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まめ知識 2018.07.22

7月の誕生石『ルビー』〜文月の暮らし〜

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7月の誕生石はルビー。その色から「血」「情熱」「炎」を象徴するとされてきた宝石です。6月の誕生石のエメラルドの名前が元は「緑の石」を意味したのと同じように、ルビーの名前もラテン語で「赤」を意味する「ルベウス」から変化したと言われています。

燃えるような情熱の色を纏った赤い宝石ルビー

最近ではルビー以外でも赤い宝石が色々とありますが、かつては「赤い宝石=ルビー」という風に扱われていました。そのため、後に宝石の組成などから実はルビーとは全く異なる組成を持つ宝石だったとわかった物も珍しくありません。
有名なものでは、かつてスペインからイギリスに贈られて王冠にも使われている「ブラックプリンス・ルビー」という名の宝石があります。とても美しく、現在も国宝とされている宝石ですが、実はルビーではなくスピネルという宝石という事が後になって判明しています。

また、同じ鉱物でも色が異なると別の宝石として呼ばれる例にルビーも含まれており、なんと青い宝石の代名詞のサファイアとルビーは姉妹になります。ルビーもサファイアも同じ「コランダム」という鉱物なのですが、含まれる不純物によって鮮やかな赤を持つ物がルビー、赤以外の物をサファイアと呼び分けています。

ダイヤモンドより産出量が少ない!希少性の高い

ルビーの極上品を産出するのはアジアで、中でもミャンマー産の紫みを帯びた鮮やかな赤を持つ物が「ピジョンブラッド(鳩の血の色)」と分類され別格扱いされています。タイ産の少し黒ずんだ色合いの物は「ビーフブラッド(牛の血の色)」と呼ばれ、ミャンマーの最高級品と比べると評価は少し劣ります。スリランカやベトナムから掘り出される物は色が淡いために「チェリーピンク」というかわいい名前がついていますが、他の安価な宝石と色が似ているためにルビーとしてはカジュアルな扱いになります。

このように、ルビーは産地によって色合いが大きく異なっています。その上、産出量はダイヤモンドより少ないため、希少性も相まってダイヤモンドに次ぐ価値のある宝石として扱われています。特にピジョンブラッドは産出国のミャンマーが政情不安定である事もあって市場に出回る量がとても少なく、幻のルビーと言われる事もあるのだとか。タイ産のビーフブラッドもピジョンブラッドより格は下がると言われますが、宝石としての価値はとても高く、気軽に買える宝石というわけではありません。
赤は王者が好む色でもあったため、古のミャンマーやタイではルビーは全て王に献上する物とされていたり、その衣装に縫い付けられて王の権威の象徴ともされたりしていました。

人間が本能的に好む色を持つ宝石。持ち主を力づけてくれる、赤いルビー

自分が身につける物の色として、赤を選ぶには勇気が必要な人もいるかもしれません。けれど「赤」という色その物が嫌い、という人はあまりいないのではないでしょうか。リンゴやトマトのような果実の赤はとても美味しそうに見えますし、朝焼けや夕焼けの赤は心に染み、深い赤のバラを目にすれば美しい、と感じますよね。

血の色にも例えられますがルビーの色は力強い生命力をイメージさせます。特に男性は赤い色を目にするとテンションが上がるのだとか。そのため、かつてインドでは男性が戦いに赴く時に戦意を高めるお守りとして、ルビーを持つ習慣もあったそうですよ。

情熱を高める色の石は女性が身につける事で更に魅力を増して輝きます。男性が女性に贈るなら恋の情熱を示す意味合いがあるそうです。女性自身が自分にルビーを選ぶ時はエネルギッシュに生きるパワーのお守りに。いかがでしょうか?

赤い宝石はシニア世代になると敬遠されがちですが、ルビーのような澄んだ赤は銀髪にもとても映えます。指輪はもちろん、ピアスやイヤリング、ネックレスのような髪と近い位置に飾れるアクセサリーは、これから長く身につける一生のお付き合いのつもりで、「欲しい」と思える出会いがあれば、未来の自分への贈り物としてお迎えしてはいかがでしょうか。

記事/ケノコト編集部

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