
自由なこころの体験を育む こどもと絵本のコト
こどもたちと本を読んでいて楽しくもあり羨ましいのは、現実と絵本の世界をいとも簡単に行き来することです。
まるで絵本の中の主人公になったかのように、その世界に入り込み様々な体験をします。
そして場面を切り取り反芻したり、はたまた現実の世界に戻ってお気に入りのぬいぐるみを絵本の世界のキャラクターに見立てたり。これこそ子供のやわらかい頭だからこそできる、自由な心の体験ではないでしょうか。
どんな絵本でも大丈夫。感じ方や受け止め方はさまざま
こどもが選んだ絵本に、こんな絵本じゃなくてこっちの方が、と言いたくなる気持ちは飲み込んで、まずは興味をもったもの、本人が読みたいものを読んであげてください。
それが大人らから見たらくだらないと思えるもの、つまらないもの、彩や表現が乏しく見えるもの、でもいいのです。
また、大人が予想したような反応を示さないことも往々にしてあることです。
喜んでくれると思った絵本の反応が微妙だったり、名作と呼ばれる絵本に見向きもしなかったりすることもあるでしょう。けれど、それでいいのです。
1人1人個性があり、1人1人感じ方や好みが違うのも当然のこと。本を楽しむことは本人の自由と意思が尊重されてこそのことなのです。
同じ絵本でも大丈夫
絵本に親しんでほしいと気合をいれて、たくさんの絵本を用意しなくてもいいのです。
こどもはお気に入りのものは何度でも楽しみます。日々めくるたび、大人では気づかないような小さな絵や表現、細かい描写を拾っては子供ならではの視点と発想で楽しみます。繰り返し読んでも飽きないどころかどんどん愛着と楽しみが増す絵本をこどもたちは見つけ出すでしょう。
絵本に親しみを持ち、楽しさを体験した子はおのずと最初から最後まで集中して聴ける日がやってきますので、ご安心を。
文/丘山亜未
ライタープロフィール
ベビーマッサージと女性限定イベント『mama・coco』代表
平日昼間、1人で孤軍奮闘するママたちをつなぐをコンセプトに多くのイベントを開催。ママになってからの新しい出会いの場、友人作りの場として多くの支持を得ている。いつも和やかでアットホームな雰囲気が好評で年間400組以上、のべ1500組を超える親子が参加している。絵本好きが高じて自身の担当するすべてのクラスで絵本タイムを取り入れる、2児の母。
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