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ファッション 2018.05.29

着物はじめてさんの知りたいコト『自分らしい浴衣の楽しみ方』その3

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これからの季節、さらりと浴衣を着たくなりますね。着物にチャレンジするために久しぶりに浴衣を着る、または自分で着るのは初めて…という方に浴衣を着る上で知っておいた方がいい大切なポイントをご紹介します。

着物は必ず「右前」に着る

衣紋が上手く抜けていなくても、おはしょりが多少決まっていなくても慣れないうちはそんな物、と細かい事は気にしないで着る回数を重ねて経験を詰むのが着付け上達の早道です。ですが、どんな初心者でもこれだけは守ってほしいのが着物の見頃の合わせ方です。

これは着物を着る上で一番の基本で、必ず右前に着ます。左前は亡くなった方の死に装束の着方なので初心者さんでも絶対に間違えないようにして欲しいポイントです。間違いやすいのはここで言う「右前」「左前」とは自分から見てではなく、「向かい合った人から見てどちらが上に重なっているか」を言います。ですので、正しい着方では自分から見ると左側の見頃が上になるように着ます。

「浴衣は素肌に着る」のはリラックス着。おしゃれ着にはなるべくインナーを

それから、もう一つ間違いやすいポイントとして「浴衣は一枚で着るかどうか」があります。普通の着物と浴衣の違いは、着物の下に着る襦袢の有無です。浴衣は本来一枚で着る物であったのは確かですが、おしゃれ着として着るのなら素肌に浴衣を着るのはあまりおすすめできません。

浴衣を手に取るとよくわかるのですが、浴衣地は素材がなんであっても暑い時期に着る物なので薄地です。そのためショーツのラインなどが透けてしまいがちなのです。濃い色合いの浴衣であっても油断は禁物です。

また、浴衣を始め着物は、体に巻きつけて着るため足の付根を大きく動かして歩くと裾が乱れて見苦しくなるので、膝下で歩くような動きになります。そうするとどうしても太ももを閉じて歩く事になり汗で足の肌同士がこすれて不快に感じる事があります。そういう場合は長めのフレアパンツやステテコがおすすめです。

浴衣にはゆかた下など呼ばれる専用の下着もありますが、スリップ型の着物ランジェリーもありますので好みによって色々な下着を選ぶ事ができます。シルエット重視であれば胸にサラシかタオルを巻き、和装下着の腰巻きを使うときれいな着姿に仕上がります。

屋外で着るのではなく空調の効いた屋内で着るのであればサラシ+腰巻き、イベントなどで歩くのであればスポーツブラとステテコがおすすめです。専用の物がなくても手持ちに長めのスリップやフレアパンツがあればそれを着用してみて着心地やシルエットを確かめてみて下さい。

裾を短くするのはNG。おはしょりで調節する

また、小柄な人がプレタ浴衣で「丈が長くておはしょりが長くバランスが取りにくい」と思った時、調節は着付けで行い、丈が余った分を裾上げや裾のカットで調節しないようにして下さい。おはしょりが長くなってしまう場合、余っているのは衿の長さなので衿より下の部分をカットしてしまうとおはしょりより下に衿の端が出てくる事になってしまい、おかしな事になってしまうのです。

おはしょりが長い場合、バランスの良い部分をおはしょりの端にして、余った部分は上に上げて帯に隠れる部分にたくし込む方法で調節します。逆に丈が足りない場合、おはしょりを無しにして着付け「対丈(ついたけ)」という男性の着物と同じ着付けで着る事になります。

自分にあったサイズの浴衣が見つからない場合、できれば自分の寸法でのお仕立てをおすすめします。お店にもよりますが半ミシン仕立てで、仕立て代が1万2千円~1万5千円程度、手縫いで2万円程度の所が多いようです。仕立てにかかる時間は混み合っていなければ3週間程度が目安です。今なら7月、8月のイベントに間に合う頃合いですね。

仕立てで作る浴衣は贅沢なようですが、自分の寸法の着物はシルエットもきれいで、何より着付けがきれいに決まります。気になる反物があればできれば店頭で、お店の方と相談しながらお仕立てにチャレンジしてはいかがでしょうか?

記事/ケノコト編集部

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