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まめ知識 2020.01.12

一生に一度の成人の日「成人」ってなんだろう?自分を振り返る機会に

年初めの一大イベントと言えば、成人式。
毎年この日が来るたびに、あの頃は…と若かりし頃を思い出す方も多いのではないでしょうか?
「成人の日」は前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人が対象となるいわゆる「学齢方式」でお祝いするのが一般的です。

「成人」ってなんだろう?

いまや成人を迎える事とセットになっている成人式ですが、新しい制度により18歳になる年度の1月の成人の日に成人式を行う事にすると高校3年生の場合受験シーズン真っ只中!本人はもちろん金銭的負担という意味でも保護者にかかる負担が大きいため、自治体が主催している成人式は現行どおり20歳になってから行う方が良いという希望も多いようです。

こうなってくると、そもそも「成人」とは何を指すのかという定義がちょっと複雑になってしまう気がしますね。今は「成人」かどうかの一番大きな線引きは年齢です。かつての社会システムで成人と言えば「社会を構成する一員となれる能力を身に着けた人間」を指しました。

武家などは元服などの儀式が行われましたが、一般の民衆は「畑仕事が一人でできる」「俵が担げる」など地域や職業ごとに「このスキルを身に着けた者を一人前とする」という基準が設けられていたのだとか。結婚して地域のコミュニティを構成する「家」を運営するというのも判断の基準でした。しか現代では20歳にしろ18歳にしろ、学生の占める割合が多く、従来の基準であれば「一人前(成人)」の基準を満たしているとはいえない状態で「成人」として扱われる事になっています。

多様化している成人のお祝い

元々、成人の日という祝日は地方から始まった若者を励ますイベントが「成年式」という名称で全国に広がった事がきっかけで制定された物です。第二次大戦後から1960年代頃までは20歳は社会人となっている人の比率の方が多かったのですが、それ以後は在学者の割合が増加して今に至ります。

こういった現状を踏まえてか、一部地域では「30歳の成人式」を行う所が増えているそうです。社会制度の変容から「成人」として自覚を持つのは20歳ではまだ難しく、多くの人が社会で経験を積んだ30歳になってから改めて成人式を行う事で、深い交流や生まれ育った地域の今後についての問題提起ができ、地域の活性化につながるのでは…という提案です。

学校に通う年代であれば年の近い人が身近に多く存在しますが、社会に出ると同世代との新しい交流を持つのが難しい事も珍しくありません。30歳の成人式であれば旧交を温めるだけではなく、違った立場で再会する事で思わぬ出会いもあるかもしれませんね。

そういう風に考えると成人の日は若い新成人をお祝いする日というだけではなく、成人になってから以降、自分がどんな経験を積み上げて来たかを振り返るのにふさわしい日とも言えるかもしれません。「大人の成人式」は20歳、30歳に限った事ではなく、年男や年女に当たる年や40歳など区切りの時に単なる同窓会としてではなく大人になった今だから語れる事を同級生と語る機会であってもいいのではないでしょうか。

また、他の誰かと集まらなくても仕事やライフプランを含めた自分の生き方について振り返ってみてもいいかもしれません。大げさな事はしなくても普段は腰を据えて考えるのを避けてしまいがちな「今の生活は体に負担がかかっていないか」「家計の運営で見直すべき所はないか」といった問題について整理してみると良いかもしれません。

自分が成人であるという理由はなにか、成人の日に自分を振り返って未来への糧にできると素敵ですね。

記事/ケノコト編集部

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