
キャベツと玉ねぎで作るバランスの良い野菜のスープ
キャベツ・たまねぎ・かぼちゃ・かぶなどの丸い野菜は一番バランスの良い中庸な野菜で、胃や脾臓・膵臓といった体の真ん中にある臓器を養う力をもっています。
中でもキャベツは胃の調子を整えるのに最適な野菜!! キャベツの中に含まれるビタミンUは、キャベツから発見されたため別名「キャベジン」とも呼ばれていて、胃酸の分泌を抑えて胃腸の粘膜を健康に保つ働き、胃腸の粘膜を修復するためにたんぱく質の合成を活発にし、傷ついた粘膜を治す働きなどがあります。
また玉ねぎに含まれるアリシンはビタミンB1と結合しアリチアミンとなることで、ビタミンB1の吸収促進やビタミンB1の働きを長時間持続させる作用があります。玉ねぎを食べてビタミンB1不足が改善されると、疲労回復・不眠解消・集中力アップに役立つ上に、胃の消化液の分泌を活発にして胃腸を強化する作用や、殺菌作用もあります。
この2つの野菜をまるごと全部食べられる「スープ」にすれば、飲むだけで胃の調子が整い免疫力がアップします♪
材 料(4人分)
キャベツ 100g
玉ねぎ 80g
水 800㏄
塩 小さじ1
ローズマリー・ピンクペッパー 適量
作り方
1. 千切りにしたキャベツと玉ネギと薄い回し切りにしたを鍋に入れ、具材がかぶる位の水を入れ、ウォーターソテーにする。
2. 具材が柔らかくなったら残りの水を加え、再び沸騰したら火を止め、塩で味を整える。
3. 器に注ぎ、ローズマリーとピンクペッパーを散らす。
【オーガニック料理を美味しくつくるコツ】
1.パンチの効いたスープに仕上げたいときには、ニンニクのみじん切りをオリーブオイルで弱火で温め、香りがしてきたらキャベツと玉ネギを炒めて水を加えて煮てください。
2.ローズマリーは生のものでもドライでもOKです
心も体も芯から温かくなって中庸になれるスープで胃腸を整えて、秋の味覚を存分に楽しみましょうね。
レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
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ライタープロフィール
1963年東京生まれ。大田区在住。武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。 建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、うどん屋女将を経て、1993年より出版社に勤務。書店営業ののち単行本編集者となる。 家族が西洋医学では完治できない重篤な病に冒され、療養のために10年前からマクロビオティックを実践しはじめる。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。 2012年10月30日にキレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。
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