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教育・子育て 2018.06.15

親力アップ!『子どものやる気を引き出すコーチング』

そろそろ気になり始める夏休み。子どもは楽しそうだけど、親は子どもの生活態度に戸惑うことも。子どものやる気を引き出したいのに、感情に任せて叱ってしまったり、うまくいかないと感じたことはありませんか?今回は子どものやる気を引き出すために、親としてどのように関わればよいのか、具体的なほめ方や叱り方のコツをご紹介します。親力アップで子どもの自己肯定感を育むヒントをご紹介します。

1.親の言動が、子どもの『自己肯定感』に影響!

日本の子供たちは、国際的に自己肯定感が低いことが指摘されています。日本を含めた7カ国の満13歳~29歳の若者を対象とした意識調査の結果(平成25年度文部科学省)によると、諸外国に比べ、自分を肯定的にとらえている若者の割合が少ない。また、うまくいくかわからないことに対して、意欲的に取り組む意識が低く、やる気が出ないと感じる若者が多いこともわかっています。

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け止め、自分の否定的な側面も含めて、自分を肯定する感覚です。幼少期に自己肯定感を育むことはとても重要だと言われています。さて、自己肯定感はどうやって育まれていくのでしょうか。自己肯定感は、子どもを取り巻く、家庭、友人、学校といった社会の中で育まれていきます。とくに身近な親の言動は、子どもの自己肯定感に影響を与えます。まずは、お子さんが“無条件で愛されている”と実感できるようなあたたかな関り、やさしい言動を心がけていきましょう。

2.とことん信じて、任せる!

子どもができていないことは目につきやすいので、感情にまかせて怒ったり、つい親の目線で「これをしたら失敗するから、こうしたほうがいいわよ」とアドバイスが多くなったりすることも。幼いうちにまったく失敗を経験せずに成長し、大人になってから自分の失敗が許せないと悩んでしまう人もいます。
たとえうまくできない自分がいたとしても、自分を肯定的に受け止めることができたら、この先どんなことがあっても乗り越えていけるようになります。親の目にはやる気がないと感じる場面でも、『子どもを信じて、任せる!』ことを意識していきましょう。

3.上手にほめて、上手に叱る!

子どもをほめてばかりだとわがままになるような気がするし、叱ろうとするとつい怒ってしまい自己嫌悪に陥ることも。

子どもの自己肯定感を育むためには『上手にほめて上手に叱る』を心がけましょう。上手にほめて上手に叱るためには、コーチングの技術が役立ちます。コーチングとは、対話を通して、相手の成長を促す技術です。ただやみくもにほめたり、叱ったりするのではなく、親の評価を入れずに具体的に対話することを意識しましょう。

たとえば、100点満点のテストで90点だったときに、「90点だったね」と事実を伝え、「今回はどんな取り組みをしたの?」と聞いてください。そうすると「今回は、お友達と休み時間に問題を出し合った」「教科書をわかるまでよく読んだ」などの具体的な行動が出てきます。その行動をほめるのです。また、点数が10点だった時も、「なんであなたはできないの」「だから勉強しなさいっていったじゃない」というのではなく、「10点だったね。今回はどんな取り組みをしたの?」と点数が良かったときと同じアプローチをします。そうすると「今回は、ゲームばかりして勉強しなかった」「教科書を学校に置いてきた」などの状況がでてきます。
人格を否定するのではなく、その状況を叱るのです。行動も状況も具体的になればなるほど、上手にほめて上手に叱れるようになります。まずは対話で引き出すということを意識しましょう。

4.本当のやる気は『人の役に立つ喜び』から!

子どものやる気を引き出すために、ほめたほうがよいのか、叱ったほうがよいのか、どうしたらよいのでしょうか。ほめるも叱るも外からの動機づけです。外からの動機づけで動くというのが習慣になると、ほめられると動くが、ほめられないとやらなくなる、叱られて動くが、叱られないとやらなくなるようになります。

本来やる気は、子どもの内側から出てくるものです。人は誰かの役に立ちたいという欲求をもっています。幼いうちから、自分のためだけではなく『人の役に立つ喜び』を経験させ、本当のやる気を引き出すスイッチをつくっていきましょう。

今回は、親力アップ『子どものやる気を引き出すコーチング』をテーマに、上手にほめて上手に叱るコツをご紹介しました。長期休みは子どもと過ごす時間が増えます。親子の時間を大切に、 “対話”をすることから始めてみてください。

文/プロフェッショナルコーチ 齋藤みずほ
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