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食のコト 2018.05.02

里山からのお便り『合鴨のお米づくり』その1〜ハートフルシェア田とは〜

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普段の食卓に欠かせない、お米。
自分の食べているお米がどんな風に作られているかご存知でしょうか?

食育・料理研究家の中原麻衣子さんが取り組まれている『ハートフルシェア田』。
そのお米は、田んぼのある熊本の里山で、伝統的な合鴨農法と無農薬・無化学肥料で作られます。
『”愛”をシェアする。』そのコンセプトや想いに共感し、ケノコトは今回田んぼのオーナーとして参加いたします。

たくさんの”食”の選択肢がある今だからこそ、美味しいお米を味わいたい。そして、そのお米の魅力をシェアしたい。そんな思いを元に、ハートフルシェア田で美味しいお米ができるまでをケノコトでご紹介いたします。

熊本の里山から届く、お米づくりのお便り。
初回は、ハートフルシェア田について。合鴨たちのお仕事についてもぜひご覧ください。

ハートフルシェア田とは

4年目を迎える里山の新たな取組『ハートフルシェア田』。
本取組は、東京Heartful Kitchen(代表中原麻衣子)と熊本県山都町生産者松川陽一さん・三浦祝弘さんによる『日本文化的景観認定棚田を未来に繋ぐ環境保全型農業の取組』です。現オーナーのサポートにより、耕作放棄地復活を遂げています。4年目を迎える2018年も更なる棚田保全活動に励んでいきます。

ハートフルシェア田の目的

①日本が誇る重要文化的景観である認定棚田とその地域を「未来に繋ぐ」。
②環境保全型農業(=循環型農業)により、地球にも人間(ヒト)にも優しい農業を実現。
③2016年4月熊本地震 復興継続的支援。

ハートフルシェア田のコンセプト

新たな里山の取り組み『ハートフルシェア田』は、『“愛”をシェアする。』が最大のコンセプト。
熊本県山都町には、町のシンボル国指定重要文化財『通潤橋』(水路橋)があり、その周りに広がる絶景こそ日本文化的景観棚田風景。この景色を未来に繋ぐことを目的とし、自然界で起こる良い時もそうでない時も、苦楽を共にし、「おいしい」と「健康」をシェアします。
<日本重要文化的景観『通潤用水と白糸台地の棚田景観』*農林水産省ホームページより*>
http://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/museum/m_keikan/tuzyun/
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合鴨と一緒に作るハートフルシェア田のお米

今回、ケノコトがご紹介するのは、「合鴨農法」で作られるお米です。字の通り、合鴨たちと一緒に進める農法で、循環型農業による完全無農薬・無化学肥料です。どのようにお米が作られるのでしょうか?

<合鴨農法とは>

田んぼに合鴨を放し、無農薬・無化学肥料でお米を作る農法です。化学肥料、農薬の不使用による安心安全なお米、化学肥料による稲の弱体化を回避でき、病虫害の低減を図れます。
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<合鴨はどんな働きをするの?>

・除草効果:雑食性を持つ合鴨が雑草を食べるので、草取りのために用いる除草剤が不要!
・中耕効果:合鴨が泳ぐことにより、土が攪拌され根を刺激し、肥料分の吸収が良くなる。また、田を掻き回すと水田内に酸素を補給すると共に、常に水を濁し水温を上げ稲の成長を助けてくれる。合鴨が動くことで常に稲へ刺激が与えられ、株張の良い茎太でしっかりした稲をが育つ。
・害虫防除効果:稲や水田内にいる虫を好んで食べるので殺虫剤不要。
・肥料効果:合鴨の排泄物が稲の養分となり、有機肥料となって稲の成長に役立つ。

合鴨と一緒に作るお米の他に、ハートフルシェア田では循環型農業による完全無農薬・無化学肥料の無農薬米も作られます。田んぼで取れたワラ・もみ殻・米ぬか・ワラを食べた牛の堆肥や、竹の粉を田んぼに戻し、雑草を除去してくれるタニシを入れ、除草剤不使用!九州にも関わらず、東北と変わらない朝晩の冷え込みだからこそ実現できる、昔ながらの米作りで無農薬・無化学肥料にこだわり、地球にやさしい循環型農業を実現しました。

熊本の現地ではすでにお米づくりが始まっています。合鴨と地元の生産者の方々によって、大切に育てられるハートフルシェア田のお米。実りの秋まで、その成長をご紹介していきます。
次回は、どんな里山からのお便り届くのでしょうか?乞うご期待ください。

Heartful Kitchen
主宰 食育・料理研究家 中原麻衣子
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記事/ケノコト編集部

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