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まめ知識 2018.07.18

7月の誕生花『ユリ』~文月の暮らし~

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ユリの花は東洋でも西洋でも愛されています。品種改良をされていない原種の百合には清楚な佇まいの物も多く、古来より西洋では白百合は聖母マリアを象徴する花として扱われています。また、日本でも奈良の大神神社の摂社、率川神社では巫女さんがササユリを持って奉納舞を行う古神道のお祭り「三枝祭り」があり、神にまつわる神聖な花としても大切にされています。

百合は系統によって幾つかのグループに分けられますが、現在では世界一のユリの栽培国であるオランダで品種改良された2つの系統がお花屋さんで販売されていたり、園芸種として特によく知られているものではないかと思います。

オリエンタル系のゆり

オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる系統です。これは日本だけに自生している固有種の6つのユリ(ヤマユリ、ササユリ、ヒメサユリ(オトメユリ)、タモトユリ、ウケユリ、スカシユリ)から作られた物で、お花屋さんの切り花で見る大輪の品種のユリは大体この系統に入ります。

特に有名なのは白い大輪の花を咲かせる「カサブランカ」ではないでしょうか。世界的に有名となったこの品種は「ユリの女王」とも呼ばれていて、ウエディングや花束にもよく使われます。カサブランカの作出にあたって、トカラ列島口之島原産の「タモトユリ」が交配で大きな役割を果たしているのですが、原種に当たるタモトユリは現状では自然状態ではほぼ絶滅してしまっているというなんとも寂しいお話があります。

スカシユリ系のゆり

アジアティック・ハイブリッドと呼ばれます。スカシユリの系統で茎がしっかりしているタイプのユリです。栽培しやすいため、ガーデングでも人気です。

ユリを眺めるなら歩きながらがおすすめ?美人の例えとユリの関わり

美人の例えに「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリのよう」という言葉がありますが、この言葉の解釈には幾つかあるそうです。

まず、花の姿が芍薬は真っ直ぐの茎に上に開くので立ち姿に見え、牡丹は低い位置で大輪が開くので座っているように見える。そしてユリは風に揺れるので優雅に歩いている様子に見えるという説。

次に花の付く高さが芍薬は高いので立って眺め、牡丹は低い位置に座った方が鑑賞しやすい位置となり、ユリは群生しているので咲いている横を歩いて眺めるのが良いとされたのが美人の形容となった説。

もう一つの面白い説としては、この三つの花はいずれも女性向けの漢方薬としての薬効があってそれを示すという物があります。眺めても美しく、薬にすれば女性にとって良い効果をもたらす花として親しみを持たれていたのかもしれませんね。

ちなみにユリの球根は「百合根」として主に和食で使われますが、花を鑑賞する品種と食用の物は異なります。食べられる種類のユリはコオニユリというオレンジの花が咲く品種です。食用サイズにするまでに三年ほどかけて栽培する必要があるのだとか。もし食べそびれた百合根があれば時期を待って鉢植えにするとちゃんとお花が咲きますのでお試し下さい。

きれいなユリの困り物、花粉。もしついてしまったら…

ユリはどの系統の物でも優美で大きな花が咲きますが、どの品種でも困るのが花粉です。うっかり服につくと取れなくなる事も…。ユリを飾る時は以下のポイントに注意して下さい。

花が開き始めたら雄しべを取る

咲き始めは雄しべが弾けていないので花粉はつきません。ハサミでカットしたりティッシュでつまんでそっと挾みとって下さい。雌しべに花粉が付くと花が散るので雄しべを取る事で長持ちさせられる効果もあります。

服についたらクラフトテープで取る

ユリの花粉は油性です。服についた時に指でこすると繊維の間に入り込み、手の汗の水分と結びついてますます落ちにくくなります。服に花粉がついたらクラフトテープで押さえて取るとキレイに取れます。テープで取れない時は水洗いする前に無水アルコールで溶かして取るかクリーニング店に相談してみましょう。

古くから愛されてきた、ユリの花。美しく花ひらくユリは、眺めているだけでなんだか心が落ち着くようです。7月がお誕生日のあの人に、ユリの花を贈ってみませんか?

記事/ケノコト編集部

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