます。
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実はこのプルケラ、地域によりますが帰化植物となっている事があるのです。古い時代に珍しい花として広まったのか、古いお家の庭の隅や野菜畑の一隅に自生に近い形で咲いている事もしばしば。意外なところでは新宿御苑で初夏を彩るように毎年花を咲かせているのだとか。もしご近所でプルケラを見かける事があれば、遠くアンデスからヨーロッパを経てそこにやって来た経緯に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

球根の植物なので比較的栽培も簡単です。気に入った品種があればお庭の彩りに加える事もおすすめです。

記事/ケノコト編集部

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