
捨てる前に使ってみよう!暮らしの中で役に立つ『シリカゲルのコト』
目次
お菓子や海苔などと一緒に袋に入っている、乾燥剤として利用される「シリカゲル」。食べられないのでそのまま捨ててしまう方が多いのではないでしょうか?
食べることはできませんが、暮らしの中のいろんな場面で使うことが出来るんです。
シリカゲルとは
シリカゲルは、ケイ酸ゲルを脱水・乾燥させた無色半透明の物質です。「食べられません」と書いてあるため、身体にとって毒であると思われるかもしれませんが、毒性はないので万が一誤って口にしてしまっても重大な事態になることはありません。
水分や湿気を吸着した後も、簡単に再生・再利用ができるという環境に優しい性質があります。なので、すぐに捨ててしまわずに、いろんなところに繰り返し使ってみましょう。
水分を除いて繰り返し使えるシリカゲル
シリカゲルが吸着した水分を取り除くことによって繰り返し使うことができます。水分を取り除く方法はいくつかあるので、やりやすい方法でお試しください。
フライパン
1.シリカゲルを袋から取り出し、フライパンにまんべんなく広げる
2.シリカゲルの色が全体的に青色に変わるまで弱火で炒る
※ときどき跳ねることがあるのでフライパンをゆすりながら炒ると良いです
3.全体的に青色になったら火を止めて粗熱がとれるまで10分ほど置く
※熱したばかりのシリカゲルは高温のため触らないようにしてください
4.密閉容器に保存する
電子レンジ
1.シリカゲルを袋から取り出す
2.解凍モードで3分ほど加熱する
※普通のあたためだと温度が高すぎるため解凍モードがおすすめです
3.数分冷ます
4.シリカゲルが青くなるまで2と3を繰り返す
5.シリカゲルが青くなったら密閉容器に保存する
再生させたシリカゲルの活用方法
再生させたシリカゲルを使うときは、不織布のパックなどに入れて使いましょう。
食品と一緒に
シリカゲルの水分を取り除き再生させたシリカゲルは、今まで同様、お菓子や海苔の乾燥剤として使うことができます。また、粉末の調味料と一緒に入れておけばサラサラの状態を保つことができますよ。一度湿気を含んでカチカチになってしまった砂糖や塩などの調味料も一緒に入れて3日ほどすればサラサラになります。
靴やブーツと一緒に
靴やブーツの中に入れれば湿気取りになります。シリカゲルには除湿効果だけでなく防臭効果もあるので雨に濡れた靴には特におすすめです。
化粧品と一緒に
パウダー状の化粧品と一緒にポーチに入れておけばダマになったり、劣化を防ぐことができます。
濡れたスマートフォンと一緒に
うっかり濡らしてしまったスマートフォンは電源を切って表面の水分をふき取り、次に電池とSIMカードやSDカードを取り外しましょう。そのあと、ジップロックなどの密閉できる袋に、携帯電話とシリカゲルを入れて1日~3日ほど放置すると復活することがあります。お店に持っていく前に試してみてください。
粉末の乾燥剤の再利用術
乾燥剤はシリカゲルだけではありません、粉末の石灰乾燥剤もあります。石灰乾燥剤は土壌改良剤として利用できます。湿気を吸収して消石灰となった石灰乾燥剤は土壌pHを酸性からアルカリ性へと変化させる効果があります。また、カルシウムの補給としても活用できます。
袋を開けて土とよく混ぜ合わせてお使いください。
「食べられません」と書いてあるのですぐ捨ててしまいがちなシリカゲルですが、暮らしのいろんな場面で活用できます。再利用することもできるので試してみてくださいね。
文/ケノコト編集部
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