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まめ知識 2018.09.12

9月の誕生花『ダリア』〜長月の暮らし〜

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多弁の華やかな花姿が美しいダリア。なんだかレトロな雰囲気を感じるのは、かつて日本で栽培が大流行したからかもしれません。江戸時代末期頃から日本にやってきたダリアは、育てやすさから爆発的な人気で日本中に広まりました。

日本の初夏から秋を彩っていた、キクの仲間ダリア

ダリアの花は、かつてはどこでも見られる花でした。多年草で、環境に合えば地植えで後は植えっぱなしでも咲き続けてくれる事もあります。豪華な大輪の物や中輪、小輪と花のサイズだけでなく八重、一重と花びらの枚数のバリエーションも多彩で、アメリカの愛好家団体では花容を16種類に分類するほど多様な品種が揃っているため、探せば好みに合った物が必ず見つかる、と言っても過言ではないかもしれません。

ガーデニングの流行の変化などから姿を消してしまったお庭も多くなってしまったようですが、近年では花を楽しむより庭の差し色となるカラーリーフとして、銅葉タイプの物が再度人気を集めつつあるようです。

ダリアの別名は天竺牡丹

ダリアは花期が6月頃から11月頃までの長い間、次々に新しい花が付きます。日本の夏は苦手なので真夏は少し元気がない場合もありますが、花期が長いので早咲きや遅咲きで少し違う品種を混ぜて植えておけば、長く庭を彩ってくれる花でもあるのです。

ダリアの和名は「天竺牡丹」で、花弁が多くボリュームのある八重咲きの物が牡丹とよく似ているので名付けられたようです。実はこの「天竺牡丹」という和名がぴったり来る様子が眺められる場所が奈良にあります。高市郡の明日香村にある「岡寺」という真言宗のお寺では初夏咲きのダリアを300本浮かべた「華の池」というイベントを例年行っています。残念ながらそちらはゴールデンウィーク頃の行事なのですが、公式フェイスブックやインスタグラムなどで動画や画像が配信されています。池の花と言えば蓮や水連ですが、多彩な色違い、形違いのダリアが池に浮かんでいる様子は極楽の池、という風情なのでダリアがどんな花か興味を持たれたらぜひチェックして見る事をおすすめします。

初秋のお花見スポット、全国のダリア園は今からが見頃

ダリアを見て楽しめるダリア園は全国各地にあります。ただ、ダリアの好む気候が比較的冷涼なので近畿より西の地域では少なめで、関東から東北地方の方が多くあるようです。初夏咲きに合わせて既に開園しているところもありますが、9月中頃から11月頃の開園の所が多いようですので秋の連休のお出かけ先に悩んでいる方は近くのダリア園の開園時期をチェックしてみてはいかがでしょうか?春頃に球根の直接販売を行っているダリア園もありますので、気に入ったダリアが手に入るかもしれません。

近年では切り花でも楽しめるダリア。長持ちさせるには?

ダリアは元々水揚げが難しく、切り花にしても持ちが悪いため庭植えや鉢植えで楽しむスタイルが一般的でした。ですが最近では品種改良によって切り花にしても楽しめるダリアが増えてきました。とはいえ、気温が高い時期に出回る花なのでちょっとしたお手入れをしてあげた方が長持ちします。

葉を取って生ける

水を腐りにくくする事と花弁に少しでも多く水を行き渡らせるために葉は取っておきます。

水換えはなるべく毎日する

ダリアは水がにごりやすい花なので長持ちさせるなら水換えはこまめにする必要があります。

水に漂白剤と砂糖を入れる

殺菌のために塩素系の漂白剤を数滴と栄養剤として砂糖を少し入れると長持ちします。切り花延命剤でもOKですが、この場合もこまめな水換えをします。

ダリアは明治頃に日本に入ってきた洋花と同様に大正時代頃には日本の花として根付き、着物や洋服の柄に使われるなどかつては「モダン」を代表する花の一つでした。飾り方や使い方で和にも洋にも演出できる華やかな花です。秋色の花も揃っていますのでぜひ飾ってみて下さいね。

記事/ケノコト編集部

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