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まめ知識 2018.08.20

8月の誕生石『ペリドット』〜葉月の暮らし〜

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心地よい、木々の間を通り抜ける風に色を付けるとしたらこんな色かもしれません。やわらかな若葉のような、黄色みがかった緑の宝石、ペリドット。8月の誕生石は実は古代のエピソードにも度々登場しています。

新約聖書にも登場する宝石、ペリドット

ペリドットという名前は比較的新しい宝石のようなイメージがありますが、ペリドットは聖書に何度か登場しています。旧約聖書では「エチオピアのトパーズ」と呼ばれる宝石が登場しますが、今日ではこれはペリドットであるとされています。黄色っぽい色合いの物がトパーズの産地から見つかったため、トパーズだと思われていたのだとか。

また、ペリドットが誕生石に加えられている理由として新約聖書に登場したから、という説があります。元々、誕生石の発祥はアメリカの宝石商組合が制定した物がベースで国や団体によって若干異なっています。実際、日本で制定された物は日本人に馴染みがある翡翠や珊瑚を加えたパージョンもあります。
誕生石の制定に当たって占星術などを参考にした、という意見もありますが、新約聖書ではエルサレムの城壁の土台石に飾られている宝石が登場します。それが12種類だったのでそれにちなんだとされる説が有力なようです。

ペリドットは宇宙から来た?隕石にも含まれていたペリドット

ペリドットを鉱物として分類すると「かんらん石」と呼ばれるグループに入ります。その中で苦土かんらん石と呼ばれる種類で美しい物が「貴かんらん石」、つまりペリドットとして宝石の扱いを受けます。美しい若葉の緑を鉱物学者はオリーブに例えて「オリビン」という学名を付けました。それを日本人が訳した時、アジアで栽培されているオリーブと似た果物の「かんらん」の名前が当てられたそうです。

なんとペリドットは隕石にも含まれる事があるそうです。実際に隕石に含まれていた物がティファニーによってカットされて、パリ万博で公開されていたのだとか。ペリドットは高温、高圧の環境で作られるためまさに隕石は状況としてピッタリなのですね。空からやってきた宝石、と思うとなんだかロマンティックです。
ちなみに火山の噴火もペリドットの生成条件を満たしているのだとか。驚くことに2018年のハワイ、キラウェア火山の噴火では空気中に飛び出したマグマの一部が結晶化してできた「ペリドットの雨」が降ったのだそうです。自然災害と呼ばれる現象の中でおとぎ話のような出来事が起きていたのですね。

古代エジプトではペリドットは太陽にまつわる宝石として崇め、お守りにもされていました。プトレマイオス二世の后の像をペリドットで作って寺院に納めたという有名なエピソードもあります。
きれいな石だけど緑なのに太陽?と不思議に感じたものですが、ふとサンキャッチャーの光を見た時、そのプリズムの色にペリドットのような緑を見つけました。もしかすると古代の人は偶然見る事ができた光条の中の鮮やかな黄緑をペリドットに見たてたのかもしれませんね。それとも若葉の芽吹きのような柔らかい緑を生命の象徴として見たのか…正確な理由は今となっては想像するしかありませんが、理屈抜きで爽やかな美しさのある宝石です。

夜になると別の顔。「イブニング・エメラルド」という異称

宝石は光源によって輝きが変わる物があります。清楚なアクアマリンが夜会ではダイヤモンドと比肩する艶やかな光をまとうのと同じように、ペリドットも夜の照明では大人っぽい輝きを放ちます。昼間はヘルシーでさっぱりしたイメージなのに夜になると貴婦人の顔。ペリドットその物は清楚なイメージの宝石なので、一つ持っておくと昼と夜とで違うイメージで楽しめますね。小粒の物が多く、ビーズのようなデザインの物はカジュアルに使えます。ゴールドと合わせると緑が引き立って美しく輝く宝石です。

宝石、と言うと改まった場所でしか身につけられない…と思いがちですが、ペリドットのような爽やかな色の宝石は、普段使いにもちょうど良さそう。お守りがわりに、自分だけの宝石を一つ持っておきませんか?

記事/ケノコト編集部

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