知るコト知るコト

ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

食のコト 2018.08.24

夏の終わりにおいしい冷茶でほっと一息『冷たい緑茶の楽しみ方』

LINEで送る
Pocket

盛夏の頃は水分補給のために水分をしっかり飲む必要があります。緑茶はカフェインが含まれているため、多量に飲むにはちょっと不向きかもしれません。けれどポリフェノールの仲間であるカテキンなど、体に良い効果もあるのです。暑さが一段落したこの頃、冷たい緑茶でリフレッシュしてみませんか?

高いお茶と安いお茶。お値段とお味の関係は…?

一般的にお値段が高いお茶ほどおいしい、という認識ですが、実際の所はお茶を作る時の手間などでお値段が変わってきます。日本茶で高級といえば玉露が有名ですが、普通の煎茶は茶の木をそのまま日光に当てて育てるのに対し、玉露は新芽の段階で日除けをかぶせて育てます。収穫までの20日程度、葉が浴びる日光を和らげる事で苦味成分が少なくなり、代わりに旨味成分のテアニンが増えるのでまろやかな味わいになるのです。ですが、茶園全体を覆うように日除けをするために煎茶に比べて手間とコストがかかってきます。
そして、煎茶と玉露の中間になるのがかぶせ茶です。かぶせ茶は途中まで煎茶と同じように日光に当てて育て、収穫前の3~10日程度、木に日除けを「かぶせ」て行きます。そのため玉露よりすこし苦味が強くなります。

このように、一般的に「苦味を抑えて旨みが強くなる」ように育てたお茶ほどお値段が高い傾向になります。安いお茶は二番茶三番茶のようによく育って固くなってきた荒い茶葉が原料になってくるため、量のわりにお値段も手頃になってきます。よく「番茶」と呼ばれる物がこれに当たります。番茶は苦味成分のタンニンは多いのですがカフェインは少なめなので、たくさん飲みたい時はこちらがおすすめです。

冷茶に向いている日本茶は?

さて、冷茶として楽しむのであればどんなお茶が向いているでしょうか。これは入れ方や楽しみ方で変わってきます。お茶その物のまろやかな旨みを味わいたい、という時はやはり玉露が向いています。
冷茶の入れ方も色々あるのですが玉露に一番おすすめなのは「氷出し」です。淹れ方は簡単で茶葉の上に氷を置いて溶けるのを待つだけです。大きめの茶こしをはめて使うタイプの急須で、氷が溶けて抽出された物から少しずつ楽しんだり、完全に溶けた後で注ぎ分けたりしてもOKです。

日本茶は高温で入れると苦味成分のカテキンが抽出されやすく、低温で入れると旨味成分のテアニンが多く出ます。そのためお湯で淹れる時も玉露などの高級茶は少し冷ましたお湯を使います。氷で抽出するとお茶のまろみがしっかり味わえる冷茶ができます。
茶葉によって濃さが異なるので抽出された時に味見して、もう少し薄い方がいいという時は冷水で薄めて調節して下さい。抹茶が入っているものは一煎目がかなり濃い目には出ますので、完全に氷が溶け切ってから濃度を調節した方がおいしく飲めるかと思います。

日本茶を飲むなら爽やかな苦味を味わいたい、という時は煎茶などを使ってお湯出しがおすすめです。玉露のような茶葉がやわらかな物は低温でも成分がしっかり出ますが、煎茶は番茶に近い物ほど茶葉が厚くしっかりしてくるので、お湯を使わないと味や香りが出にくいのです。お湯出しする場合は紅茶のアイスティーを作る時同様、少し濃い目に熱いお湯で淹れた物を氷に注いで急冷します。煎茶や番茶は玉露などに比べると淡白な味わいなので口をスッキリさせたい、という時はこちらの方が向いています。

お湯出しと氷出しの間になる水出しは、お茶パックに淹れた茶葉をクーラーポットに水と共に入れて一晩冷蔵庫で冷やす方法です。時間はかかりますが、どの茶葉でも使える方法なので冷茶をたくさん用意したい時はこの方法がおすすめです。

旨味成分のテアニンは気持ちをリラックスさせ、カフェインやカテキンの苦味は気分をすっきりさせてリフレッシュ効果が期待できます。くつろぎや気分転換においしい冷茶を楽しんでみて下さいね。

記事/ケノコト編集部

その他のおすすめ記事

煎茶と玉露の違いは?『緑茶の種類とあれこれ』

煎茶と玉露の違いは?『緑茶の種類とあれこれ』

美味しく飲んで暮らしに役立つ!『お茶の出涸らし活用術』

美味しく飲んで暮らしに役立つ!『お茶の出涸らし活用術』

夏の簡単おやつ『緑茶のところてん』

夏の簡単おやつ『緑茶のところてん』

LINEで送る
Pocket

コメント

instagram-iconみんなのInstagram

人気の記事

2018.12.12

12月13日は新年に向けての準備をしよう『正月事始めのコト』

2018.11.30

ワンボウルで混ぜるだけ『バナナとココナッツのパウンドケーキ』

2018.11.30

お掃除は『新聞紙』にお任せ!おうち掃除に役立つ使い方ご紹介

2018.11.28

【開催レポート】『クリスマスリース・ワークショップ』を開催しました!

2018.11.26

旬食材『牡蠣』ー 海のミルクと言われる栄養豊富な冬の味覚 ー

2018.11.25

甘みに驚き!レンジで時短『オニオングラタンスープ』

2018.11.23

人気の焼き芋をおつまみにアレンジ『焼き芋ゴルゴン』

2018.11.21

覚えておきたいおやつレシピ『酵母のスコーン』

2018.11.13

外はサクッ!中はフワぷりっ!『エビタラカツ と たくあんタルタル』

2018.11.12

台所育児エッセイ「暮らしに恋して」『 19 整理整頓なんて』

編集部おすすめ記事

2018.11.30

旬の秋鮭をおいしく!『秋鮭の味噌漬け焼き』

2018.11.27

大きなツリーは飾れない!コンパクトに飾れる『おしゃれで可愛いミニツリー』

2018.11.22

【新連載】『第1話 山型食パン』akari’s life style

2018.11.21

どこに置いたらいいの?『調味料のベストな保存場所』

2018.11.20

11月の和菓子 かわいい動物をイメージした『亥の子餅』 

2018.11.14

秋の味覚、新米。いつからいつまでが新米?

2018.11.13

これだけは抑えておきたい大掃除!『家族の役割分担を決めて効率的に終わらせよう』

2018.11.09

子どもと楽しむクリスマス『英語で歌えたらかっこいいクリスマスソング』

2018.11.08

もう覚えましたか?『新しくなった洗濯表示〜その覚え方のコツとポイント〜』

2018.11.03

ヨーグルトの酸味とブラックペッパーがほどよいアクセントに 『柿と水切りヨーグルトとブラックペッパーのサンドイッチ』

月間人気記事

2017.09.14

指先のカサカサを直したい!『指先の乾燥の原因とケア方法』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.03.15

管理栄養士が教える『デトックスウォーターの美容効果と注意点』

2017.04.01

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2018.03.26

元美容部員が教える『自分の肌に合う化粧水の選び方』

2018.11.29

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「大根」の常備菜」

2016.11.20

ほったらかしで大丈夫。干し野菜レシピ『干し大根をつかった作り置きおかず』

2017.08.30

みかんの栄養はビタミンだけじゃない!『知って得するみかんの成分と保存方法』

2018.07.12

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2017.10.28

押し麦、もち麦、丸麦…種類によって異なる美味しさ『麦ご飯の種類とあれこれ』