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まめ知識 2020.07.06

二十四節気の暮らし方「一年で一番暑い『大暑』」昔ながらの夏の知恵を試してみよう

今年は全国的に梅雨明けが早く、7月初旬から「猛暑」と言っていい気温の高い日が続いていますね。7月23日は二十四節気の一つ「大暑(たいしょ)」と呼ばれ、一年で最も暑い時期と言われています。この時期は夏の「土用」ともタイミングが重なり、昔から暑気払いする風習があります。

昔はこんなに暑くなかった?風の抜け方の変化が現在の猛暑の一因にも

よく「昔はこんなに暑くなかった」と言われます。実際、20~30年前であれば地域によりますが、夏休み時期の平均気温は26度くらいで、たまに28度の「暑い日」があって30度を超えるとニュースになるレベルだったそうです。

現在ではエアコンだけでなく、家電全般が熱源となって建物自体が熱を持ちやすい事、室外機などで建物の外へ排熱される事によって屋外の気温が上昇しているため、人口密集地などでは特に猛暑になりやすい環境が揃っています。

「昔は扇風機でしのげた」という話もありますが、それは建物と建物の間の感覚が広くて風抜けが良い環境のお家が多かったからなのだそうです。冷房慣れしていない場合、クーラーを使うと体が冷えてしまう、と敬遠される方もいらっしゃいますが、今年のような猛暑の場合は室内で熱中症になるリスクが高いので安全のためにクーラーの使用をおすすめします。

猛暑対策のポイントは「涼しいうちに」昔からの知恵 打ち水の上手なやり方

猛暑対策は「涼しいうちに」行うと効果的な事がいくつかあります。まず、クーラーの場合、部屋が暑くなってからスイッチを入れると室温を下げるために電力をたくさん使います。クーラーを付ける場合は涼しいうちに高めの温度で入れておく方が電力の消費を抑える事ができます。

また、家の周囲に「水撒き」をする事で気化熱によって周囲の気温を下げる効果が期待できます。ここで注意したいのは、やはり気温が高くなった時間帯に陽向に水撒きするのは意味がない、という事です。水撒きする場合は朝や夕方の涼しい時間に日陰に水を撒くのがポイントです。暑い時に熱された地面に水を撒いても湿度が上がるだけなのでご注意ください。もし庭木や鉢植えがあれば涼しい時間に葉水(葉にもかかるように水をあげる事)をしておくと、それも家の周囲の気温を抑える効果があります。また、家の前などに水撒きする場合、お風呂の残り湯などの二次利用がおすすめです。

運動する時はお水ではなく塩分などが取れる飲み物を

これだけ暑いと体は体温を下げるために自覚していないレベルで汗をかき続けている事もあります。そうすると喉の渇きを感じてから水分を取っても間に合わない事も。喉が乾く前に定期的に水分をとっておく必要があります。ここで注意したいのが水分補給にお水を飲む事です。アルコールやカフェインが含まれる飲み物は利尿作用があるため、逆に脱水してしまうので水分補給に向かないというのは最近知られて来ましたが、場合によっては水だけ飲み続ける事でも脱水の原因となってしまう事があります。

たとえば、脱水を防ぐために水をこまめに飲み続けると、体温を下げるための汗の水分は確保できます。ですが、汗は純粋な水分ではなく体に必要な体液の成分も含まれています。そのため、水だけ飲み続けて汗をかき続けると体液の濃度が下がるので体は体液の濃度を保つために水分を減らそうとさらに汗をかき、結果として身体全体の水分の総量を減らす事になって脱水症状を起こしてしまうのです。特に暑い時期に歩き回ったりスポーツをしたりする場合は、塩分の入った経口補水液やスポーツドリンクを選びましょう。

逆に運動しない人が水分補給する場合は、ミネラル補給ができる麦茶などノンカフェインのお茶で良く、塩分濃度の高い補水液を多量に飲むのはかえって塩分の過剰摂取になりますので、生活スタイルに合わせた飲み物を選んでみて下さいね。

まだまだこれからが夏本番。この機会にしっかり暑さ対策を見直して、夏の暮らしを楽しみましょう。

記事/ケノコト編集部

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