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まめ知識 2018.07.03

下準備と手入れがポイント!長く楽しむための『花の生け方』

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好きな花や季節の花、頂き物の花、道端に咲いていた花。日常に花があると、なんだか気持ちいいですよね。せっかく生けるなら少しおしゃれに、そして長く美しい状態が続くようにしてみましょう。

生ける前の「下準備」

新鮮な水を取り込むために必要な「水揚げ」

生ける前に切り口の状態を整えることを「水揚げ」といい、切り花が新鮮な水を吸い上げるための大切な作業です。

1.茎を10㎝ほど出した状態で切り花を新聞紙で包む
2.たっぷりの水が入ったバケツに茎を浸け、4㎝ぐらい切る(水切り)
3.1~2時間浸けて十分に水を吸わせる
※花に元気がなかったら新聞紙に軽く水を掛けると良いです

水揚げの効果を高める「水切り」

水揚げするときに切り花の茎を少しだけ切ります。このとき水の中で切ることを「水切り」といい、切り口を空気に伏せないようにします。そうすることで、切り口の乾燥を防ぐだけでなく、水を吸い上げやすくします。

切れ味の良いハサミを使う

きれいで切れ味の良いハサミで切りましょう。切れないハサミで切ると、茎の中の管がつぶれて水揚げが悪くなります。

斜めに切る

スパっと斜めに切ることで切り口の表面面積が広がり、水分を吸収しやすくなります。

「水切り」以外の方法

水の中で切る水切りではなく、火を使った方法もあります。
5mm~1㎝くらい茎を切り落とし、茎を火でサッと焼くか、熱湯に10秒程浸します。茎を火で焼いたり熱湯に浸すことで、茎の中の空気を追い出し、水揚げの効率を高めることができます。

余分なところを剪定する

切り花に葉や蕾が余分についていると水分がたくさん蒸発したり、蕾を咲かせるために栄養を使いすぎてしまうため枯れやすくなります。そのため、生ける前に葉っぱや蕾を適度に摘み取り、栄養が消費されないようにしましょう。葉は全部取らずに水に浸からない部分を2、3枚残すようにします。全部取ってしまうと光合成が出来なくなってしまうからです。

簡単でおしゃれな「生け方」

基本の生け方「ラウンド型」

ラウンド型はどの方向から見ても同じになるように生ける方法です。同じ長さに揃えた花を丸いシルエットを意識し、器を回しながら挿しましょう。

高さに動きをつける

手前を低く、奥を高くすることで、高さに動きがつき、ナチュラルでさりげないアレンジメントになります。

花を傾ける

器に対して斜めに生けのもおすすめです。また違ったニュアンスが生まれます。花首をフチに引っ掛けるようにすると、納まりが良くなりますよ。

より見映えがよくなるポイント

花の種類はできるだけシンプルに

はじめのうちは1種類、多くても3種類くらいの方がまとまりやすくなります。また、色もはじめは同色系を選ぶと上手くまとまるでしょう。

完成形の高さと横幅も意識

高さは仕上がりが器の高さの2倍になるといいでしょう。横に広げる場合は、器の幅の3倍を意識してみてください。

主役と脇役をはっきりさせる

どの花を主役にするかを決めましょう。大きなものほど低い位置に、線の細いものは高い位置に生け、主役を目立たせましょう。
主役となる花は茎が曲がっていたり、葉の付き方がいびつだったりと、個性のあるものを選ぶ方とよりお洒落になりますよ。

切り花を長持ちさせる方法

少し手を掛けることで、切り花を長持ちさせることができます。生けて終わりではなく、お手入れもしていきましょう。

冷暖房の風は直接当てない

エアコンの効いた部屋は、室内の水蒸気が足りず、乾燥しやすくなっています。そのため、葉や花も乾燥してしまいます。また、暖かい部屋の水は腐りやすく、細菌が繁殖する原因となります。冷暖房の風が当たらず、室温の変化しにくい場所が一番です。

*高温多湿の場所は避ける
水中の細菌が増えるのを防ぐためです。暑い時期は水の中に氷を入れるといいでしょう。

水を清潔に保つ

切り花を飾る花瓶の中はいつも清潔にして、細菌の繁殖を防ぐために毎日新しい水に替えます。また、水に浸かっていた茎のぬめりは落とし、1cmほど茎を水切りすると長持ちしますよ。腐ると変色するので、変色したところからさらに1cmほど上の部分をカットしましょう。

<茎がぬるぬるする理由>
茎がぬるぬるするのは、水中でバクテリアが繁殖するからです。茎のぬめりは、水または専用洗剤で洗ってください。放置すると茎が腐ってしまいます。

枯れてきたものは取る

開ききった花はだんだん枯れていきます。枯れた花からはエチレンガス(老化ホルモン)が出ます。エチレンガスは開ききっていない若い花を枯らしてしまうため、摘み取りましょう。

花瓶の中に一工夫してさらに長持ち

花瓶の中に水と一緒に入れると切花が長生きする効果があるといわれているものがあります。

市販の切花延命剤を使う

主な成分は、糖分、抗菌剤、界面活性剤となっており、糖分は花にとって栄養で、みずみずしさを保つ効果があります。抗菌剤にはバクテリアや細菌が水の中で繁殖するのを抑える働きがあります。ただし、効果はそれほど持続しないので、水替えの度に行う必要があります。

水の中に酢を1、2滴加える

水の雑菌繁殖を防ぐことができます。200mlに対して小さじ1/2が目安です。入れすぎないようにしましょう。

花瓶の中に10円玉を入れる

10円玉に含まれる銅イオンには、草花を腐れにくくする働きがあります。夏場は雑菌が増えやすくなるので注意してください。

水の中に漂白剤を入れる

切り花を生けたとき、キッチン用の漂白剤を「1滴」入れると花が長持ちします。殺菌作用があり、細菌の繁殖を防いでくれるからです。漂白剤ではなく、中性洗剤でも大丈夫ですが、洗濯用の漂白剤は使わないで下さい。

切り花が美しさを保てる期間

切り花は通常、春秋であれば1週間~10日、夏なら4~5日、冬なら10日~2週間ぐらいはもつといわれています。
きちんと管理すれば、これよりも長く、3ヶ月以上日持ちする花もあるのだとか。

切り花は大切にお手入れすることで長持ちさせることができます。子どもを愛でるように切り花にもたくさん愛情を注いであげてくださいね。

文/ケノコト編集部

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