
【雨の豆知識】天気に関することだけじゃない!「雨」が入ることわざ
目次
「雨」が入ったことわざといえば、『雨降って地固まる』などが有名ですね。改めて、このことわざの意味をご存知でしょうか?
梅雨だからこそ感じたい、雨のコト。今回は、雨にまつわることわざをご紹介いたします。
雨降って地固まる
雨が降った後は一時的に地面はぬかるみますが、やがて再び固まる地盤が安定することから、ごたごたな出来事が起こったことによって、かえってあとが安定した状態となって上手くいくという意味です。
雨が降ろうと槍が降ろうと
どんなことが起こっても、一度決心した以上はそれを敢行しようとする様子を表しています。
朝虹は雨、夕虹は晴
朝から虹がかかると雨になり、夕方に虹がかかると翌日は晴れる。これにはある程度、科学的根拠があります。朝の虹は西方で雨、東方で晴れの状況が多く、地球の自転で天気は西から東に変わるため、朝の虹の後は雨になることが多いといわれています。そのため、夕虹はその逆になるのだとか。
朝雨は女の腕まくり
女性が腕まくりをして怒ってもあまり怖くないように、朝に降り出した雨はすぐに止むので少しも恐れることはないという意味です。
雨に濡れて露恐ろしからず
雨に濡れたあとに露にかかっても気にならないことから、一度困難な大変さを味わえば、あとは大したことではないという意味です。
雨だれ石を穿つ
軒から落ちる雨垂れも、長い間には石に穴をあけることができることから、小さな努力を根気よく地道に続けることで、大事をなすことができるという意味があります。
雨後(うご)の筍
雨が降ったあと、筍が勢いよくあちこちに出るように、似たような物事が次から次へと続いて多く出てくる例えです。
頼む木の下に雨漏る
雨宿りを頼りに木の下にきたのに、雨が漏れることから、せっかく頼みにしたのにその甲斐がなく、途方にくれることです。
電車の音が近くに聞こえると雨
雨をもたらす低気圧や前線が温かい湿った空気を運んでくると、上空に気温の逆転層ができます。この層に音波が反射して、いつも聞こえない遠くの音が聞こえるのだとか。
猫が手水(ちょうず)を使うと雨
猫は、雨が近づくと湿度のために体毛が伸び、顔の筋肉が刺激されるので前足で顔をなでるといわれています。
濡れぬさきの傘
雨に濡れる前に傘を用意するということから、手回しのよいこと、用心の良いことをいいます。
夕方子どもがはしゃぐと雨
雨の前日は南風が吹き温かいことが多いので、子どもが元気に動き回る様子から言われているのだとか。
「雨」が使われることわざは天気を表したものだけでなく、人間関係の模様、気持ちの変化などがありましたね。この他にも「雨」が使われることわざはたくさんあります。雨でおうちでゆっくりと過ごす日は、雨に関することわざを探して、想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
記事/ケノコト編集部
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