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まめ知識 2019.01.15

「小正月」には小豆でおいしくお正月疲れを労ろう

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小正月は1月15日または14~16日の期間を言います。その時期に行われる年中行事ですが、地域によってどんど焼きやかつては小正月に元服の儀式が行われた事にちなんで祝日の「成人の日」もこの日に当てられていました。

現在、一般的なお正月期間は1月1日から7日までを「松の内」としていますが、かつてはその期間を「大正月(おおしょうがつ)」と呼び、年取りの重要な行事は主にこちらで行われます。旧歴では小正月は新年初めての満月にあたり豊穣祈願など農業に関わる行事が行われていました。

小豆を食べていいのは15日から?昔のお正月の行事食ルール

小正月には小豆粥を食べる、という食習慣が残っている地域も少なくありません。小豆は赤い食べ物で魔除けの力があるとして古くから日本では祝い事によく使われる食材ですね。
実は小正月の小豆粥にはもう一つ謂れがあります。東北などでは大正月が終わる14日までは小豆やお肉を含む赤い色の食べ物はNGとする習慣があったのだとか。15日になって小豆粥を食べる事で日常に戻る、という意味合いもあったのかもしれませんね。

また、小正月は木の枝に紅白の玉状の飾りが付いた枝を飾る習慣があります。団子の生地やお餅を使った物が「餅花」と呼ばれたりしますが、養蚕が盛んだった地域では繭を使った「繭玉」を飾る事もあります。実は養蚕と小正月のお粥にはつながりがあり、中国の伝説で蚕にお粥をお供えすると繭がたくさん得られるという伝説があるのだそうです。小正月の小豆粥を食べる習慣は平安時代には既に行われていたそうなので元々の正確な由来を知るのは難しいようですが、現代まで伝わっているのには色々と理由がありそうです。

体に優しい小豆の栄養。体をいたわるスイーツにも

小豆に含まれる栄養を見てみると意外な事がわかるんです。
小豆に多く含まれる栄養にはまず食物繊維があります。小豆100gに含まれる食物繊維はおよそ17.8g。成人一日の食物繊維の摂取目標が20~25gなので小豆を使ったメニューやお菓子を食べるとかなりの量をカバーする事ができます。
この他、疲労に効果があるビタミンB群やむくみに有効とされるサポニンなど「ちょっと疲れたな…」というタイミングに食べたい食材ともいえますね。

小正月の時期は年明けでなにかと慌ただしかった生活がちょっと落ち着く頃。小豆粥をいただく風習がないご家庭なら「くたびれたな」と思ったら休憩がてら小豆を使ったスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
甘い物を食べてほっとするのは、お砂糖が脳を幸せな気分にさせる成分を含んでいるからだとか。疲れている時に甘い物を食べると次々に手が伸びてしまいがちですが、甘い物を一気に食べると血糖値が急激に上がってしまい体に優しくありません。
小豆は食物繊維を含んでいる分、体にやさしいので適量の小豆を使ったお菓子をゆっくりと味わいながら体をいたわってみてはどうでしょうか。

中国には冬至に食べるお菓子として有名な「湯円(タンイェン)」というお菓子があるのですが、このお菓子は小正月にも食べられるそうです。これは白玉団子の生地に小豆あんや黒ゴマあん、またはお肉などの塩味のあんを入れてゆで、ゆでたお湯ごと器に取って食べる温かいスイーツで、家庭でも手軽に作れます。外国の行事食メニューとして楽しんでみるのもおすすめです。

小豆の菓子を作ったり、買いに行ったりする時間がない、という時はゆであずき(あずき缶)を利用すると便利です。バタートーストに添え、小倉トーストにしてみたりホットミルクに入れてあずきミルクにしてみたりと、手軽にあずきを楽しむ事ができますよ。

日本人は色々な国の風習を年中行事に取り入れていますが、逆に古くからの風習が忘れられかけている事も。暮らしに彩りを添えるエッセンスとしても、ぜひ旧来の風習を知ってみて下さい。

記事/ケノコト編集部

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