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ファッション 2018.08.21

着物初めてさんの知りたいコト『シーズンが終わった浴衣のお手入れ』

お盆が過ぎると暑さの中にも朝夕に秋の気配がかすかに感じられる頃になります。洋服だとお店には秋物が並び始める時期ですね。盆踊りが終わると夏祭りなども少なくなります。この時期になるとそろそろ浴衣の季節も終わりを迎えます。

いつまで着ていい?「浴衣」のシーズンは8月で終わり?

最近はいつまでも残暑が厳しい夏も多く、浴衣をいつまで着ていいかちょっと悩んでしまいそうですね。一応、裏地付きの袷は10月~5月、7~8月が夏素材の薄物、袷と薄物の間が単というようにかつて暦に合わせて衣替えしていた時期を目安とされていますが、公的に定められたルールのような物はありません。その日の気候に合わせてちょうどよい着物を切ればOKです。
ただ、浴衣は元々リラックスウェアで洋服に例えるとリゾート向けのラフなワンピースのような物。残暑が厳しいからといっていつまでも夏気分の鮮やかな色柄の浴衣を着ていると、体感温度としてはちょうどよくても季節感にそぐわない、という事も。
着物の場合、ある程度の季節の先取りはおしゃれに見えるのですが、終わった季節の物を着ていると野暮に見えてしまいがちです。夏気分が盛り上がる、華やかな色柄の浴衣であればお盆頃がリミットと考えておくといいでしょう。

その一方で最近は襦袢や美容衿と合わせて夏着物風に着られる柄行の浴衣もあります。生地がしっかりしていて初秋に着ても雰囲気的に浮かない落ち着いた浴衣を「着物」として着るなら9月初旬頃まで着る事ができます。

シーズンが終わった浴衣のお手入れはどうする?

そろそろ浴衣をしまっておきたい、と思ったら来年に備えてお手入れをしておきましょう。
基本的にプレタで販売されているような綿の浴衣であればおしゃれ着洗いを使って手洗いし、よく陰干しすればOKです。
洗濯機のドライコースでも良いのですが、ポイントとして最後の脱水は出来る限りゆるめにして水分を多く含んだ状態で干すのがおすすめです。
「水のし」といって、洗濯物からすこし水がしたたるくらいの状態で干すと脱水の過程でのシワが入りにくく、アイロンしていない状態でもある程度生地がピンと張ります。できればプラスチックの着物用ハンガーを使って干すと袖を大きく広げて干せて便利ですが、なければ洗濯竿に通して干したり、100円ショップで売っているバスタオルハンガーのような物で代用したりする事をおすすめします。

・綿じゃない素材は注意!

浴衣でも麻素材の物や絞りが入っている物は手洗いは避けましょう。着物を扱っているクリーニング店に出すか、悉皆屋さんのような着物の手入れの専門店に相談しましょう。ブランド浴衣は品質表示に従います。通販でも呉服屋さんから購入した物であればショップに問い合わせするとお手入れについて詳しく教えてもらえます。

・帯はどうする?

注意したいのが帯。汗を吸う物なのでお洗濯したい、と思われるかもしれませんが基本的に帯は洗濯しません。ポリエステル素材の芯の入っていない浴衣用の単帯や兵児帯であれば手洗いできる物もありますが、正絹の博多帯やポリエステルでも芯の入った半幅帯であれば水洗いはしません。よく陰干してからしまうか、悉皆屋さんに「汗抜き」をお願いする必要があります。

・シミがついたら”すぐ”お手入れ

浴衣も帯も、シミが付いた場合はすぐに手入れがポイントです。洗える浴衣であれば色物用漂白剤(酸素系漂白剤)などでシミが落ちる事がありますが洗えない帯の場合、濡れタオルで汚れを叩いてから乾いたタオルで水分を取ってからしっかり陰干しするのが対処法になります。シミが取れない場合、やはり悉皆屋さんに相談する事になります。

・その他のアイテムもお忘れなく

忘れがちなのが、腰紐や伊達締め、着物ベルトのお手入れです。基本的に使ったら陰干ししてシワがひどい場合は中温でのアイロンのお手入れとなります。ただ、着物は浴衣だけしか持っていない、めったに着ないので次に使う時まで汗がついた状態だと気になるという場合はおしゃれ着洗いで手洗いします。絞り加工の入った腰紐の場合、絞りが伸びたり伊達締めの素材によっては縮んでしまったりする事もあるので汗取りを優先するか、劣化させないよう陰干しのみにするかを考えてお手入れして下さい。

記事/ケノコト編集部

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