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まめ知識 2019.01.23

旬食材『金柑』ー丸くて小さな、おひさま色のフルーツー

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冬の景色はどこかモノトーンの雰囲気があります。そんな中、おひさまのような色の金柑を見ると気持ちがぱっと明るくなるような気がしませんか?お店でも見かけますが、小さな木にたくさん実をつけるのでお庭で栽培されているお家もありますね。

少し前は金柑の食べ方というと甘露煮が定番でしたが、最近はおしゃれなスイーツのトッピングとして使われたり、焼き菓子にまるごと焼き込まれたりした物もよく見かけるようになりました。
金柑は柑橘類の中では珍しく、生で外側の皮ごと食べる事ができるフルーツです。実は金柑の甘み成分は外皮の方に多いのだとか。ほろ苦さと酸味のある果肉とのハーモニーは甘みの強いみかんと比べるとちょっぴり大人っぽい味わいがしますね。

見た目と名前で縁起物としても食べられる金柑。栄養もたっぷり。

金柑の甘露煮をおせちとして使う風習もありますが、見た目が鮮やかな黄金色なので「金冠」の字を当てられて富を象徴する縁起物として取り入れられています。
見た目の華やかさだけでなく、保存のために塩気や砂糖の効いた味付けの多いおせちの箸休めとして甘酸っぱくて爽やかな金柑はぴったりです。

金柑の甘露煮は咳や喉に良いとして民間薬のような形でも愛用されてきました。後に金柑の栄養について詳細に調べられる時代になると意外な事がわかります。実は金柑にはフルーツには珍しくカルシウムが含まれています。そしてもちろん、柑橘類でもあるのでビタミンCも多く含んでいます。ビタミンCはカルシウムの吸収を高める働きもしますのでカルシウムとビタミンCが同時に取れる金柑は骨や歯にうれしいフルーツといえますね。

また、果皮には「ヘスペリジン(ビタミンP)」というポリフェノールの一種も含まれています。ヘスペリジンは生活習慣病予防に効果が期待できるとされていますのでこってりしたものを摂取しがちな冬の食生活に上手く金柑を取り入れてみて下さい。

金柑の食べ方は色々。生、シロップ煮、果実酒など

金柑は皮ごと生食できますが、種が多い事や果実から水分が抜けやすく意外と足が早いので、手に入ったら早めに食べたり料理したりしておきましよう。

金柑の果汁は酸味が強めなのでそれを利用して果汁を絞り、種を除いて薄切りして「なます」の具に加えると果実をまるごとかじるのに抵抗がある人でも果皮ごと食べやすい方法です。同様にサラダのあしらいにしたり浅漬けに加えたりして爽やかな酸味を食卓にプラスしてみましょう。鍋照り焼きを作る時、金柑の皮に切り込みを入れて竹串などで種を取り除き、鍋照り焼きの材料に焼き目を付けた後で金柑をフライパンに入れて蓋をして5分ほど蒸し焼きにしてから照り焼きのタレを加えて仕上げると金柑が美味しい付け合せになります。

保存食の代表としてはやはり甘露煮ですが、和風のレシピだとお醤油を加えます。お醤油の代わりにキルシュなどの洋酒で香り付けすると華やかなシロップ煮が作れます。甘露煮もシロップ煮も、砂糖で煮る時に金柑100g辺り大さじ1程度のお酢を加えるとまろやかに煮上がります。(煮る時間が十分なら酸味はありませんがさっと煮て仕上げる場合は酸味が残る事がありますのでお好みで)
甘露煮もシロップ煮も、煮汁をお湯で割ると喉に良い金柑ドリンクとして楽しめます。

煮込む手間暇をかけられない…という時は金柑の種を取ってスライスし、はちみつ漬けにするのをおすすめします。はちみつは金柑の半分から8割くらいが目安です。そのまま食べたりお湯を注いでホット金柑として楽しんだりしてみて下さい。アイスクリームやトーストに添えてもおいしいですよ。
また、果実酒にした金柑は梅酒の梅のように引き上げた後でそのまま食べたりジャムにしたり、と生とは違う味わいを楽しむ事ができます。

金柑は古くから日本にある食材ですが、もし「食べ方がわからない」という理由で手に取った事がない…というのであればちょっぴりもったいないかもしれません。栄養豊富なフルーツですので、ぜひお好みの食べ方を見つけて楽しんでみてくださいね。

記事/ケノコト編集部

 

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