得するコト得するコト

生活に役立つ豆知識、家事が苦手な人には時短ワザ、美容・ファッションのステキ情報を公開します。

まめ知識 2018.11.26

旬食材『牡蠣』ー 海のミルクと言われる栄養豊富な冬の味覚 ー

LINEで送る
Pocket

冬が近づいてくると通販サイトやグルメツアーに「牡蠣」の文字を頻繁に見かけるようになります。冬においしくなる海の物の一つとして牡蠣のシーズンを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

地域によっては牡蠣のシーズンは夏?種類によって異なる牡蠣の旬

一般的に多く言われる牡蠣の旬は11月頃からになります。これは秋に出産を終えた牡蠣が再び太り始めて味がよくなって来る事、生食に向いたシーズンが冬である事などからのようです。冬が旬とされているのはいわゆる「真牡蠣」という種類の物で広島、宮城、岡山が有名な産地となります

牡蠣の旬を表す有名な言葉に、英語圏では「Rの付かない月に牡蠣は食べない」という物があります。5、6、7、8月(May, June, July, August)はダメ、という事ですがこれは牡蠣の産卵期に当たるので味が落ちるから…という理由があるそうです。

ところがこれは真牡蠣の話。日本海側で取れる「岩牡蠣」の場合、旬は春から夏です。実際、岩牡蠣をよく食べる地域だと真牡蠣は遠くの産地からパック詰めされたものなどを食べる事になるので「よその地域の旬食材」というイメージが強い方も少なくないそうです。

野菜が栽培方法の発展によって旬だけでなく年中食べられる物が増えたように、岩牡蠣以外でも夏に食べられる牡蠣が作り出されるようになり、通年食べられる食材として扱われつつあるそうで英語圏でも「Rの付かない月に牡蠣は食べない」という習慣が廃れつつあるそうです。

欧米から逆輸入された牡蠣の生食文化。ヨーロッパとの意外なつながりも。


牡蠣は世界中で食べられている食材の一つで、日本でも縄文時代の貝塚から貝殻が見つかったり室町時代には既に養殖されていたのだとか。ところが、産地から消費地である大阪や江戸に送るまでに今よりずっと時間がかかったためか牡蠣はほとんど生食される事なく加熱調理される食材として扱われて来ました。古くから伝わるレシピは土手鍋や酢締めなど、細菌などによる食中毒を防ぐ方法で調理されています。

実は牡蠣の生食文化は明治以後にヨーロッパから伝わった物なのだそうです。発祥はおそらくフランスで、あのナポレオンも生牡蠣が好物だったのだとか。生牡蠣はフレンチのオードブルの代表でもあり、アメリカでもフランスから移り住んだ人達であるケイジャンの料理として牡蠣を生食する「オイスターバー」のようなレストランがあるほどです。

フランスの牡蠣と日本の牡蠣は実はつながりがあります。かつてフランスではヨーロッパヒラガキという地元原産の牡蠣が食べられていたのですが1970年代以降、寄生虫などで激減したため日本から真牡蠣を輸入して養殖し始め、今では日本から持ち込まれた真牡蠣がその大部分を占めているそうです。そんな縁もあって東日本大震災で宮城の牡蠣養殖に被害が出た時、フランスの牡蠣養殖業者の方達が宮城の牡蠣養殖の復興を支援して下さったそうです。意外な所でご縁があったのですね。

栄養豊富で低カロリーな牡蠣。ただし食べ過ぎには注意


牡蠣は「海のミルク」と呼ばれる事もあります。これは牡蠣が栄養豊富である事が経験的に知られていたからではないかと思います。牡蠣に多く含まれる栄養の一つがグリコーゲンです。これは動物デンプンで、分解されて筋肉でのエネルギー源として使われる物です。
他にも鉄分や造血に関わる成分のビタミンB12など貧血を防ぐ栄養を豊富に含んでいます。
低脂質、低カロリーなので安心してたくさん食べたくなりますが、牡蠣に含まれる亜鉛は不足すると味覚障害や免疫力の低下を招く一方で過剰摂取すると体調不良の原因となる事も。目安としては1日4~5程度で一日に必要な亜鉛が摂取できるそうですよ。

牡蠣はおいしいですが「あたりやすい」とも言われています。体調が良くない時はしっかり加熱して食べるのが安全です。ぜひ体調を万全に整えて旬の味覚を楽しんで下さいね。

 

記事/ケノコト編集部

 

その他のおすすめ記事

冬においしい『牡蠣にあたらない食べ方とは』

 冬においしい『牡蠣にあたらない食べ方とは』

旬食材『ほうれん草』品種によって異なる味わいの違い

旬食材『ほうれん草』品種によって異なる味わいの違い

旬食材ー「これは一体何イカ?」地域で変わるイカの旬と名前

冬においしい『牡旬食材ー「これは一体何イカ?」地域で変わるイカの旬と名前

LINEで送る
Pocket

コメント

instagram-iconみんなのInstagram

人気の記事

2018.12.12

12月13日は新年に向けての準備をしよう『正月事始めのコト』

2018.11.30

ワンボウルで混ぜるだけ『バナナとココナッツのパウンドケーキ』

2018.11.30

お掃除は『新聞紙』にお任せ!おうち掃除に役立つ使い方ご紹介

2018.11.28

【開催レポート】『クリスマスリース・ワークショップ』を開催しました!

2018.11.26

旬食材『牡蠣』ー 海のミルクと言われる栄養豊富な冬の味覚 ー

2018.11.25

甘みに驚き!レンジで時短『オニオングラタンスープ』

2018.11.23

人気の焼き芋をおつまみにアレンジ『焼き芋ゴルゴン』

2018.11.21

覚えておきたいおやつレシピ『酵母のスコーン』

2018.11.13

外はサクッ!中はフワぷりっ!『エビタラカツ と たくあんタルタル』

2018.11.12

台所育児エッセイ「暮らしに恋して」『 19 整理整頓なんて』

編集部おすすめ記事

2018.11.30

旬の秋鮭をおいしく!『秋鮭の味噌漬け焼き』

2018.11.27

大きなツリーは飾れない!コンパクトに飾れる『おしゃれで可愛いミニツリー』

2018.11.22

【新連載】『第1話 山型食パン』akari’s life style

2018.11.21

どこに置いたらいいの?『調味料のベストな保存場所』

2018.11.20

11月の和菓子 かわいい動物をイメージした『亥の子餅』 

2018.11.14

秋の味覚、新米。いつからいつまでが新米?

2018.11.13

これだけは抑えておきたい大掃除!『家族の役割分担を決めて効率的に終わらせよう』

2018.11.09

子どもと楽しむクリスマス『英語で歌えたらかっこいいクリスマスソング』

2018.11.08

もう覚えましたか?『新しくなった洗濯表示〜その覚え方のコツとポイント〜』

2018.11.03

ヨーグルトの酸味とブラックペッパーがほどよいアクセントに 『柿と水切りヨーグルトとブラックペッパーのサンドイッチ』

月間人気記事

2017.09.14

指先のカサカサを直したい!『指先の乾燥の原因とケア方法』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.03.15

管理栄養士が教える『デトックスウォーターの美容効果と注意点』

2017.04.01

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2018.03.26

元美容部員が教える『自分の肌に合う化粧水の選び方』

2018.11.29

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「大根」の常備菜」

2016.11.20

ほったらかしで大丈夫。干し野菜レシピ『干し大根をつかった作り置きおかず』

2017.08.30

みかんの栄養はビタミンだけじゃない!『知って得するみかんの成分と保存方法』

2018.07.12

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2017.04.24

子どもの遊びがさらに広がる『初めてのはさみの「正しい持ち方・使い方」』