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まめ知識 2018.11.24

実がつく?つかない?!イチョウの樹の性別判断 

鮮やかな金色の葉を散らすイチョウの樹。街路樹などに使われている事も多く、生活の中で秋を楽しめるスポットでもある事も多いですね。

イチョウと言えば樹よりも銀杏の方をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。茶碗蒸しの具や揚げ物、煎り銀杏として楽しみたい方、落ちた果実の匂いが苦手で困っている方など、好みがあるとは思いますがイチョウには実がなる物とそうでない物があります。この違いは、イチョウが雄株と雌株が別々にある「雌雄異株」の性質を持つ事によります。

雄株には実が付きませんので紅葉だけを楽しみたい場合は雄株、銀杏が欲しい場合は雌雄株どちらも必要となります。用途によって必要な株が変わってくるのですが、イチョウの性別を見分けるにはどうすれば良いのでしょうか。

 

銀杏の段階が一番簡単なイチョウの性別判断

俗説としてイチョウの葉の切れ込みの形で木の雌雄が判別できると言われていますが、実はこれだけでは正確な雌雄の判別はできません。切れ込みの有りなしは株の雌雄の違いというよりは、葉ができたタイミングの影響が大きく、遅く出てきた葉の方がより多く日光を浴びるために大きく育ち、風に煽られないように切れ込みが入りやすくなる傾向があるそうです。

イチョウの性別を正しく見分けるためには、春にイチョウの生殖器官を確認する事になります。実際に見てみると葉っぱの根本から伸びた細い茎の先に小さな花粉錘や胚珠が付いているのが伺えます。
また、不思議なことにイチョウは種子=銀杏の段階であれば、雄雌を簡単に見分ける事ができるのです。銀杏をよく見ると面が2つでできている物と3つになっている物があります。面が2つでできているのが雄で、面が3つの銀杏が雌となります。
ちなみに銀杏の雌雄の割合は9割以上が雄で、雌の銀杏はごくわずかなのだとか。もし殻付き銀杏を食べる機会があれば雌の物がないが探してみるのもおもしろいかもしれませんね。

 

イチョウが街路樹に使われる理由は?秋の紅葉が美しいからだけではない、イチョウの長所

イチョウは街路樹として並木通りのようになっている場所が全国に数多くあります。イチョウが街路樹として使われているのは、実は安全のためでもあるんですよ。

まず、イチョウは排気ガスが多く、アスファルト舗装された地表の一部を開いたような過酷な環境に植えられても耐えられる牽強さを持っています。また、管理の面から見ても強剪定にも耐えるので管理コストが低めです。(樹種によっては不注意な剪定を行うと枯れてしまう物も多いのです)そして、水を多く含んで燃えにくいため大規模火災などが発生した場合は延焼を防ぐ効果も高いとされています。そういう意味では都市部の街路樹として選ばれたのも納得できるかもしれません。

ただ、難点としては雌雄の見分けが付けにくいので植えて成長した後で実がなって初めて雌株だった事が発覚するケースも。雌株は果実が腐敗しやすい事や匂いから街路樹として適さないので雄株に植え替えされたりするそうです。

古くはイチョウの葉に防虫効果があるとされ、栞としても使われていたのだとか。
落ち葉の色持ちがよい葉ですので、きれいなイチョウの落ち葉を見つけたら拾ってしばらく飾ってみるのも素敵ですね。

 

文/ケノコト

 

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